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同窓生インタビュー

<2006年>
佐々木彩乃さん NIC第14期生 青森県立青森高校出身
ユタ州立大学アジア研究学部

笑顔

◆毎日家屋会議をした


海外の大学に行きたいと思ったのは高2の終わり頃、確か2月だったと思います。そして仙台で行われた説明会に参加し、それからは毎日家族会議を開いていました。6月には青森で開かれた説明会に母親が参加し、なんとか親の許可をもらうことができました。

◆日本はかっこいい

アメリカ人にも何でアメリカに来てアジア研究をやっているの?と聞かれるときがある。でもアメリカには日本からの移民も多く、ユタにも日系アメリカ人がたくさんいます。日本から離れてみることで、日本をもっと大事に想うことができるし、日本人としての誇りが芽生えるのだと想います。

渡米する前は、アメリカに対する単純な憧れしかありませんでした。アメリカって格好いいな、という想いでした。

アメリカに来て感じたのは、多くのアメリカ人が空手や書道を習っているということです。彼らは日本人よりも日本人の考え方や歴史を深く考えようとしています。彼らと一緒に学んでいると、なぜ彼らが日本の文化に魅かれるのかがわかりますし、今では「日本ってかっこいい」と素直に思うことができます。一方で、「日本の歴史をもっとちゃんと勉強しておけばよかった」と後悔することも多いです。ですからこれから留学を考えている人には、日本のことをよく勉強してほしいと想います。
◆日本を別の視点から見ること

私はJAPAN CLUBという日本を紹介するという学生会の会長も勤めています。毎週ミーテイングを開いて、月に1〜2回は大きな行事をやっています。日本人学生だけでなく、日本語を学んでいるアメリカ人や、日本に在住経験のあるモルモン教の宣教師などもメンバーになっています。ハロウィンの時には、おにぎりパーティを開いたりして、日本の文化を紹介したり、一方ではビデオを見て、日本の歴史や日米関係などについてディスカッションするイベントを開いたりもしています。

アジア研究のクラスでもクラスでも太平洋戦争のドキュメンタリーを見たりするのですが、アメリカで見るドキュメンタリーはやはりアメリカ寄りの考えで作られています。ですから、私たちが見ればびっくりするような内容になっていますし、そうしたものを見ることで、そしてアメリカ人や他の国からの留学生と互いに意見を交換することで、新しいものの見方が得られます。

◆留学生として神戸大学で学ぶ

 実は06年の四月から半年間、神戸大学に留学するんです。アジア研究学部に交換留学プログラムがあるのですが、もっと日本について学びたいと思い、神戸大学を選びました。日本人がアメリカの大学生として日本の大学に留学するというのは、ちょっとややこしい話ですが、女子寮にも入れるということなので、日本の大学生活もエンジョイできればと考えています。


◆「笑顔」

私は今、勉強以外にもいろいろな活動をしています。まず、Swing Danceのクラブに入っていて、週3〜4回はチームの練習とレッスンを受けています。これは大会にも参加するもので、今の私の「生きがい」にもなっています。また、日本語クラスのTutor(家庭教師)もやっています。これはユタに来てからずっとやっていて、友達作りの良い機会にもなっています。

アメリカ人にとって、日本人はやはり話しかけにくい人種のようです。やはり英語を話せる人が少ない、というのを彼らは知っていますし、「どれくらい話せるのだろう」という不安があるためだそうです。ですから、こちらから積極的に話しかけていけば、相手も安心するだろうし、そこで大事なのはやっぱり「笑顔」だと思います。笑顔は世界の共通語です。葉が通じなくても、お互いに笑い合えば幸せな気分になるし、自分が笑顔でいれば自分も幸せになって、周りにも幸せを与えられるのではないでしょうか。


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