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提供:Max Consulting Group, Inc.(NY最大の日系人材紹介・派遣会社) URL: http://www.maxjob.com  
*この就職活動ガイドはPDFでダウンロードできます。
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新卒の方へ

アメリカにある日系企業もしくは日本語バイリンガルを必要とする米系企業の83%は人材紹介会社を通じ採用を行なっています。日本の新卒定期採用のように毎年4月に入社させる採用方法はアメリカでは先ずありません。インターンシップ制等により在学中から面接を行い卒業までに内定を出す企業も一部ありますが、大半のアメリカ企業では年間を通じてポジションに空きが出次第、人材紹介会社に求人の依頼をすることが一般的です。

大学をこれから卒業される方には在学中からの登録を受け付けており、卒業前から就職のためのカウンセリングも行っております。また、ビザ取得に関しても移民法弁護士とのネットワークにより求職者の方へ的確なアドバイスを実施しております。

在学中にご登録いただいた皆さんには、就職活動の時期に合わせて履歴書作成のアドバイス、面接時の注意事項、服装や化粧の仕方などの指導も行っております。初めての就職活動でも安心してマックスのコンサルタントにご相談ください。


成功した先輩からのアドバイス

― 大学での学部専攻
自分の興味で学部を選ぶのではなく、社会に出た時にやりたい仕事に結び付く専攻を選ぶ。  
米国での就職の際にはビジネス系専攻が就職への近道。

― 企業、組織内でのインターンシップ
 新卒での弱みは経験がない事。
大学の休みを利用して無給でも企業や組織内でのインターンシップに励む。

― GPA
高ければ高い程良い。
米系の大手Firmでは3.5以上でないとインタビューしない所もある。
良い成績を取る様に努力して!

― Interpersonal Skill
過去に実績のない新卒が売り込めるのは、貴方の“やる気”である。
「何でもやります、やらせて下さい。」という素直で謙虚な対応が好まれる。


□ よく聞かれるQ&A □

□ 登録にはお金がかかるのですか?
いいえ、無料です。履歴書の書き方から、インタビューでの服装等の細かいチェックをベテランのコンサルタントがアドバイスをし、貴方を成功の道へとお手伝い致します。

□ どの様な業種の仕事がありますか?
MAXは全米で日系企業、大手米系企業等を含め1000社以上との取引がありますので幅広い分野の業種から様々な職種の求人情報が毎日寄せられています。

□ 私にピッタリのお仕事、米国で見つかるの?
貴方の適性、個性、志向に合わせて無理なく安心して働けるお仕事探しを、満足できる仕事が見つかるまで親身になって専属のコンサルタントがサポートします。

□ アメリカの仕事を経験してから日本へ帰国する予定ですが、短期のお仕事も紹介してもらえるのですか?
もちろんです。貴方のキャリアプランやスケジュールに合わせたお仕事を一定期間、手にする事が可能です。Hビザ取得の可能性が低いAssociate degreeの方や専門学校卒業の方もPractical Training(労働許可証)の期間、派遣社員としてのポジションをご紹介致します。

□ もうすぐ卒業なのですが、いつごろからPractical Training(PT)の申し込みを始めたらいいのでしょうか?
取得期間については、卒業時期3ヶ月前をお勧めします。
尚、PTは引っ越しする際、郵便局より移転先まで転送されませんので、引っ越しの可能性がある方は申請時点に、友人宅、もしくは学校宛にPTを送ってもらえるようにして下さい。

□ 面接で聞かれる質問トップ5 □

1. 自己紹介(日本語/英語)
(1、 2分で自己PRをして下さい。)

2. 目的/目標
(会社に入ったら何をしたいですか?)

3. コンピュータスキル
(最低、MS WORDで文書、EXCELで表計算はできますか?)

4. 過去の成功と失敗
(留学生活での成功と思われる実績は何ですか?)

5. ケーススタディー(特に米系企業)
(困ったお客様がいました。貴方はどのように対応しますか?)



