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同窓生インタビュー

<2005年>
阿部和樹さん NIC第13期生 新潟県立三条東高校出身
ウェスト・ロンドン・カレッジ 観光学部

「憧れ」から「現実」へ 〜好きなことを突き詰めていこう!

◆スリルもあるリアルな授業


即戦力教育、とくにツーリズム学科には定評があるウェスト・ロンドン・カレッジは、ロンドン中心、様々なショップやパブ、レストランが軒を並べる通りからちょっと奥に入った閑静な場所にある。
「授業はすごく実践的ですよ。航空会社や旅行会社の業務には欠かせないCRS(コンピュータ・リザベーション・システム)というのがあるんですけど、これは瞬時に予約状況や料金、ディスカウント情報などが分かるようになっているんです。授業ではこのシステムを利用して学ぶんですけど、いつも実際に予約を入れたりするんです。あとでキャンセルしないと本当に請求されちゃうので冷や汗モノですけどね(笑)。」
そう楽しそうに説明してくれる安部さんだが、それもそのはず、授業ではヴァージン・アトランティック航空のリザベーションシステムを使用し、スキルを総合的に学んでいるし、講師には元ブリティッス・エアウェイズに勤務していた教育指導官もいるという。
「卒業後は航空会社か旅行代理店で働きたいんです。とにかく旅行に携わる仕事がしたいんですよ。」
それは中学の頃からの夢だという。

◆憧れたツアーガイド

阿部さんの初海外は中学のとき。行き先は親の社員旅行で訪れたオーストラリアだった。
「感動の連続でしたよ。日本にない景色、雰囲気、人、モノ、・・・。すべてが新鮮で、人生観が変わった感じでした。そのときのガイドさんもすごくいい人で、『僕も同じような仕事がしたい!』と思いましたね。」
そんな気持ちは日増しに強まり、「旅行だけではなく住むことに対する憧れ」へと変わっていく。
「漠然と留学を考え始めたのも、その頃でしたね。でも英語を学ぶのではなく、旅行業界のことを英語で学びながら、色んな経験をしたいという思いが強かったです。」
そして高2の時、再び親の社員旅行で、今度はラスベガスとロサンゼルスへ。初夏の「見渡す限りの青い空」に感動しながらラスベガスの空港からダウンタウンへと続くハイウェイ沿いを走っているときUNLV(ネバダ州立大学ラスベガス校)を発見。「ここにあの大学があるんだ!ここで学びたい!」と思った。
「高1のときに受験雑誌でNICを見かけて気にとめていたんです。その提携校の一つを実際に見かけて、『ここしかない!』と思ったんです(笑)。」

◆「ロンドンっぽい英語」と言われ・・・

そんな経緯もあって、NIC入学時はアメリカ進学しか頭になかったという阿部さんだが、NICでのイギリス進学説明会に興味半分で出席。それが転機となった。
「友達と話してるときに『カズキはアメリカじゃなくてイギリスだよ』と言われたんです。いつもジャケットを着ていたりすることとか、性格的な面でそう思ったらしくて・・・。それでちょっと興味を持ってイギリスについて調べてみたんです。でもアメリカの情報は溢れてますけど、イギリスの情報はあんまりなくて、逆にそれがもっと好奇心をそそりましたね。」
そんな好奇心の延長、そして「みんなが行かない方向へ」という思いもあって、最終的にイギリスを選んだ。
「こっちに来てからは、『イギリスが』というより『ヨーロッパが』という感じですけど、気に入ってるんですよ。ヨーロッパって狭いところにたくさんの国がひしめき合っていて面白い。ちょうど僕が来た頃にユーロが流通し始めたり、EUも拡大してたりして、歴史の真中にいるっていう感覚もいいですね。」
ヨーロッパにどっぷり浸かった感のある阿部さんだが、「こっちに来てから一番印象に残っていることは?」という質問に間髪いれずこう答えた。
「イギリス人の友達から『カズキの英語は本当にブリティッシュだね。ロンドン訛りがあるけど』と言われたことですね。ちょっと嬉しい。それだけその土地の人に近づけたと実感できたから。」

◆好きなことを突き詰める

スコットランドを旅行したとき、訛りのある英語が全くわからず「色んな方言があることに感動した」という阿部さん。そんな感動を味わえる旅行をサポートする仕事に就くことを中学時代から目指し、着実にその実現へと向かって走っている。
「イギリス人でも日本通の人は、驚くほど日本について詳しい。でも興味のない人は本当に何も知らない。もっと日本のことを知ってもらって、日本を訪問してもらえるようなことをしたいです。僕も最初はイギリスのことは何も知らなかったけど、来てからは『イギリス大好き』になった。その逆をしたい。」
 これだけ情報が溢れる世の中でも、日本に興味のない外国人にとっての日本のイメージはいまだに「ゲイシャ、フジヤマ、スシ、サムライ、・・・」。実際に日本に来てもらって、そのイメージを変えてもらう意義は大きい。そしてそれは若いうちのほうがいい。それだけ阿部さんのような若者が世界中に出来るから・・・。

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