第27期生メッセージ集【大阪校編】

日豪の両親へ

幸福なことに、私には二つの家族がいます。
私が初めて海外に行き、異文化に触れたのは中学校三年生の春休みでした。高校受験で失敗して落ち込んでいた私に、母が、一週間のオーストラリア留学を提案してくれました。初めのうちは、英語が好きではなかったので、あまり乗り気ではありませんでした。しかし、私のホストファミリーはすごく心優しくて、すぐに打ち解けることができました。初日から素足でスーパーに入るという異文化を体験させてくれたりもしました。そんな環境のなかで、それまで自分がいかに小さな世界で、小さなことに悩んでいたかに気がつきました。ホームシックになんて一度もなりませんでした。

高校に進学し、国公立大学進学クラスに入っていたこともあり、英米学部がある国立大を目標に勉強していました。しかし、高校二年のある日、友人が一冊の学校のパンフレットを見せてくれました。それが私とNICとの出会いです。敷かれたレールに沿って日本の大学に行って、四年間遊んで過ごすことだけは嫌でした。NICのパンフレットを食い入るように読んで、私の理想の英語学習環境がそこにはあると確信しました。夢を語る先輩方はとても輝いていました。

NICに入学して、バイトと勉強の両立という課題が生まれました。タイムマネージメントが不得意ながら、二学期の終わりまでその生活を続けてきました。NICに入って「ハードbut楽しい」生活を送っていくうちに、私の夢にも変化がありました。一学期までは経営学部を卒業し、ただ単に起業することが目標でした。しかし、今では、開発学を学び、Socialentrepreneur(社会起業家)になることが目標です。お金を稼ぐだけではなく、社会、特に発展途上国に貢献すること。私の第二の故郷であるオーストラリアで学びます。

オーストラリアのWingateファミリーへ
暖かいあななたちのおかげで、英語が大好きになり、今の私があります。とても感謝しています。

両親へ
ママ、いつも相談に乗ってくれて、軌道修正してくれてありがとう。普通のお母さんじゃなくて良かった。(笑)パパ、私が留学することを、最初は心配していたけど、今では支えてくれてありがとう。今の私が楽しく日々を過ごせているのは、日豪の両親のおかげです。

PROFILE

Miyu Ogata
福岡県・筑陽学園高校