◆◆◆◆キャリアのステップアップ◆◆◆◆

キャリアは人生の中で大きな位置を占めている。人は一生のうち多くの時間を仕事に費やし、その仕事を通じて自分の人生を表現する場がキャリアである。自分が望むキャリアを獲得するためには、他との競争があり、それに勝てば、さらに豊かな人生が送れるという構図が成り立つ。
キャリアを向上するためには、「市場分析→自己分析→目標設定→能力向上」というステップが必要になる。

市場分析                                         
市場が求める人材の価値分析を行うことが大事。バブル経済以降は、必要とされるスキルや資質が変化している。定型化された業務能力、専門知識、事務処理能力から、非定型的な創造力・戦力立案能力・状況判断能力のような物事を概念化してとらえる能力やコミュニケーション能力、リーダーシップ能力、交渉力などのヒューマンスキル(対人関係を円滑に処理できる能力)が要求されるようになってきているのである。                 

自己分析                                         
自分の価値を高めるには、まず現在の自己価値を把握しなければならない。キャリアのステップアップを成功させるためにもきちんと自己分析を行うことは必須条件。多くの人は根拠なしに自分を過大評価する傾向がある。また、業務に関する知識やスキルがあれば人に認めてもらえると考えがちだが、そこにコミュニケーション能力が存在しなければ、その実力を他人に理解してもらえないということを覚えておこう。先ずは表1に示す能力について自己分析を行い強み弱みを把握しよう。       

目標設定                                         
この目標がかならずしもキャリアアップへ現実的に結び付くとは限らないが、自分が本当にやりたいこと、つまり自分の夢と価値観を明確にすることは肝心である。人生を生かせるキャリアを設計するためにも、キャリアに対する価値観をはっきりとさせることが不可欠。何が自分にとって大切かを見つめ直す良い機会でもある。 

能力分析                                         
キャリアゴールをもとにアクションプランを立案し、実行する。自分の能力を高めることによって自分の市場価値を上げるのである。例えば、資格取得、ビジネススクールの活用、勉強会、ネットワークの活用などにより能力向上を図り、キャリアのステップアップを現実化する。       


表1 自己能力の測定
知識 スキル 経験
・マーケティング、営業
・生産管理、オペレーション

・経営戦略、企画
・情報技術
・技術、研究開発
・財務、会計

・業務管理力
・職務遂行力
・コミュニケーション力
・指導力
・創造力  
・問題発見力  
・状況分析力  
・実績、成果
・ポジションと職務
・姿勢、価値観
・過程、職歴

◆◆◆求職―成功者と失敗者◆◆◆

企業はどういう人材を探しているのか?過去において希望の職を得ることに成功した人達と、反対にキャリアアップに失敗しやすい考え方をする人達を比較してみよう。

過去において希望の職を得ることに成功した人達(Positive mind)
・ ジョブマーケットの変化を理解し、企業が求職者に対し何を期待し、どういった人材を求めているのかを把握している。
・ 企業側やヘッドハンターからのアプローチを待つのではなく、良い仕事を見つけるか否かは本人の責任であることを認識し、積極的に行動を起こしている。
・ 自分の長所や自己アピール方法を心得て、それを明確に述べることができる、ポジティブな姿勢を持っている。
・ 過去の経験を有効に生かし、過去の職歴に似通った分野に焦点をしぼっている。
・ 十分な調査を行い、全く人材募集を行っていない企業に対して、労力を費やすというような無駄をしない。
・ ポジションごとに履歴書をカスタムメイドしたり、電話やボイスメール、ファクス、Eメール、コンピュータなどを駆使し、企業の注意を引く。
・ よい聞き手となり、企業がなにを求めているかを把握する。

キャリアアップに失敗しやすい考え方(Negative mind)
・ 就職活動を行うための十分なコンタクト先がない。
・ 若すぎる(年をとりすぎている)。
・ 十分な経験がない。
・ 経験がありすぎる
・ 衰退していく業界で働いているから学校に戻らない限りここから抜けられない。
・ 経済がよくなるのを待っている
・ 誰も自分には電話を折り返しかけてくれない。

◆◆◆企業が求める人材像◆◆◆

在米日系企業に限っていえば、日本語バイリンガル採用に当たっては表2のような人材像に加え、次の事項に重きを置いている。
・ 目的意識をもっている(ビザサポートだけのために求職する人を企業は望まない)
・ バイリンガルであり、かつ英語・日本語の語学能力が高い
・ 自分が日本人であることを認識している(都合の良い時だけアメリカンウェイを主張する人を企業は望まない)。
・ 日米での学歴がしっかりしている。
・ 合法的に勤務できる。
・ 周りとの和を大切にし、協調性がある。

表2 企業の求める人材
・前向きな人
・最後まで仕事を完結させる粘り強さ(執着心)がある人
・思考速度が速い人
・業界に関する知識のある人
・積極的な人
・はっきりとした指針がなくても、効率良く働くことができる人
・限られた手段を有効に使える能力がある人
・顧客のニーズを理解し、予測することができる人。過去の経験ばかりに頼らず、目標を達成するために新しい方法を考え出せる人
・伸びている業界での実績がある人
・状況判断能力がある人
・責任感がある人
・他の従業員に自分の熱心さの波紋を広げ、良い影響を与え られる人  

