第27期生メッセージ集【大阪校編】

このメッセージに目を留めたあなたへ

「NICの課題、大変そうだね。生きてる？（笑）」
高校時代の友人に、そうからかわれた。
ばかにしているのかな、と腹が立った。
NICでの死ぬほどの勉強生活＝死んだような生活、と考える人がいる。
あの場で言い返すことはしなかったけれど、でも、それは間違っている。
現に私は、日々充実して生きている。
なんとなく大学に行って、勉強もそこそこにサークル活動やアルバイト、飲み会をしているだけの人たちとは違うのだ。

中学校までは、私も手を抜いていた。
高校に上がっても、試験でいい点数を取るための勉強、意味のない丸暗記ばかりしていた。
中でも英語は、中学一年生でつまづいて以来、苦手だった。
英語を話している自分なんて想像もできなかった。
それでも、向き合うと決めて、NICに来た。

生まれて初めて勉強した。
多すぎる課題、難しい課題に涙が出ることもあった。
でも、妥協したことはない。
負けず嫌いとは、少し違う。
NICには、自分よりもはるかに英語のできる同級生が何人もいる。
そんな人たちを見て過去の自分を反省しこそすれ、勝ち負けという言葉はやはりしっくりこない。

お互いを比較し合って、勝ってやろう、負かしてやろう、という意識でやっているわけではないからだ。
やれるところまでやろう主義で、ベストを尽くすのみ。
そうすれば、少しずつでも差は縮まってくるはずだ。

自分の意思でNICに来たからには、他のことを我慢してでもそれをやり遂げる。
今まで部活や習い事などの責任を放棄してきた自分にとって、初めて背負った責任感は重いけど、後悔はしたくない。
達成する喜びを、どうせなら最大限に味わってみたいから、無遅刻無欠席、TOEFLでの目標点も突破して、卒業する。

それ以上先の夢は、まだ決まっていない。
でも、一番近い目標は、誰かの目標になること。
Mio Komatsuのようになりたい、と憧れられる人になること。
自分が自分のことを頑張って、その結果、他の誰かの気持ちを動かすことができたら素敵だと思うから。

それから、いつも応援してくれている母を幸せにすること。
普段は照れくさくて言えないけど、ありがとう。
このメッセージを書きながら宛先は誰なのかなと考えたけど、宛先は私のメッセージに目を留めてくれて、その人たちの心にNICにこんな人がいたんだなと残ってもらえれば大満足です！