第28期生メッセージ集【大阪校編】

昔から未来へ

小学2年生の時、父親の仕事の関係でタイに移住することになった。小学生の娯楽といえば、ゲームなりテレビなどで楽しんでいたと思うが、テレビはNHKしか繋がっておらず、ゲームはまんざらだ。しかし、タイでの経験は本当に自分の世界観を変えた。外で体を動かしたり、本をたくさん読んだからだ。マンションの遊び場ではインド人の年上の少年たちと小学生レベルの英語で会話してサッカーをした。
本は私に歴史や地理の楽しさを教えてくれた。

そのような環境で育った私は、小学校卒業と同時に日本に戻り、中学校、高校と進学した。しかし、大学受験に失敗してしまい、どうしようか途方に暮れたとき、ふと留学という言葉が頭によぎり、タイにいた頃の友達に連絡を取った。その時NICを知り、留学したいという一心で入学した。タイにいた頃、まともにインド人と英語で会話できなかったが、もし昔の自分が英語をぺらぺらに喋れる自分を見たら、どれだけ格好良く見えるだろうか。

今は先生と話が噛み合わなかったり、宿題に悩んだりするが、ユーモア溢れる先生、面白いNIC生、生徒会主催の行事などいつも楽しい日々を送らせていただいている。まさかこのようなことにはなるとは1年前まで思わなかったが、今は海外で歴史を勉強できることを楽しみにしている。

PROFILE

Hirotaka Tamae
大阪府・大阪府立泉陽高校出身
カリフォルニア州立ビュートカレッジ進学