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同窓生インタビュー

<2007年秋>
福井彰秀さん NIC第16期生 徳島県立富岡東高校出身
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校演劇学部演技科4年 08年12月卒業
California State University - Long Beach BA in Theatre (Acting)


◆乗り越えなければならない『壁』


幼少時代から、人とはよく考え方が違うと言われていた。
「まわりの人は皆外国で学びたいという気持ちがあまりなかったのに、自分は中学生くらいの頃から海外で何かをしたいという夢があった。弟は今でも街で外国人をみると逃げ出してしまうくらいなんです。」そういう保守的な片田舎で育った彰秀さんは、この日も大学裏のビーチでMovementの授業を受けてきたという。

「今日は突然先生が『ビーチで授業をやろう!』って言って。。。みんなで車に乗ってビーチまで言ってきたんです。終わってからそのままバーベキューまでしてきました。」

ロングビーチでは、悩む日々が続いている。
「挫折というわけではないのだけれど、『自分』というパーソナリティって何なのか、自分の感性やものの見方をどう表現していくか、自分はどういった俳優に向いているのか、いろいろなことに悩みだして。役者になりたいと思いながら、今まであまり細かな人間観察をしてこなかったので、そのつけが今来ているような気がして。。。」

ロングビーチは映画学部が有名で、役者志望の学生もたくさん入学してくる。クラスでは毎週のように課題が出され、つい最近も2分間の芝居の脚本と演出を担当したばかりだ。

「アメリカ人学生とのレベルの差は感じないのですが、コミュニケーション力の重要性は痛感しています。Directingといって演出の授業もあるのですが、表現力不足のせいで、自分がこうしたい、と思うことが役者に伝わらない。あとから『こう言えばよかった。』と思う毎日です。でも演技の勉強はとても楽しい。」

乗り越えなければならない壁は多いが、卒業後は、アメリカに残って、働きたいながら、演技の勉強を続けていきたいという彰秀さん。
「今は勉強とアルバイトで忙殺されているので、卒業したら、世の中をもっと見てみたいと考えています。」

◆もっと『本気』で頑張りたい

「単純なことですが、好きなことに対して前向きに頑張ることで、少しずつ道は開けてくると思います。」というメッセージをくれた彰秀さんは、

「他の学生はどうですか?」と、他のNIC生の様子が気になる様子。2、3時間の睡眠時間で頑張っている人もいる、と話すと、

「自分も頑張っているつもりでしたが、まだまだやれる気がしてきました。もっと『本気』でやります。」

最後は、夜10時のフライトでフィラデルフィアに向かう筆者をロングビーチからロサンジェルスの空港までわざわざ車で送ってくれた。

人生は短い。誰がなんと言おうと、やりたいことをやったもん勝ちである。


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