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同窓生インタビュー
NIC Interview 2007 SUMMER in U.S.A. 厳しさの先に、夢がある、海外進学
青木 健介さん NIC第18期生 大検
ネバダ州立トラッキーメドウズ・カレッジ教養学科 (07年12月卒業予定)
Truckee Meadows Community College AA in General Studies
「24歳からの挑戦」 |
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大学で学ぶ傍ら、学内のChild Care Center(保育園)で保育士のアルバイトをしている健介さん。
「自分にとっては『留学すること』がゴールで、学歴はあまり重視していなかったんで、他の学生よりモチベーションは低いかも知れないんですけどね。」それでも平均成績は4段階で3.75と、ほとんどオールAに近い成績を維持している。
「まあ、やっぱり勉強するなら、CよりはAがいいかな、と思って。。。 勉強自体は、NICでの1年間の方が厳しかったですよね。」
高校は2年で中退した。家庭内の不和やいくつもの困難を経て、24歳でNICに入学した。NICでは、1年間新聞奨学生をやりながら、HBという一番下のレベルから這い上がった。
「今は、『生きているだけ』で気持ちいい。朝起きて、歩いて、学校行って、そして帰るだけで楽しい。」
「日本にいたときは『現状に満たされていないからこその頑張り』だったけれど、今は本当の意味で自分のために頑張る、自分の幸せのために頑張っている実感があるんです。」
NICに入学する前は、縁日で出店を出す仕事もしていた健介さんは、大学の夏祭りで日本の文化紹介として、焼き鳥屋を出店したが、さすがは元プロ、その味が口コミで広まり、瞬く間に行列ができ、完売したという。「NICの先輩で、リノでパイロットをしている大澤さんも来てくださいました。残念ながらその時にはもう売り切れでしたが(笑)。」
リノは、どこに遊びに行くにしても、1時間以内で大自然と触れ合える。「自然が豊かで、太陽がまぶしくて、人口密度も薄いので、精神衛生上、とてもいい。心に余裕が生まれて、自然と人にやさしくなれる空間があるんです。」遊ぶにしてもお金がかからず、バスで乗り合わせた見ず知らずの人や運転手もフレンドリーで明るい。「Happy指数がとても高い(笑)」
NICにいた時からアメリカで焼き鳥屋をやるのが夢といっていた健介さんは、今でもその夢を捨てていない。「リノにはすし屋はあるんですけれど、ラーメン屋も居酒屋もないので、やったら成功すると思うんですが(笑)。今は、父親からも一緒に仕事をやらないかと誘われているので。。。 卒業後のことはじっくり考えているところです。」 許されるならばリノに骨を埋めたいという。
銀行から250万円、父親から100万円を借りて留学した健介さん。
「借金してまでもリノに来てよかった。」
卒業後もリノで働くのが当面の希望だが、「まずは借金を返してから。」と屈託なく笑う。
「今が人生で一番幸せ」という健介さんは、スノボもテニスも、人生で初めてやったのがこのリノだった。「24歳からの挑戦」は、日本で悩む同世代の人々にも勇気を与えるだろう。 |
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