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先輩メッセージ

「聴きねぇ、聴きねぇ、石松の郷の教育~おばあちゃん研究から、絵本製作、そして町おこしへ~」中村勝芳さん:NIC第3期生(静岡県立吉原高校教諭、カリフォルニア大学デービス校数学・物理学部 卒業、富山大学大学院地理学修士課程修了、静岡県立富士東高校出身

現場を重視し、生徒と共に何かを作り上げる教育に注力する中村さん。
留学したが、一度諸事情により泣く泣く帰国したという中村さん。でも高卒扱いなので仕事がなかなか見つからず、再度渡米。そこで運命の出会いを果たす。相手は日本の大学から研究にきていた地理学の先生。両方とも野球好きだったため意気投合し、色んな話をするうちに「そんなにスポーツが好きなら、私の研究所でスポーツ地理学でもやってみてはどうか」と薦められ、また「そのためにも、ちゃんと卒業しなさい」と励まされた。その甲斐もあって無事に卒業後、その先生について富山大学大学院、名古屋大学大学院で学ぶことに。

そうしているうちに、先生になりたいという気持ちが芽生えた。自分のいいところを見つけて、人生の目標を見つけさせてくれた、その先生のようになりたいと思ったという。
そして無事に教員免許を取り、愛知県の森町にある高校に赴任。ポリシーである「教育は現場で起きている」を元に、生徒に地元の一人暮らしの高齢者宅を訪問させて話を聞かせた。そんな活動は「森のおばあちゃん研究会」として話題となり、関わった生徒たちのほとんどが地域社会に貢献する仕事に就きたくなったという。

そのうち卒業が間近に迫ったため、何か森町に貢献しようという話になった。人口2万人の町であるが、そこには「森の石松」という有名な話が残っていることに着目。町興しのために、これを資源に何かやろうと考えたところ、みんな名前は聞いたことがあるものの、石松がどんなことをした人なのかは誰も知らなかったため、では絵本を作ろうということに。海外でも読んでもらえるようにと英訳もつけた。それがニュースとなり、あれよあれよというまに出版化。その資金の半分は地域の方々が募金でまかなってくれたという。いまでは数千部が売れ、海外からも購入依頼が届くほとに。そしていま中村さんは別の学校に赴任。そこは「かぐや姫」の地元だという。

「また一から企画書を書いているところですよ(笑)」

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