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同窓生インタビュー

<2001年>
山崎真司さん NIC第5期生 埼玉県立久喜北陽高等学校出身
ネバダ州立大学リノ校経営学部卒
株式会社ディスコ勤務

失敗してもいいから、一歩踏み出してみる。


Q.どんな高校生でしたか。そしてなぜ留学を選んだのですか。

A.漠然と過ごしてました。高校3年の時は普通に日本大学を経済学部中心に受験して、落ちて浪人。英語中心の予備校に通ってはいましたが、留学を意識したきっかけははんだったのかなぁ・・・・・・細かいことは忘れてしまいましたが、小さい頃からずっと空手をやってるんで、「アメリカで空手をやったらカッコイイだろうな」って思っていたのは確か(笑)。NICをを見学し、外国人の先生が英語で授業しているのを見て、これは本格的だなって驚き、自然と留学志望が固まってましたね。

Q.NICの1年間はどうでしたか。

A.しばらくは先生の言っていることがまったくわからなくて、これは留学どころじゃないぞって悩みました。周りも同じでしたよ。でも、そんな学生を気づかってか、先生たちが天気のいい日には近くの庭園で授業をしてくれるなど工夫してくれたので、ずいぶんリラックスできました。それに、1年間にわたるアメリカ人の先生方との交流で、授業スタイルはもちろん、日本人とは違う考え方やテンポ、感覚になれることができました。そのおかげで、渡米後の人付き合いがスムーズにいったと思います。

Q.アメリカでの大学生活はどうでしたか。

A.リノ校に空手部を創設しました。渡米した年、図書館などに部員募集チラシを貼るところから1人で始め、多い時は30名ぐらいで活動してました。今も健在で、NIC出身者が二代目代表を引き継いでます。本当にアメリカで空手を教え始めたわけですが、そこにはせっかく来たのだから何か自分の足跡を残していこうという思いとともに、実は何かをやらずにはいられない状況もあったんです。というのも、最初の1、2年はアメリカの圧倒的なパワーに押されて自分の存在がすごく小さく感じられ、卒業までやっていけるのか毎日不安でした。それで思い切って空手部を立ち上げたところ、身長165センチの小さな僕に賛同してくれる人が集まり、慕ってくれた。そのうちに自信も付き、信じ合える仲間との出会うことができました。勉強については、特に専門課程に入ったラスト2年間は必死でしたね。平日ひたすら勉強するだけ、重要な授業は録音し、家で聴き直してノートを補足していました。授業中は学生と先生の間でキャッチボールのように発言が飛び交うのでそれについていき、自分の意見を述べるのに精一杯なんですよ。

Q.あなたは変わったと思いますか。

A.当時を振り返ると「熱い!」という言葉が浮かぶほど、すべてに燃えて、全てが充実していました。英語が分からない、食生活が合わないなど、壁にぶつかったこともありましたが、空手も勉強も、やるべきことをやったおかげで悩みを吹っ切ることができ、自信にもつながりました。あの経験は今では心の財産です。

Q.仕事について、また、将来について聞かせて下さい。

A.卒業後帰国し、商社に勤めてコピー機販売の営業を3年弱やっていましたが、9ヶ月前に転職。今は、留学生に日本での就職情報を提供する仕事に就いています。毎年ボストンやサンフランシスコで、日本人留学生対象の企業合同フォーラムが開かれているのですが、そこに起業の参加を呼び掛けたり、学生に声を掛けたりするのが僕の役目。実は留学生の就職に対する意識改革の必要性も伝えていきたい。アメリカ人学生の場合、心理カウンセラーになりたいから心理学部に入り、ビジネスをやりたいから経営学部で勉強するなど、職業と専門が直結している人が多いんですね。そうした将来を見据えた勉強の仕方もこれからの留学生たちには必要だと思います。

Q.高校生のみなさんに、メッセージをお願いします。

A.何でもいいから何か一つ、やってみてください。僕の場合は空手でしたが、アメリカ人が一目置く空手をやったから成功したのではなく、それがサッカーでも、バスケットボールでも、何かを思い切って始めたことに対して周囲は認めてくれたんだと思います。失敗してもいいから、一歩踏み出してみる。むずかしいけど、やる価値はあります



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