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ソフトウェアメーカー in USA

松川由佳
(第4期生)

StarMine Inc
(カリフォルニア州サンフランシスコ)
ソフトウェア開発部
QA Engineer

カリフォルニア大学バークレー校数学部・経済学部(ダブルメジャー)卒
University of California, Berkeley, BS in Mathematics & BS in Economics

島根県立出雲高等学校出身



◆ハイテクブームの真っ只中で

90年代から世紀をまたぐ形で沸き起こった空前のインターネットブーム。その真っ只中で大学を卒業した松川さんは迷うことなくインターネット業界に飛び込んだ。
「特に留学前から目指していた仕事はなかったのですが、卒業後はちょうどサンフランシスコとシリコンバレーがハイテクブームの最中で、なかなか経験できないような機会に恵まれていたので是非コンピューター関係の仕事に就きたいと思ったんです。でも卒業直後は経験不足で希望の仕事には就けず、コンサルティング会社で3年間働きました。その後、新しい機会が訪れて今の仕事に就くことができました。」

◆ソフトウエアがきちんと機能しているかをチェック

ちょっと回り道はしたものの希望の職に就いた松川さん。現在はQAエンジニアとして活躍している。
「QAとはquality assuranceの略です。アメリカのソフトウエアの会社にはQA部門がほとんど必ずあって、ソフトウエアがきちんと機能しているかをチェックするために様々なテストを行っています。当社はファイナンスのデータとツールのソフトウエアをインターネット上で提供しており、私の仕事はそれがスペック通りにまた使いやすいように機能しているかをテストすることです。またテスト期間中は、プログラマーやプロダクトマネージャーとコミュニケーションを取りテストプランを作りテストを行います。」

◆留学後もアメリカに残って働きたいという方へ

留学生の卒業後の就職先として多いのは日系企業。でも松川さんが勤務するスターマイン社は日本とは全く関係ないという。
「留学後もアメリカに残って働くことは可能です。日本企業、日本のクライアントと取引のあるアメリカあるいは外資系企業、当社のように日本とは関係ないけど留学生にもオープンなアメリカの会社などそれぞれにポジションがありますよ。」
そうはいうもののなかなか難しい就職活動。そのコツは?
「留学経験なしには今の会社で勤務する機会はなかったと思いますが、普通アメリカの会社の場合にはインターンの経験と英語力が重要です。3年次からジョブフェア、大学のキャリアセンターなどに出向いてリサーチすることをお勧めします。インターンの経験が卒業後にフルタイムの仕事に結びつくことになりますから。」

◆学生時代からのネットワーキングも大切に

さらにこう付け加えた。
「あと、こちらでは知り合いの紹介が仕事につながる場合がとても多いので、学生時代からのネットワーキングも大切にしてくださいね。ネットワーキングなどというと大げさに聞こえますが、学生時代のテニス仲間から紹介してもらったなんて話はよくありますよ。」
実際、国内外を問わず、希望の職に就ける確率が最も高いのは知人・友人からの紹介だといわれている。そんな希望の職に、しかもアメリカで就いている松川さんの将来の夢は?
「将来は、いつか自分のビジネスを持ってみたいですね。あとは、色々な国を旅行して回ることかな。」
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