◆政府系団体・海外駐在員 ◆キャスター ◆NGO ◆新薬開発 ◆システム開発 ◆アナウンサー ◆気流アナリスト
テレビ局

佐々木彩
(第11期生)

日本放送協会 (NHK)

釧路支局放送部 アナウンス キャスター・リポーター

カリフォルニア州立サンタモニカ・カレッジ教養学科卒
Santa Monica College, AA in Liberal Arts

北海道立釧路江南高等学校出身




◆私が間違えるとすべてが台無し

「『アンカー』・・・。この言葉の意味をとっても深く考えるようになりました。」
そうしみじみと語る佐々木さん。それはこの仕事に携わって初めてわかったことがあるからこそ。「画面に出ているのはキャスターだけ。でもニュースは、原稿を書く記者、それをチェックするデスク、映像を撮影するカメラマン、音声を調整する人、映像の編集、字幕を作る人など、多くの人たちで作り上げていくものなのです。放送する時間がわずか1分であれ、それにかける時間は、想像以上。ですから、『アンカー』なんです。私が間違えるとすべてが台無し。その時の悔しさと情けなさは言葉では言えないほどです。いつも、責任の大きさを感じています。」

◆「人に言葉や映像で何かを伝えること」は人間だけ

それでも、この仕事にはそのプレッシャーをはねのけるほどの魅力がある。それは、「人に言葉や映像で何かを伝えること」は人間だけができることであるということ。それだけに留学経験が生きてくる。
「取材先の人の思いを聞くためには、目を見て話すことや相手の本心を理解すること、また気軽に話して頂ける環境を作ることが大事なんです。私が今まで作ってきた番組、また取材した方々と今でも連絡を取り合ったりしているのは、アメリカ生活の中で培われたものだと思いますね。」

◆大学で何気なく取ったシネマやコミュニケーションのクラス

そんな佐々木さんだが、もともとキャスターを目指していたわけではなかったという。
「大学で何気なく取ったシネマやコミュニケーションのクラスで、『こんな風にして映像やコメントが作られているんだ!』と興味を持った記憶はあるものの、たまたま縁があって今の仕事をすることになったんです。本来興味のない仕事でも、やってみるととっても楽しい!と思うこともあるんです。むしろ、知識が全く『無』のまま一から始めることもいいと思います。何でも挑戦!ですね。」

◆とにかく『あなたらしく』いてください

まだまだ駆け出し中ではあるけれど、この仕事を通して、HIVや性感染症、また福祉の問題についての番組を作り続け、活動をしたいという。そんな佐々木さんからのメッセージ。
「とにかく『あなたらしく』いてください。どんな人にも魅力があるはずです。元気いっぱいなら、元気いっぱいなままのあなたをアピールして、そのままのあなたでいてください。マニュアルで学ぶ事ではなく、日々の生活の中で感じたこと、そして伝えたいことを明確にして突き進んでください。それがこの仕事で一番大事な、何かを伝えたい!という気持ちにつながりますから。」

 Copyrights c 2005- Nevada-California International Consortium of universities and colleges, Japan