就職活動の体験談

日本では身につけるのが難しい「対話力」を養おう!

PROFILE

福田 純一さん
カリフォルニア州立大学チコ校経済学&応用数学科卒業、ニューヨーク州・コロンビア大学院統計学修士課程卒業 / 静岡県立掛川西高校出身 / NIC第15期生

大和証券キャピタル・マーケッツ株式会社
アジアを代表する金融機関へ

NICでの思い出

NICでは教養課程のコースをいくつかとっていたのですが、Humanitiesというコースの先生が非常に分かりやすく世界の芸術の歴史や成り立ちについて説明してくださり、芸術に対して興味を持つきっかけになりました。

私の就職活動

就職活動は、留学生活最後の年の10月にボストンで行われた留学生向けのキャリアフォーラムで始めました。キャリアフォーラム中に何回か面接を行い、その場で内定をもらえる企業や、後日合否のメールが来る企業、さらに日本で最終面接を行う企業(通常は学生が冬休みになる12月に行う)など内定の出し方は様々でした。

もともと大学で学んだ金融の知識が生かされる証券会社に入社しようと思っていましたが、さらに日系か外資系かを考えた時に、長期的な視野で人材を育てる日系企業にしようと思いました。就職を決めた企業は担当者の説明が非常に分かりやすく、どのような業務を行っているかを克明に知ることができたため、その企業に就職することにしました。

私が就職活動をしていた時は、日本に戻る、アメリカに残る、またはその他の英語圏で働くという選択肢がありました。働く場所の選択肢が広がるという意味で留学は良かったと思いました。

グローバルで通用する「対話力」を養うために留学は絶好の機会

近年日本の企業がこぞって活動の拠点を海外に移していき、グローバルな舞台でも活躍できる人材が求められています。私は、このような人材はただ英語が話せるだけではなく、多様な人種の中で、その多様性を受け入れ、自分の価値観や意見を相手に伝えるなど、対話を行っていける人物だと思っています。しかし、日本で生活していると、言語や価値観がほぼ均一なため、言語も価値観も異なる人々と行動を共にする機会はほとんど無く、対話する力を養っていくことは不可能でしょう。国際的な舞台での対話力を養っていくためには、海外留学という道は絶好の機会ではないでしょうか。