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同窓生インタビュー

2006年5月
峯岸 広太さん NIC第15期生 埼玉県立不動岡高校出身
カリフォルニア州立大学チコ校社会科学部経済学科4年


「誰かができるのであれば自分もできる」と考えてほしい。

今学期はInternational Economics(国際経済学)とMoney & Credits(金融学)、そして物理学のElectricity & Magnetism(電気と磁気)、数学の統計学、財政学、そしてギターと社交ダンスのクラスもとっています。もうひとつ、Summer Orientation Staff Training Courseという夏の仕事の準備コースもとることができました。これは新入生と編入生を対象にしたキャンパスツアーやアカデミック・アドバイジングを行う重要な役割で、学校内の仕事の中でも評判が高いそうです。この仕事を通して、人と楽しく接するコミュニケーション能力を高めることと、英語で積極的にディスカッションをリードしてくスキルを磨くことができたらいいですね。チコ校に来てまだ2年ですが、NICでも一般教養課程を取っていたので卒業に必要な単位はあと10単位です。普通なら次の学期で楽々卒業なのでしょうが、経済学の分野で大学院(Ph.D:博士課程)に進学することを考えていて、そのためには、数学と統計学を強化する必要があるので、もうしばらくはチコ校にいるつもりです。物理の副専攻は、高校時代に一番好きだった科目をもう少し深く学んでみたいという僕のわがままですね(笑)。

NICを選んだキッカケは、ちょっとしたことでした。僕はもともと「留学」は英語を学ぶものだと思っていたんです。だから海外の大学で「英語で学ぶ」ということを知ったときにはとても驚いたし、また、何を専攻に受験勉強をするか漠然としていた自分には、専攻を途中で変えられるという教育システムがとても魅力的に映りました。実際、Summer Orientation Staff Training Courseで聞いた話によると、チコ校の全学生の50%が途中で専攻を変えるということです。それから、僕のように専攻には直接関係のない副専攻(もしくは個々の授業)をとることができるのも良いと思います。

チコは緑の多い小さな町で、とても快適に生活しています。今は、ベトナム人、中国人、アメリカ人の4人でアパートに住んでいて、家賃も月光熱費込みで330ドルくらいです。チコの学生は驚くほどフレンドリーで、僕もルームメイトととても仲が良く、話し出すとつい長くなってしまい寝るのが遅くなりますね(笑)。もちろん両親を始め、暖かくサポートしてくれる家族に感謝していますが、その次を挙げるならばこのルームメイト達です。何でも話せる親友と住むのはとても楽しいし、ここに自分の居場所を見つけられることが僕の留学生活の土台となっているのだと思います。

勉強以外にもいろいろな活動をしています。渡米後から3学期間はInternational Neighborsという留学生のグループのイベントや集会に参加して、楽しく過ごしていました。またSIFE(Student in Free Enterprise)という、キャンパス内のビジネス関係のグループがあるのですが(全米の大学に同様のグループがあります)、5週間の土曜日を使って小学生にビジネスを教えるという企画に参加しました。授業も大分忙しくなって今学期はそちらに専念していますが、音楽の科目でギターを習ったり、体育の科目で社交ダンスをしたりと、勉強以外のことにもトライするようにしています。ギターの先生はプロのミュージシャンなので、理論を勉強するというよりは、みんな自分のギターを持ち込んで、色々なテクニックを教わる形です。この春休みには友達(アメリカ人2人、ドイツ人1人、モン4人)とレイク・タホに4泊のスキー・スノーボードに出かけてきました。その他、ニューヨークや、LA、ラスベガスなど旅行に行き、学期間の休みもとても楽しく過ごしています。

将来の夢は、「世の中の役に立つ経済学の理論をつくること」なのですが、まだ今後の選択肢がはっきりと見えていないのが現状ですね。でも、何も見えていなかった留学当初と比べたら、今の時点では明確になってきたと言えるのでないかと思います。早く数学を使っていろいろな経済学のモデルをつくれるようになりたいし、いつかは自分の研究に取り組むことを想像してわくわくしています。そんなはやる気持ちを抑えて、今は「大器晩成」を信念に、じっくりと自分の可能性を見定めながら、色々な知識・考え方を自分の中に蓄えているところですね。

海外の大学にいくかどうか悩んでいる高校生の方には、ぜひ『誰かができるのであれば、自分もできる』と考えてほしいです。人生に一度しかない選択なら、後悔を残さないようにすることが一番大切ですよね。新しい分野に飛び込むとき、今の自分にとって少し高いハードルにチャレンジするとき、初めの一歩を踏みことは勇気が要りますが、「自分にもできるはず」と思えたなら、もう少しだけ自分自身に期待を掛けられる気がしてきませんか。留学生であること自体も、気を抜かずに現地の学生より気合を入れて勉強するという意味ではアドバンテージだし、やる気と少しの自信さえあれば十分通用すると思うので、留学を目指している方、一緒にがんばりましょう。


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