第27期生メッセージ集【大阪校編】

自分と関わったすべての人へ

自分には全く誇れるものがなかった。なにもかもが中途半端で、いろいろな習い事を始めてはやめていった。後悔だらけの人生。いつも、あのときあぁしていれば、あそこでこうしておけば・・・と過去の自分を恨んで生きてきた。なぜか、本当にやりたいことからはいつも逃げてきた。

高校3年になり自分の将来のことから逃げられない時期になって初めて、自分の未来について真剣に考えた。自分に見えた未来は、とても退屈で平凡なものだった。そこで初めて危機感を覚えた。「ここで変わらなければもう二度と変われない。」必死で自分の未来の居場所を探した。そこで見つけたのが、NICだった。ここはまさに自分の求めていた場所そのものだった。ここに行こう、という意志は日に日に強くなっていった。両親にそのことを伝えたとき、とてもびっくりされて反対された。日本の大学ではだめなのかと何回も言われた。半年間話し合いを続けた結果、最後は両親もいくことを許してくれた。

このとき生まれて初めて、両親とちゃんと、向き合えたと思う。お互いすごく泣いたし、きっちりと話をした。両親がどれだけ自分のことを考えてくれているかということも気づけた。

ここで自分は、初めて自分の本当にやりたいことから逃げずにちゃんと向き合うことができた。今までだったら、きっとすぐに諦めていたと思うから。NICにはそれだけの魅力があった。NICに入ってからも、色んなことが変わった。

本当に毎日が充実している。友達は、みんな自分のダメな性格を理解して受け入れてくれて、毎日全力で笑って過ごせている。自分が夢を持つことができたのも大きな変化だ。観光学を専攻して将来はテーマパークなどで働いてお客さんの笑顔、みんなの笑顔を見たいと思っている。

そしてNICに来てなにより変わったことは、今まではずっと逃げてばっかりだった自分の過去が嫌でしかなかったけど、その後悔しかないはずの過去にも感謝できるようになった。その過去がなかったら、多分自分はここにいないから。こんなに楽しい毎日を送れていないだろうから。その他にも、自分と関わってきたすべての人、家族、友達、先生たちにも、感謝したい。じぶんを支えてくれて、本当にありがとう。大好きです。

PROFILE

Masaya Kawashita
大阪府立岸和田高校