◆政府系団体・海外駐在員 ◆キャスター ◆NGO ◆新薬開発 ◆システム開発 ◆アナウンサー ◆気流アナリスト
NGO(Non-Governmental Organizations)

尾崎由嘉
(第6期生)

特定非営利活動法人グリーンピース・ジャパン

キャンペーン部森林問題担当

オレゴン大学環境学部卒
University of Oregon, BS in Environmental Studies

埼玉県立所沢北高等学校出身





◆中学生の頃からの「やりたいこと」

「『環境学で卒業しても、仕事なんかないんじゃない?』と、医者を目指していた留学時の友人に言われたことをよく思い起こします。」そう語る尾崎さんが勤務するのは、環境問題への取組みで世界をリードするNGO(非政府組織)グリーンピース。友人の言葉への反論を身をもって体現している。「私は中学生ぐらいに環境問題に取り組む職に就きたいと考え始め、そのためにはグローバルな視点が必要だと漠然と思って、高校卒業後は留学することに決めました。そのとき以来目指していたことをいま実現しています。やりたいことを思い続ければ、実現させることができるんです。」

◆留学で培った「相手の話を聞き尊重しながらも、自分の考えを主張する方法」

尾崎さんの仕事は、普段の生活では目の届かないところで起きている『環境破壊』の実態を、多くの人に知ってもらい、問題解決を目指すこと。「ただ伝えるだけでなく、代替案を企業や政府に提案する活動もしています。ひとりでは解決できないような問題を、多くの人々と共に可能にしていることが感じられて、毎日が充実していますね。」
そんな活動の上では、様々な国の人々と会い、妥協せずに考えを主張しなくてはならない場も多く、授業で行なったプレゼンテーションやディスカッションの経験がとても役立っているという。「相手の話を聞き尊重しながらも、自分の考えを主張する方法を、留学時に学べましたね。」

◆他国では自然が壊れ、人々から平穏さが奪われるような環境破壊が起きている

日本では豊かで平穏な生活が当たり前の一方、他の国や地域では自然が壊れ、人々から平穏さが奪われるような環境破壊が起きている。「そのことを、更に多くの人に認知してもらい、日本国内でのNGOの役割を理解してもらえるように、今の仕事に取り組み、また、ほかの場でも経験を生かせるようになっていきたいです。」それが尾崎さんの当面の目標だ。

◆自分が何をやりたいのか、どんなことに興味をもっているのかを頭に描くこと

「NICは、違う言語で学ぶという留学前の貴重な準備期間でもあり、留学後にも信頼して相談し合える友人との出会いの場でした。」と語る尾崎さん。
「漠然とでもいいので、常に、自分が何をやりたいのか、どんなことに興味をもっているのかを頭に描いていれば、どんなこともこなしていけるし、それに近い道へ進んでいけると思います。是非みなさんも早くやりたいことを見つけて、それに向かって頑張って下さい!」
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