第27期生メッセージ集【東京校編】

若者達へ

挫折・悔しさ、それらは自分から何らかの働きかけをしなければ感じることができない感情です。無関心・無感情・無知、現代の若者の大きな特徴と言われています。

そしてほとんどが型にはまったエスカレーター式の社会でしか物をとらえることができません。今、日本という、物が豊富な世界に生まれて、たくさんのチャンスがあるのに彼らは自動的に回避して、いわゆる普通と言われる道に進みます。なぜ彼らは外の世界に飛び出してみようと思わないのでしょうか、そして集団で好んで同じ殻の中に留まろうとするのでしょうか。

私は彼らに伝えたいです、外の世界を知り、自分で道を切開いていくことの素晴らしさを。そのプロセスを学ぶことで、徐々に自分とは何か、アイデンティティを理解します。誰しもが必ず各々の未来予想図を手にしているはずです。しかしそれに気づき実現させようとする人はわずかしかいません。“夢を持つことが立派なのではなくそれを叶えようとする過程の中で何かを感じ、変化していくことが大事なのである。しかしこれらは自発的行動からしか生まれない。”と、成功者は言います。

この小さな学び舎で勉学に励むことは私の人生において、一つの過程です。しかし、この過程は私に数多くの感情を教えました。そこで、今の私の変化を言葉にしろと言いますが、それは、エッセイの締め切りとスピーチが明日と、言われることと同じくらいの動揺を与えます。しかし、強いて言うのであれば、授業日、寝坊した時に、心で、大きな“後悔”を感じることが出来るようになったことです。

PROFILE

Miho Hisa
福島県・県立磐城桜が丘高校