先輩からのメッセージ

がんばりが結果にそのまま結びつく

PROFILE

大橋 慶子さん

NIC 第19期生 愛知県・滝高校出身
カリフォルニア大学バークレー校 自然資源学部 分子毒性研究学科 University of California Berkeley BS in Molecular Toxicology

アメリカで医療を学びたい

高校時代は漠然と医学部を希望していたが、「アメリカの医学教育」という本に出会い、アメリカで医療を学びたいと強く願った。

NICでは、勉強だけでなく、チアリーディング部に所属していた。
「NICは、本当に楽しかったです。同じ目標をもった仲間に出会えて、モチベーションがあがりました。一生懸命勉強したことがそのまま結果に表れるので、やりがいがありました。」

修了後は、カリフォルニア州立ディアブロバレーカレッジ(DVC)に進学。無機化学でひとつBを取った以外はすべてAをとった。GPA3.94で09年9月よりバークレーに3年次編入した。
「アメリカではちゃんとやっていればAは不可能じゃないです。NICで、毎日毎日ハードワークをこなすことに慣れていたので、こっちに来てからも、有機化学、微分積分、物理、一般生物と大学で一番大変なクラスでもAを取れました。朝から晩まで毎日勉強していました。でも、Aを取れたときの充実感は何にもかえられないですね。要は授業をちゃんとノートにとること、サマライズ(要約)すること。教科書を欠かさず読むこと。わからなかったら教授や友達に質問するのを怠らないこと。NICで学んだことそのまんまです。」

DVC在学中は学生会の役員もやった。
「高校の生徒会みたいに、皆の前で演説をやったり、各クラスを回ってアピールしたり。。。おかげで、立候補した人たちの中で最多票を獲得したんですよ(笑)。でもこの時あまりにもがんばりすぎて帯状疱疹がでました。政治家の方々の苦労がわかりました(笑)。」

Pharmacist(薬剤師)への夢

バークレーに編入し、今学期は4科目を履修、一つだけBであとはすべてA、A+をキープしている大橋さんはすでにPharmacy School(薬学部大学院)からも面接の依頼が来ている。
「薬学部の大学院は3又は4年間でPharm.D(薬学博士号)を取るというものなのですが、別に大学を卒業していなくても、必修科目を獲っていれば受験できるんです。でも私は学士号をちゃんととってから進学しようと思っているのですが。。。」

バークレーでは、勉強以外にも、Pre-Pharmacy Societyという薬学大学院を希望する学生のサークルにも所属している。
「この前はUCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校:アメリカで一番評価の高い医療系専門の大学院大学)のメンタープログラム(在校生が実際にマンツーマンで相談に乗ってくれるプログラム)にも合格して、サンフランシスコまで行ってきました。」

夢は、もちろんPharmacist。
「もちろん病気の人を助けたいというのもありますが、アメリカの薬学教育を日本に広めること、そして日本の医療システムをアメリカに広めることも、私の夢です。」