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同窓生インタビュー

<2006年>
船橋朱美さん NIC第15期生 青森県立青森東高校出身
カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経営学部


Take a risk, take a chance, make a change !

◆苦労が報われるアメリカの大学

経済学の授業では、グループワークで、30代の会社社長をやっているアメリカ人の人と、60歳の日本人の方で、最近アメリカ永住権をとられて、今はアメリカを拠点としてアメリカ、日本、アジア一帯でビジネスをされている方と、同じグループに入っています。どちらの方も現役社長なので、話す内容にリアリティがあって、とても刺激があります。アメリカの大学はこのように社会人の人もたくさん来ていて、しかも彼らは向上心が高いので、とても勉強になります。

でも高校時代から英語は苦手科目のひとつで、NICの1年間でやっと周りの人に追いついたような感じでした。アメリカに来てからもずっと英語には苦労していますが、その甲斐があって、今学期履修しているMarketing, International Business, Macro-Economics, Micro-Economicsの4科目では、すべてクラス40人中トップの成績をとっています。同じように数学も中学の時からずっと苦手で、高校時代には「2」をとったこともありましたが、こっちに来て、Pre-Calculus(微分積分基礎)までではありますが全部Aを取ることができました。

◆ホームシックで早期帰国を考えた

初めはディアブロバレーカレッジに進学しましたが、アメリカに来てすぐにホームシックになり、来てすぐの頃は、1年半で短大卒資格を取ったらすぐに日本に帰ろうと思っていました。でも、少しずつ生活にも慣れていくにしたがって、もっと勉強したいという欲も出て、4年制大学に編入したわけです。

ディアブロバレーでの成績が4段階で3.8くらいとれていたので、UCバークレーやUCLAなどへの編入も考えましたが、UCの教授が授業よりも研究がメインで、一方でサンフランシスコ校の先生は教えることがメインだということを聞き、結果としてサンフランシスコ校を選びました。

◆出会いで人は変わる。

渡米直後はホームステイをしましたが、1学期でアパートに移り、そしてまたホームステイにもどるというちょっと変わった生活をしていました。そしてそのホームステイにもどった時のホストファミリーが、私にとってはとても大きな出会いでした。ホストはシングルマザーだったのですが、銀行員をやめて、美容師になった方で、「自分の力で生きていく」という信念のものすごく強い方でした。ホストマザーの弟さんもファッションデザイナーをやっていて、私が編入先を選ぶときにも、親身になって相談に乗ってくれたんです。来年には卒業を迎え、就職のことも考える時期になりましたが、彼らのおかげで私も、ただ単に有名だからという理由でその会社に就職するのではなく、自分のやりたいことができる会社に入りたい、という考えを持つようにもなりました。

◆自分が変わっていくのがわかる。

私は日本にいたときには、型にはまって、それを維持すること、周りとうまくやること、目立たないこと、を心がけていました。海外にあこがれたきっかけも、英語を話せるようになりたい、というくらいで、NICを志望したときも最初は英語が話せるようになって、専門分野を少しでも身につけられれば、といった感じでした。先生にも反対され、「それは日本でもできる。」と言われました。確かに日本の大学でも経済学は勉強できますものね。でもそこで決断するかどうかだと思うんです。私も、行こうと思えば、日本の大学には行けました。。その方が安全だったでしょう。でも私はアメリカを選びました。そして今は、「私はアメリカで経済学を勉強しています。」と堂々と言うことができます。

◆「Take a risk, Take a chance, Make a change」

もし、進路で迷っている方がいれば、もし海外の大学に行きたいと少しでも思っているのであれば、それは、やるべきだと思う。「短大だけでも」という気持ちでも良いと思います。アメリカで生活することで、日本を外から見れば、日本の良いところがわかるし、日本を好きになって日本に帰ってくれば、日本でもがんばることができると思います。

今とっている授業では、プレゼンテーションがたくさんあります。もともと田舎育ちで、人前で話すことは苦手だったのですが、何度もプレゼンをやるうちに、自分が少しずつ変わっていくことに気づきました。もちろん失敗することもありますが、努力したことをそのまま認めてくれるし、失敗や成功をたくさん積み重ねてきたことで、これからも壁にぶつかるかもしれないけれどなんとかやって行けるんじゃないかという自信がついてきたような気がします。リスクもあるけれど、それはチャンスでもある。リスクを避けていたら、変われないですもんね。

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