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同窓生インタビュー

<2004年>
関本幸さん NIC第12期生 東京都 八王子高稜高校出身
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 大学院コミュニケーション学専攻、ネバダ州立大学リノ校からカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に編入。2003年5月、コミュニケーション学部卒業。同年9月大学院入学。TA(teaching associate)として2クラスを担当。奨学金を得ながら先生と学生の二役をこなす。

コミュニケーションのレンズを磨いて世界をもっともっとよく見たい。


2003年の9月から、「半分先生、半分学生」という超多忙なキャンパス生活に果敢に挑戦中なのが関本幸さん。大学院の一学生としてコミュニケーション学を学ぶ一方で、同時にTA(teaching associate)として教壇にも立つ。彼女の受け持ちは2クラス。ネイティブが大半という学生たちになんと「英語のスピーチ」を教えている。

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ノースリッジ校は、LAの中心街からフリーウェイを北上して1時間弱。さまざまな樹木群が柔らかな影を幾重にも預ける緑の芝生が、キャンパス一面に広がっている。だが彼女のコレまでの道のりは、その芝生の起伏のようにゆるやかで平坦なものではなかった。

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「高校時代から留学は切望してました。できれば大学の交換留学って制度で行こうって。でもかなり自信を持って臨んだ私大の推薦から漏れちゃって・・・高1のときからから英会話のスクールにも通っていたんですけどね(笑)よし、それなら直接、アメリカの大学に行けば!ってそう考え直したときに出会ったのがNICでした」

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「海外へ直接留学する。そうはいっても、自分ひとりじゃわからないことや不安が山ほどあるじゃないですか。だから、もうワンステップ、海外留学について学ぶ機会と時間が欲しいと考えていた私には、うれしい出会いでした。NICの1年間は、私の財産ですね。英語力の向上、勉強への姿勢、時間の有効配分の大切さ、新しい自分の基礎固めにとても重要でした。その経験は今も毎日の学業生活に大きく生きてます」瞳がキラキラ輝く。

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「留学について両親からの反対は特にありませんでした。なにも言わずに黙って背中を押してくれました。それはラッキーだなと思います。でも、それは、私にこれからのことについて全責任を持ちなさい、そういうことですよね。何を学んでも、何も学ばなくても、アメリカですることはすべて自分の責任。だから私はこの国でしか学べないこと。それに貪欲でありたいと思うんです」

そんな彼女がネバダ州立大学リノ校からカリフォルニア州立大学のノースリッジへの編入を決意し実行したのはジャーナリズムを専攻するため。でも編入してほどなく彼女は気づく。どうやら自分が本当に興味あるのは、型にはまったニュース記事の書き方じゃない、事実の奥に隠された真相に光をあてることの方だと。そこで再び軌道修正。専攻を変える。コミュニケーション。こころの結びつき。そのクラスでの一人の教授とのめぐり合いが、教育コミュニケーションの重要性への目覚めと、現在のTA職に結実しましたとも語る。

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「コミュニケーション学って、社会学や文化人類学、心理学、いろいろな学問がクロスしていてとても興味深いです。その教授に出会うまで、“先生”という職業には正直興味ありませんでした。でも、教育って、生徒が先生の言葉を書き写すことじゃないんですよ、先生の本当の役割は生徒のかくれた才能を引き出すガイドなんですよ、って言葉を聞いたときに、新しい世界が見えました。先生っていいな、素直にそう思いました」口元がほころぶ。

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「いま、毎日猛烈に忙しいです。大学院、TAとして初めての学期ということで、私自身がまだまだ模索中。そんな中で、ネイティブ相手に英語のスピーチ教えるなんて、すごいプレッシャー。でもそれに負けるのはイヤなんです」彼女の言葉はさらに温度を上げる。

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「留学って、勇気と努力の格闘、サバイバルじゃないですか。たいへんなことも、いいことも、次から次にやってくる。だから毎日をポジティブに考え、全力で前進しよう。コミュニケーションのレンズを磨いて、世界をもっともっとよく見よう。そう心がけてます」空気が弾んだ。彼女の迅速な行動力を支えるのは、きっとこの笑顔と鍛えぬいた強固な精神力。

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