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同窓生インタビュー

<2005年>
計良和貴子さん NIC第14期生 新潟県立佐渡高校出身
ケント大学経営学部会計学&金融学科

私も伝えたい。「こっちの水は熱いぞ!」って。 〜口ではなく行動で示そう!

◆外に対する憧れ


「いま大学のすぐそばの一軒家に4人で住んでます。ハウスメイトはイギリス人とモーリシャス人とガーナ人。自炊してるんですけど、ガーナ人の子はすごく辛いアフリカ料理とか作ってくれるんですよ!」
そう楽しそうに話す計良さんは、将来の会計コンサルタントか金融アドバイザーを目指して経営学を学びながら、一方で課外活動の意欲も旺盛だ。
「週一回は必ず学内のバーでバーテンダーのバイトをしてます。終わるのは夜3時ぐらい。あとイギリス人の友達と一緒にダンス(ヒップホップ)のクラスも教えてます。それにサルサを習ったり、ラクロスをやったり・・・、ピアノもやっていますよ。フランス人のドイツ人とトリオを組んで、卒業式の時には大聖堂で演奏したいですね。」
とにかく色んな国からの友人と色んなことをやりながらイギリスでのキャンパスライフを送っているようだ。それもそのはず、計良さんが海外進学を決めたのは、高校までを過ごした佐渡で「外の世界に対する憧れ」を抱いたからだ。
「佐渡はバスしか走っていない小さな島。みんながみんなを知っている。もっと色んな人と出会って色んな経験をしたい。そう思って海外に行こうと決めたんです。」

◆やってみてから、やめることは出来る

もともと英語が好きだったため日本の大学の英文学部も考えた。でも、英語を学ぶのではなく英語で何かを学びたいと思ったのと、自分を今までとはまったく異なった環境に置いてみたくもなったという。
「そんなときにNICのインタビュー集をパラパラめくっていたら『こっちの水は熱いぞ!』みたいなメッセージがあって・・・。親からは『あなたに出来るわけない』と言われたけど、説明会に引っ張っていったり、夏に東京であったライブセッションに連れて行ったりしました。するとパネラーに同じ佐渡出身の先輩がいた。『もう私にもできる!』と思いました。」
NICに入学してからも親は「どうするの?」と言いつづけたという。でも修了した後、ようやく言ってくれた。
「わかった。行って来い。」
始めたことは必ずやり通す性格だという計良さん。やるかやらないか迷うときも、必ずやる方を選ぶ。
「やってみてやめることは出来ますよね。勇気はいるし、人の目も気になるかもしれない。でも笑われても、やらないよりはいい。海外に来ても、これは違うなと思ったら帰ればいい。帰って、日本でやりたいことを見つければいい。でもイヤだから、しんどいからという理由では帰れないですね。」

◆「見返してやれ!」

そんなポジティブ思考と意志の強さは、イギリスでもいかんなくなく発揮されている。
「ファンデーション・コースのとき、チューターの先生と対立したことがあったんです。願書を出す大学をこの先生と一緒に決めるんですけど、成績予想で『あなたCやDになりそう』なんて言う。『だから、この大学には出せない』と。将来に関わるから、『そんなことはない。頑張ればAやBを取れる』と反論しても聞く耳を持ってくれない。」
結局、「絶対に頑張る」と言って成績予想を「AとB」に上げてもらい、最終的に宣言どおりの成績を取った。
「そしたら『よくやった』と誉めてくれるばかりか,ベスト・スチューデントにも選んでくれたんです。嬉しかったですね。」
日本にいるときからの信条である」口で言うより実力」と「あきらめないこと」は、万国共通であることを証明した。

◆日本人の誇りと母国への貢献

イギリスに来てから、美しい街並みや古いものを大切にする気質に感動する毎日。吸収するものが多く、今まで気にしなかったようなことも気にするようになった。
「『今日は晴れてて嬉しい』とか、そんな小さなことでも感じられる。あと違う国籍・人種の友人とか『どこから来て、何を考えてるんだろう』みたいなこともよく考えるようになりましたね。」
そして、そんな思いは自分自身にも向けられる。
「こっちに来てから日本人であることを意識するようになったし、日本に誇りを持つようになりましたね。経営学のクラスではホンダとかソニーとか日本の会社がよく出てくる。嬉しくなります。でも経済のクラスで、『日本は弱くなっていて、他のアジアの国が台頭してきている』なんてレクチャーがあると、何かしたいという気になるんですよね。」
色んな人との出会いに恵まれ、心も世界も広くなり、考え方もどんどん変化していくという計良さん。
「成長したねー。」
むかしを知るNICのカウンセラーから別れ際にそう声をかけられ、「そう言って頂けるのが一番うれしいです。」と顔をほころばせながら二度繰り返し、急ぎ足ですでに始まっていたクラスに向けて走っていった。

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