就職活動でまず重要なポイントは、いかにして面接までたどり着くかということ。人事担当者は毎日多数の履歴書に目を通している。どれだけ魅力的な履歴書を提出するかがことの合否を決定する。

◆上手な履歴書を作成するポイント
  次の1から7は、上手な履歴書を作成するに当って、忘れてはならない事項である。
    
1 履歴書は一枚で。どうしても必要な場合でも2枚まで。多くの面接担当官は2枚目まで目を通さないので、重要なことは1枚目に記載する。
2 完全なセンテンスで記載。短い慣用句を使用し、パラグラフは6行以内に収める。
3 正確な日付を記入。
4 履歴書用の書簡紙を使用。
5 「References available upon request」を最後の行にもってくる
6 Personal Informationは書き方によって応募者をポジションにより適しているようにみせることが可能。年齢や婚姻状況、子供の有無、健康状態などの個人的な情報は履歴書に適切ではないが、応募ポジションに関係する技術を含む趣味などがあれば記載するほうがよい(コンピュータなど)。
7 過去において勤めた全ての会社の仕事内容を均等に記載。通常、面接担当官は過去の最も新しい仕事内容に興味を持つが、ポジションの内容によっては、関連性のある仕事内容について多めに詳しく記載する。

◆企業側の履歴書への視点
  企業側は寄せられた履歴書の内容で、次のような点を注意して見ている

・ その企業や応募しているポジションに合わせてカスタムメイドされているかどうか(手当たり次第に出したように見えてはマイナス)。
・ 表3に示すような表現が用いられているか(特にアメリカの企業あての履歴書では、このような言葉の表現が好ましい)。
・ 企業が募集しているポジションに対して、求職者の能力がどのようにフィットするかが履歴書に示されているか
・ 同じ会社にどのくらいの期間、継続的に勤務していたか。移り変わりは激しくないか。
・ 現在勤務しているか、またしていない場合は何をしているか。

表3 履歴書に有効な言葉の表現
・ Finished job or project in 50 percent of the time specified
・ Increased company revenue by $XXX
・ Saved company $XXX
・ Discovered a way to improve something and followed it through
・ Solved great problems : list specifically
・ Performed in the position more efficiently and effectively by reducing costs, improving productivity, increasing revenue, and improving customer satisfaction
・ Special Award and Recognition
・ Key player in a successful project
・ Self-financed your education

表4 履歴書に有効な言葉の表現
accurate 正確な、的確な intelligent 理解力のある、理性的な
adventurous 大胆な、新味のある intuitive 直感力のある
artistic 芸術的な、趣のある kind 親切な
assertive 断言的な、独断的な leader リーダー、先導者
challenging 魅力的な、挑戦的な level headed 穏健な、冷静な、分別のある
civic minded 市民として社会に貢献する loyal 忠実な、誠実な、義理堅い
committed 献身的な original 独創的な、誠実に富む
communicate well コミュニケーション能力が高い people-oriented 人間性を重視する
compassionate 情け深い perfectionist 完全主義
confident 自信に満ちた、大胆な personable 人間味のある
creative 創造力のある、創作的な persuasive 説得力のある
curious 好奇心の強い physically fit 健康で
dedicated 献身的な physically strong 体が丈夫で
dependable 頼りになる、信頼できる practical 手際がよい、経験に富んだ
efficient 能率的な、有能な productive 生産的な、生産力を有する
emotional 感動しやすい、感動的な rational 理性のある、道理をわきまえた
energetic 精力的な、活気に満ちた responsible 責任感のある、道義心のある
entertaining 愉快な、おもしろい responsive すぐ応答(対応)する、敏感な
enthusiastic 熱烈な self-assured 自信のある
expressive 表現(表情)に富んだ self-controlled 自制心のある
good attitude 好感の持てる態度・姿勢 self-starter 物事を率先しておこなう
hard worker 勤勉 sense of humor ユーモアのセンスがある
high standards 志が高い sensitive 繊細な、感受性の鋭い
imaginative 創造力豊かな sociable 社交的な、交際好きな
independent 独立心の強い、自尊心が高い tolerant がまんづよい
inquisitive 探究心旺盛な trustworthy 信頼(信用)できる、当てになる

