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同窓生インタビュー

<2006年>
畠中悠輔さん NIC第15期生 福岡県立福岡大学付属大濠高校出身
ネバダ州立大学リノ校ジャーナリズム学部


落ち込むヒマがあったら、笑ってろ!

◆スポーツジャーナリストになるために。


小学校の時の、サッカーのコーチの影響が強く、スポーツジャーナリストになりたいという夢をずっと抱いていました。高校生の時に日本の大学でジャーナリズムを学べるところを探していましたが見当たらなくて、たまたま進学情報誌にNICの紹介ページがあり、そこでネバダ州立大学のジャーナリズム学部が有名であることを知りました。そのページを見つけたとき、それまで悩んでいた日本の大学への進学、という一切の選択肢がなくなり、その一瞬でNICに行こうと決めたんです。

実は自分という人物を構成する上で外せない二つの重要な要素があります。それが音楽とサッカーです。小さいときから音楽かサッカーに携わる仕事がしたいとは思っていたんですが、NICに来て、音楽では、自分よりも詳しい人がたくさんいて、「これは敵わん」と思ったんです(笑)。それで、サッカー(スポーツ)一本に目標を定めて、それからの夢は変わっていません。

◆2年住まないとリノの良さはわからない

リノは、観光地なのですが、とても田舎なんです。元々博多出身で、田舎暮らしにはあまり慣れてないので、渡米直後は正直、「どうしようか」 と思いました。今となっては、小さい街ですが、天候もよく、物価も安くて住みやすく、自分にとって「第2の故郷」になっています。渡米当初に先輩に言われた「リノの良さは2年以上住まないとわからない」という言葉の意味が今ではよくわかります。

◆ハードな勉強とバイト・サークルの掛け持ち。

リノ校のジャーナリズム学部はとても厳しいことで知られていて、アメリカ人学生でも、「今までのライティングはすべて忘れろ!」といわれます。当然留学生ですから語学にハンディはあるんですが、言い訳は無用。去年の大統領選挙の時なんかは、ブッシュやケリー、マイケル・ムーアがリノに来たので取材に行ったのですが、現役のジャーナリストに混ざって、群集をかき分けていったことを覚えています。

勉強は当然ハードなのですが、生活費のためにもアルバイトをやっています。時給6ドルのDining Commons(学食)で毎週月・水・土の3回働いています。勉強の都合でコンスタントに仕事に入れない場合が多いですが月2万円強くらいはアルバイトで賄っています。

またリノにある日本人のサッカーチーム(Reno Flowers)にも所属しています。8年前にNICの先輩が作ったチームなんですが、今では先輩ばかりを相手に、若造ながらチームのキャプテンを任されています。シーズン中は毎週金曜日に練習して、日曜に試合というサイクルで活動しています。元々素人主体のチームなので実力的には(ラテン系のテクニシャンがいるような)他チームには劣るんですが、今年はチームが一丸となり、地元の二部リーグで見事に優勝することができました。気持ちの勝利だったと思ってます。

◆落ち込んでいるヒマがあったら、笑ってろ。

渡米前に他界した親父は、何でも知っている「生き字引」でした。自分はよく友達から「うんちく王」とか「雑学王」だとか言われますが、父親というものはそういうものだと思って育ってきたので、何でも知ってる、それが当たり前だと思ってました。これからも親父を目指し、そして自分や兄弟の為に必死で働いてくれている母親のためにも、頑張りたいと思っています。

これを読んでいる皆さんに伝えたいことは、どんなに大変なことがあっても、生きている限り「なんとかなる」ということです。失敗したとしても、それはそれで素直に受け止め、またやればいい。挫折感やストレスを感じているひまがあれば、「笑う」ことです。「笑って」いれば、人は自ずと寄ってきます。その人たちとまた笑いあい、切磋琢磨しあって成長する、それが「ヒト」としてではなく、「人間」としての生き方の真骨頂だと思います。

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