第27期生メッセージ集【東京校編】

今を生きる皆さんへ

私の将来の夢は、この世界をすべての人が幸せだと思う世の中にすることです。不可能だと思った方、それはなぜですか?私にはこの夢を想像することができます。
そして、“If you can dream it, you can do it.”(人に想像できることは、実現できる)とウォルトディズニーが言っていました。すべての人にそれぞれの“幸せ”があり、それは私の思う“幸せ”とは違うものでしょう。それでいいのです。それでこそ人間一人ひとりの違いであり、素晴らしい個性が現れるところなのですから。

私のこの夢を実現する上で最も重要なのは、対話です。私は、出会った方々と話をしていくことで、皆さんの個性を感じ毎回感動します。この通信技術が発達した世の中で、一対一で面と向かって対話をする機会は少なくなってきているでしょう。しかし、相手の表情、仕草、声のトーン、目の動きなど、人間が無意識に得ている情報は直接の対話にしかないものだと思います。この、話すことの重要性はNICで私が学んだことのひとつです。

私がNICを選んだ最大の理由は、他人のやらないことをやりたいと思ったからでした。そして実際NIC生になり、素晴らしいたくさんの出会いに恵まれ、私は変わりました。私の中で、まるで栓を開けたシャンパンのように、さまざまな新しい考えがあふれ出し、とどまるところを知らないのです。人間の可能性に限りはないということも知りました。自分が生まれて、今生きているのはなぜか、今なら説明できます。他人の意見を理解することの大切さも学びました。今は自分がこんなにも変われたことに、とても感謝しています。

皆さんは自分に栓をしていませんか?自分はこの程度なんだ。あの人はすごいな、でも自分には無理。違います。あの人にもできるなら、自分にだってできる。同じ人間なのだから。同じように手足も筋肉も脳もある、無いのは経験値だけ。やりたいと思ったことはやるべきです。それに興味をひかれているのは自分自身であり、ほかの誰でもありません。そして実行に移せるのも、それを自分に体験させることができるのも自分しかいません。あきらめたらそこで終わりです。でも、あきらめなかったら?人間はどこまでたくさんのことをできるようになるのでしょう。人は考え方ひとつで変われます。このまま一生つらい思いをして過ごすか、自分の人生を思いっきり楽しんで過ごすかは自分次第なのです。

PROFILE

Madoka Yoshino
群馬県・県立中央中等教育学校