第28期生メッセージ集【東京校編】

自分らしく/感謝

自分らしく

みなさん、自分らしく生きていますか?

一年前の自分は部活の人間関係に疲れ、毎日逃げ出したいと思って生きていた。私の取り柄の笑顔も消え、目標や夢もなかった。

そんなある日、授業中に教授が「君たちのやりたいことは何?どんなことをしたいの?」と私たちに問いかけてきた。何気ないどこでも聞かれるような質問だけど、私の心に突き刺さった。このまま無駄な時間を過ごすのは嫌だ、自分が納得できる生き方をしたいと強く思った。自分は何がしたいのか、どんな人間になりたいのか。
自分の中で自問自答している中で、世界で活躍する人間になりたいと思うようになった。

私の弟はNIC27期生です。ヘッドスタートが始まった時に何年間も英語に全く触れていなかったから、授業についていくのが大変で精神的に追い込まれた。そんな時、心の支えになってくれたのが弟の昌平だ。毎日のように部屋に来て様子を見に来てくれて、分からないこととかも教えてくれた。27期生として生き生きとNICで自分らしく過ごしている昌平は私にとって憧れの存在だった。

NICは私にとって、自分らしくいられる大切な場所です。NICに入学するまでは、まわりから変な目で見られるのが怖くて、ずっと友達の顔色をうかがっていた。それが自分にとって、息苦しくて何度も体調を崩した。NICはみんな個性が強く変わり者だからこそ、みんなと違うのが当たり前で、人の個性を否定する人なんていません。ありのままの自分を出してもいいのだと思えた時、今まで背負っていた重みが一気になくなった気がしました。課題が多く困難なことにぶち当たることもあるけれど、NICに出会い、かけがえのない仲間と過ごせる日々が毎日楽しくて仕方ありません。

私の夢をいつも応援してくれる親、心の支えになってくれる兄弟、かけがえのない大切な仲間、英語好きにしてくれた先生、親身に相談にのってくれるスタッフの方々、わたしをここまで支えてくれたすべての方に感謝を伝えたい。(写真: 左)

PROFILE

Momoko Ige
東京都・東京都 多摩大学目黒高校出身
国立山口大学休学中

感謝

16歳の頃、2週間スタンフォード大学に留学し、リーダーシップについて学ぶというプログラムが学校でありました。その当時、留学に全くもって興味がなかった自分に、親友が誘ってきました。英語が嫌いで乗り気ではなかったのですが、親友がしつこく誘ってきたので行くことに決めました。初めての海外ということもあり、自分が見てきた世界とは大きく異なりました。特に教育では日本の大学生とは違いみんな必死で卒業するために勉強していました。高校での2週間の留学が自分を海外の大学へと導きました。NICに入学するために高校中退すると決めたとき、心無い同級生には受験から逃げるためだろとか馬鹿にされ、担任はあまり快く相談には乗ってくれませんでした。それでも一人の先生だけは留学する事について真摯に相談に乗ってくれました。

もしあの時親友が誘ってくれてなかったら、もしあの時相談に乗ってくれる先生がいなかったら、いま留学をしようとは思わなかったでしょう。

今まで人生で一番つらかったことは何ですか? NICの面接で聞かれたのを今でも覚えています。その時緊張のせいか何も思い浮かばず、「部活が大変だった」などと心にもない事を言いました。渡米してから三か月が経った時に、アメリカ人の友達に星空を見に行こうと誘われました。星空を見ながら、What is the worst time of your life? とNICの面接で聞かれたのと同じようなことを聞かれました。少し冷静になって考えてみるとある事が脳裏に蘇りました。それは両親がとても苦労していた時です。幼いながらに親が仕事や子育てで疲れて喧嘩をしょっちゅうしているのに気が付き、このままどうなるのだろう?と毎日不安でいっぱいでした。そんな両親の姿を見るのが一番辛かったと言いました。これが人生で初めて自分の辛かった過去を伝えた瞬間でした。

一生懸命身を削りながらも自分のことを育ててくれた両親、そして辛かった時期を一緒に寄り添ってくれた兄弟。そんな家族がいなかったら自分はここまで来られなかったと思います。この感謝を忘れず自分の目標に向かって頑張ります。(写真: 右)

※27期生のShohei Igeさんは、お姉さんと「My Mission東京校編」に一緒に載るためにアメリカから原稿を送ってくれました。

PROFILE

Shohei Ige
東京都・NIC高校部卒業(東京都 広尾学園高校から編入)
2015年8月に渡米、現在カリフォルニア州立ディアブロバレー・カレッジ在学中