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同窓生インタビュー

<2005年初頭>
西澤佑香さん NIC第17期生 熊本学園大学付属高校出身
2005年6月 ネバダ州立大学リノ校経営学部進学

思っていることは実現する  〜悔いのない人生を送るために

◆高校受験で変わった進路

高校時代に1年間、オーストラリアに留学していたという西澤さんは英会話には苦労しない。もともと日本の大学に進学する気はなかったという。
「高校受験で公立の志望校に落ちたんです。それでそのとき『もう海外に行こう』と決めたんですよ。父が仕事の関係で頻繁にアメリカ出張をしていて、いつも『英語には力を入れておいたほうがいい』と言われていたこともあって…。」
「高校は交換留学も盛んで、アメリカに姉妹校もあったんです。本当は私もそこに行こうと思っていたんですけど、寮がなくなってしまって行けなくなったんです。だから英語科の先生から留学プログラムを紹介してもらい、高2の1月から10ヶ月間、オーストラリアの高校に行きました。」
そこでホームシックにかかり、英語力にも不安を感じた西澤さんは、アメリカの大学に進学するための準備期間が必要だと感じ、インターネットで検索。NICを見つけた。
「ちょうど日本でも父がNICを見つけていたんです。電話で話していて『同じだ!』って。」

◆遊びと勉強の両方が充実しているNIC

ホストファミリーから日本のことについて色々聞かれても上手く答えられなかった西澤さんは、日本のことをもっと知るためにも東京での1年間は大事だという。
「政治とか文化とか、知らないことが多すぎて…。それにやっぱり日本の真ん中の東京で生活してみることって大事ですよね。テレビだと危険なイメージしかなかったですけど、実際はそうでもないこともわかるし…。」
大学生の兄と一緒に暮らしている西澤さんは、夏前に一度身体を壊してしまった。
「食生活が不規則だったんです。コンビニばかりで…。だから最近はちゃんと自炊をするようにしています。スーパーに行って、野菜を買ったりして。」
NICでも2学期目から一般教養課程を取っているため、時間割は不規則。でも、こちらも上手くバランスを取っている。
「空いている時間は図書館で勉強してます。あとチューター(学内家庭教師)のアルバイトもしてるんですよ。エッセイを見てあげたり、英会話の相手になったり、宿題をチェックしてあげたりして、楽しみながらやっています。自分も勉強になるし、友達にもなれるし、いいアルバイトですね。」
Humanities(美術史)のクラスでは美術館などに行ってレポートを書くことが多い。
「各時代のアートを観て、その時代を知るという趣旨の授業なんですけど、面白いんですよ。それまでアートなんて、ほとんど興味がなかったんですけど、それぞれの作品から色んなことがわかって…。」
でも一番好きなクラスはコンピューター。
「先生が面白いんです。いつも一人でハイテンションで。笑い声の絶えないクラスですね。」
クラスごとのレポート提出時期が重なると大変だけど、充実した毎日だという。それは日々成長している実感があるから。
「高校のときは遊びと勉強のバランスが取れていなかったというか…。やっぱり両方が充実していると、楽しいと思えるんです。」

◆目指すのはホテル経営者

そんな西澤さんが目指すのはホテルの経営者。小さい頃からよく家族旅行に行き、一番の楽しみが、どんな部屋に泊まるかだったという。
「あとホームステイ中に、ホスピタリティーの授業でホテルのレストランの裏側の見学に行ったこともあるんです。どういう仕組みでホテルが成り立っているのかとか、知れば知るほど益々興味が湧いてきて…。」
最近、ウェディング・プランナーという仕事も面白そうだと感じている。
「私、結婚式に行くのが好きなんです。と言っても、そんなに何度も行ったことないですけど(笑)。思い出ビデオを上映したり、面白いですよね。あんな仕事もしてみたいです。」
いずれにしても、自分の好きなことを仕事にしたいという西澤さんは、いつでも専攻を変えられるアメリカの大学の仕組みも魅力的らしい。

◆思っていることは実現する

半年後の渡米が待ち遠しい西澤さんは、いま自分がそんな状況にいることを少し不思議に感じている。
「私は幼稚園の頃からアメリカ人になりたいと思ってたんです。なれるわけはないんですけど、なんと言うか憧れていたんですね。父からいろいろ話を聞いていたり、熊本で開催されるカントリーミュージックのコンサートに毎年行き、アメリカ人と触れていたこともあったと思うんですけど…。でも小学校のときから塾通いで、アメリカの大学に行くなんていうことは考えてもいなかった。それが高校受験の失敗がきっかけで、今の道に至っている…。最近よく考えるんです。思っていることは実現するのかなあって。」
世の中には、いつのまにか「常識」が出来上がっている、日本に生まれたから日本の大学に行く…。そのことを変に思う人はいない。でも、それは「常識」でも何でもない。自らの心が素直に感じる「思い」を自然にそのまま実現させること。そうすれば悔いのない人生が送れるはずだ。西澤さんが向かっているのは、そんな自然な道なのだろう。



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