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姜惺沅さん

姜 惺沅Seongwon Kang

大阪朝鮮高級学校出身 / NIC第25期生(大阪校第1期生) / ロンドン大学SOAS校 国際経済学部 2017年6月卒業

大阪校第1期生 修了式代表スピーチ

仲間の助けがなければ、今の僕はいない。

こんにちは皆さん、カンソンウォンと申します。この度は、NIC大阪校の卒業式典にご出席いただき、ありがとうございます。私は本日、卒業生の代表としてこの場に立てる事を、非常に誇りに思うと同時に、NICでの日々を思い返すと少しばかり寂しい気持ちが湧き上がる次第です。私がここNICで際してきた全ての事物現象は何事にも変え難く、悠久の如く記憶の中に残り続けるでしょう。まずは、そのような機会を与えてくれた両親に感謝します。...

ところで、私は幼稚園の頃から朝鮮学校という在日朝鮮、韓国人向けの学校に通っていたので、NICに入るまでは日本人の学生達と接する機会がほとんどありませんでした。そんな私が、学生はほとんどの学生が日本人、しかも授業は全て英語、という学校に入学するということは、ある種、革命的な出来事でした。今でも、学校初日の教室へ入る時の緊張感を思い出します。新しい世界に足を踏み入れる好奇心と、いじめられないだろうか、もしくは全く相手にされないんじゃないか?等の不安が入り混じった複雑な心境で教室に入りました。

しかしながら、いざ蓋を開けてみると、自分が在日コリアンである事が全く関係ないぐらいに、強烈な個性を持った強者たちが僕を待ち構えていました。それは、自分が今までどんなに狭い世界で生きてきたのだろうと思わせるほど、スケールの大きな人達との素敵な出会いでした。私のNICで一番好きなところは、如何なる多様性をも尊重する土壌の広さにあります。何の疑いも無く、NICの一年間は人生の中で最もきつかったです。でも同時に、志高い親友達と出会えた、この一年は最も充実した日々でもありました。仲間の助けがなければ、私はきっと今日のこの場に立っていなかっでしょう。本当にありがとうございます。

この卒業式の三日後に私は生まれ育った、ここ大阪を発ち、数年間イギリスに留学します。経済学の歴史を彩ってきた偉人を輩出してきたイギリスで、経済学を学び彼らの業績に少しでも近づけるよう日々精進して参りたいです。いずれは日本に帰り、今日厳しい状況下にある在日同胞社会を救い、在日コリアンと日本人、ひいては世界の架け橋になります。

全ての物事が、いつも自分の思い通りに行くとは限りません。これからの留学生活で、必ず困難に打ちひしがれそうになる時が来るでしょう。でもそんな時は、私たちの家族、親友の顔を思い出し、その者達が、どれだけに私達を助けてくれたのかを思い返して下さい。ミシェル・オバマは言いました。”きつくなって、怖くなったら、あなたの為に道を作ってくれた人が、あなたにも、誰かの為に道を作るように期待していると、思ってください。”と。思い返してください。あなたは自分の力だけでは、決してここにはこれなかったはずです。今日ある栄光の影に、様々な人々の助けがあった事を、そして皆が皆、同じような留学といった経験が出来ないということを決して忘れないで下さい。その感謝の念を忘れずに、日々を責任を持って生きましょう。そうすれば、アメリカに行こうとどこに行こうと、そう易々とは打ち負けないはずです。いや、打ち負けずにいられないでしょう。

最後になりましたがNICで過ごした日々は、何事にも変えがたいものであり、皆さんに対する感謝の気持ちは言葉では言い尽くせないでしょう。今日から私達は別々の道を歩むことになりますが、NICで過ごした日々を忘れずに強く生きていきましょう!

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