表5 履歴書の中に頻繁に利用される動詞
a administered d designed m maintained reduced costs
advised determined managed referred
analyzed developed met with represented
arranged directed motivated reviewed
assembled dispatched n negotiated s saved
assumed responsibility distributed o operated screened
b billed documented orchestrated served as
built e edited ordered served on
c carried out established organized sold
channeled expanded oversaw suggested
collected f functioned as p performed supervised
communicated g gathered planned t taught
compiled h handled prepared tested
completed hired presented trained
conducted i implemented produced typed
contracted improved programmed w was promoted
coordinated inspected published wrote
counseled interviewed purchased
created introduced r recommended
cut invented recorded

思わぬ過ちが就職活動の命取りになる。「これだけはやってはいけない」主な項目は以下の通り。

・ 話しすぎる
企業は応募者を採用することにより得られるメリットに興味があるのであって、応募者の人生の大要を聞く気はない。質問に対して1分以上答えるのは話しすぎ。自分の長所や短所、セリング・ポイント(Selling Point)を要約しておき、的確に答えられるよう準備しておこう。

・ 否定的なコメントをする
求職者の現在・過去の雇用者や職探しにおいてした苦労、自分の経済状況と会社が行ったレイオフなどに関して、否定的・消極的なコメントをするべきではない。面接においては、自分が持っている不満や苦情は忘れて、面接を受けている会社のことに焦点を置くよう、心掛ける。例えば、会社を退職した理由についても「It’s not that I don’t like company XX,it’s that I want to be with a company that is on the fast track」というように、ポジティブに表現しよう。

・ 言い訳をする
過去においてうまくいかなかったことをすべて他人や状況のせいにするコメントは避ける。自分がやってきたことや下した判断に関しては前向きな答えを準備しておき、言い訳がましくならないように注意する。

・ 面接先の受付に対して横柄な態度をとる
企業での面接は、会社の入り口の前から始まっている。面接担当官は受付に対しても求職者の態度を尋ねることがあるので、きちんとした対応を心掛けること。

・ 面接に遅れる
面接に遅れるのは論外。少なくとも面接の7分前にはそこに到着できるようにしておこう。しかし万が一、交通機関の事故などで遅れる可能性が出た場合は、その場から担当者に電話をかけ、事情を説明すること。

・ 職場にあわない服装や頭髪で面接に臨む
外見は人の第一印象に大きな影響を与える。一般的に面接には地味な服装が望ましい。原則はスーツ。

・ 企業研究を怠る
面接を受ける企業に関する研究を怠ると、面接に行っても適切な受け答えができない。事業内容や日本の親会社名、所在地、業務内容、設立年月日などは調べておき、どのように自分の経験と技能が役に立つかを説明できるように準備しておく。


面接では次のようなことに注意しよう。

⇒入社応募用紙(Application Form)の記入は迅速かつ正確に。履歴書に書かれているといる理由で職務内容の記入を怠るとマイナスになる。
⇒面接室に通されたら、指示された席に着くこと。長椅子があればそこに腰掛ける。原則は入り口に向かって座る。
⇒面接担当官が日本人の場合、担当官が面接室に到着したら立ち上がって一礼、アメリカ人の場合は立ち上がってしっかりと握手する。
⇒面接中は担当官の名前を覚え会話の中で使う方がよいが、無理して不自然に使わない。
⇒面接中は動作(Non-Verbal Communication)に注意し、腕や足を組んだり貧乏揺すりなどはしない。
⇒面接担当官に聞かれなくても自己紹介はきちんと行う。
⇒面接終了後は必ずお礼を述べること。
⇒面接終了後、「Thank you letter」を出す。


面接前のチェックポイント

□ 面接先の企業名、住所、部署名、担当者名は持ったか?
□ 面接先の企業への行き方は確認したか?
□ 筆記用具、履歴書は持ったか?
□ 簡潔に自己紹介はできるか?
□ 就職希望の理由をまとめているか?
□ 自分の住所や電話番号を覚えているか?
□ 頭髪、つめ、その他の身だしなみに清潔感があるか?
□ 靴は磨いたか?
□ 服装は適切か?しわ、汚れ、しみはないか?
□ 化粧は濃すぎないか?香水はきつすぎないか?
□ 口紅が歯についていないか?
□ 口臭に注意しているか?
□ アクセサリーは控えめか?
□ 全身を鏡でチェックしたか?
□ 前日の飲酒は控えたか?
□ 面接前にたばこを吸わないことを覚えているか?
□ 携帯電話やポケットベルのスイッチは切ったか?


キャリアのステップアップをする上で大切なのは、競争に勝つということである。多くの求職者が就職活動をする中、自分を売り込む方法を心得、実行に移した者が勝利を勝ち得る。これは自分のことをよく知る良いチャンスでもある。スキルアップして、新しい人生に挑戦しよう。



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