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平野克弥さん

平野 克弥Katsuya Hirano

鹿児島県立武岡台高校出身 広島市立大学中退 / NIC第26期生(大阪校第2期生) / ネバダ州立大学リノ校 健康科学部 2016年12月卒業

大阪校第2期生 修了式代表スピーチ

“なぜ学ぶのか”を知った1年間

朝起きて、眠たい目をこすりながら、学校に行く。学校へ着き、NICの掃除をしている未紀子さん(Japanese Staff)と、朝一番のあいさつを交わす。教室に行き、宿題を自分が本当に終わらせているのか、再度チェックし大丈夫なことに少し安堵する。授業はあっという間。
刺激的だから。授業が終われば、そのままNICを追い出されるまで宿題をする。まだ実感はありませんが、このような慣れ親しんだ日々から今日でお別れです。そして皆さんとも。少し寂しくなります。

私のNICに来るまでの人生は、敷かれたレールの上を進んでいた様なものでした。「日本の大学に行き、就職をする。」それが当たり前だと思っていた私が、日本の大学をやめ、親の反対を押し切ってここへ来ることへ不安がなかったとはいえば嘘になるでしょう。しかしそれと同時に未知の世界へ踏み出すことへ期待を胸に抱いていたのもまた事実です。

この一年間は人生の中で紛れも無く最もハードで、それは自分の想像以上でした。次々に出る宿題の数々。学生会としての役割。自炊生活。もし手を抜けば、成績は下がり、また、イベントを開いてもみんなに楽しんでもらうことができない。しかし、この道を選んだのは自分自身であると考えれば、睡眠時間と体重をけずってでも、やる甲斐がありました。余裕がない分、ボロが出るときもありました。ささいなことでケンカもしました。逃げようにも、このキャンパスでは、みんなとの関わりを避けるには狭すぎました(笑)。しかし、その分お互いが互いの欠点を受け入れ、支え合い乗り越えてきた一年だったのでは、とも思います。「人間の内面を重んじ、その価値を認める」。すべてにおいて完璧な人などいない世の中で、このことがいかに重要か、気づかされました。ここで出会えた尊敬すべき友人たちは私にとってかけがえのない宝です。特に学生会のメンバー9人と共に2期生を盛り上げるために尽力して来たことは、私にとっては幸せなことでした。

ところで、みなさんはなんのために「学び」ますか?
将来の夢を実現するため、教養をつけるため。それぞれの理由があることでしょう。私はNICに来て、なぜ「学ぶ」のか、その一つの理由を見つけることができました。

私は学ぶことを通して自分にとっての常識を壊したいと思っています。そしてそれは私にとって2つのことを意味します。一つ目は自分の世界を広げることです。私はこの一年でどれだけ自分の知らない世界があるのか知りました。NICでは友人とのディスカッションや多くの記事を通して新しい情報、革新的なアイデアに触れる機会が多々ありました。日本の教育の中で、マザーテレサやガンディーを批判的に見る機会があるでしょうか?私たちが日常で使っている石油で途上国に住む人々の生活や自然を壊している事実に真剣に目を向けることがあるでしょうか?何気ない顔で生活を送っていた自分が怖くなったのを今でも覚えています。

そして2つ目が、世の中の当たり前となっている問題を解決することです。今の世の中、貧困問題、環境問題の存在が当たり前になってきています。マイノリティーへの差別やいじめもなくなりません。
これらの存在がこの世の中にあって当たりまえ。そしてそれらは解決できないもの。と見る人も少なくないと感じてきました。これらの問題は、莫大な知識と努力がないと解決できないでしょう。

とある人は言いました。「賢さは一つの能力であるが、やさしさは一つの選択である。」と。
これからみなさんはそれぞれの道へ進んでいくでしょう。その時にやさしさという選択を決して忘れないでください。これからの人生は冒険です。それは単に自分の知らない場所へ行くことそのものではなく、今までの人生で出会ったことのない困難にぶち当たった時に始まるものなのではないでしょうか。これから先、いくつもの困難が、前へ進もうとする私たちを阻もうとするでしょう。しかし恐れることはありません。この一年間のNICで培った経験は、これからの私たちの人生の糧となるはずです。諦めそうになったときは、なぜあなたがその道を選んだのか初心に戻ってみてください。

最後になりましたが、入学式に引き続き、このような場に立つ機会に巡り合えたこと、本当に光栄に思います。この一年間、時には母親のように温かく見守り、時には父親のように厳しく叱ってくださった、舘さんを始めとする先生、スタッフの皆様、そして兄弟のようにケンカし、笑い、共に日々を歩んだかけがえのない友人たち、陰ながら支え続けてきてくれた両親、保護者の皆様に深く感謝いたします。

閉めるのにコツのいるABCクラスの教室のドア。アントニオが次々に授業に取り入れる流行のテクノロジー。勉強中、ふと気づけば後ろに立ち、にこにここちらを見守る舘さん。

脳裏に焼き付いたこの愛しき日々を私は永遠に忘れられないでしょう。

ありがとうございました!

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