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同窓生インタビュー

<2003年冬>
前田絵梨さん NIC第16期生 大学入学資格検定認定
2004年6月、ネバダ州立大学リノ校 農学部生物保護学科進学


自分らしい生き方。自分らしい大学選び。

前田絵梨さんの気持ちが、海外進学に向けて動きだしたのは、早い。それは中3の夏、神奈川県主催のボランティアスタディツアーで、タイ旅行を経験した時からだ。  
「急速に発展する都市部、その日暮らしの農村部。昼と夜、街が見せる正反対の顔。アジアの息詰まる混沌を目の当りにして、日本とは違う様々な文化に興味を持ち、帰国後はタイ語を学び始めました」
想いは高2に叶い、マレーシア国境に近いパタニの全寮制進学高校へ留学することになる。さらに、「その高校には、留学生仲間をはじめ、一年間に出会った人達は、国籍も民族もさまざまでした。でもエネルギッシュな向学心は、みんな共通」。同級生から多くの刺激を受け、将来は海外、特にアジアで仕事がしたい、と思うようになった。

■ ■ ■ ■
「日本に戻ったら、高2から再スタートするのは仕方のないこと。そう思っていたのに、帰国の翌日には、休学していた高校に退学届を出していました。自分でも予想していなかった行動でしたけど、迷いはなく、ごく自然で素直な気持ちだったんですよ」。
持ち前の大胆さと決断の素早さを発揮して、自分らしい生き方と出会うため、そして、一日も早くアメリカ留学にたどり着くため、彼女は自分自身の意志の力で歩みはじめた。以来、大学入学資格検定認定のための勉強とアルバイトの毎日がつづく。ところが、大検生を受けいれる大学には制限があることを知る。
「大検取得後の進路を考えていた矢先に偶然、雑誌でNICの存在を知ったんです。私にむいている、と思いました」
NICでは、大検認定者でも高卒者と同じにアメリカ留学を実現することが可能で、1年間の転換教育という準備期間も用意される。言葉や生活、文化のギャップを埋めるためのカリキュラムで、正規留学のための高度な準備ができる仕組みが整っている。
「留学は、万全を期して実行に移したい。そう計画していたので、NICの制度はとても理想的でした」一転、夢は再び走り出した。

■ ■ ■ ■
「NICでは、クラスメート全員の気持ちが共通目標の留学に向かっているので、ズレがない。もっとも入学当初は、周囲に圧倒されっぱなし。まだまだ集中や努力が足りないぞって、自分を激励している自分がいました」
学生一人ひとりの夢に真っ向から応えようとしてくれる先生とスタッフの、期待以上の熱意にも、大感激。そんな理想の環境のもとで、彼女は自然に勉強に集中できるまでに成長し、学びの傍ら、学生自治会の広報の仕事もこなしている。
授業はすべてネイティブの先生が英語で講義。スタイルもアメリカそのまま。なかでもジオグラフィ(地理学)の授業はユニークだという。衛星による最新の双方向システムを駆使して、提携先のカリフォルニア州立大学チコ校の授業をライブ中継。東京にいながら、アメリカの大学の授業が受講できるもの。「最初はとても緊張しましたが、先生も15人ほどの学生もジョークを交えリラックスした雰囲気。気がつくと、いつのまにか溶けこんでいました」
いまでは、ごく自然に発言できるようになり、留学への確かな自信の支えにもなっている。

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「2003年の春、鹿児島県の農業法人でファームステイを体験してから、気持ちが『農』へ傾いていき、将来は『食』関係の仕事につきた、いまはそう計画中です」
NICのカウンセラーとの相談で、実現への第一歩として<ネバダ州立大学リノ校に進学し、現地でより自分らしい大学と専攻を探していこう>という結論にいたる。
「リノ校では生物保護学を専攻します。そこで、食を究める道筋のひとつとして、より広く、生物と自然についての知識と体験を深めたいと思います」
留学資金の準備も、万全。「授業料も生活費も親に負担してもらっている以上、娘としては、勉強に励むのは当然です。だから、奨学金を受けることで、やる気をアピールし、より安心してもらおうと思いました」
全面的に応援してくれるご両親の気持ちに応えるために、NICの奨学金制度アカデミック・スカラシップも、先生からの推薦を受け、みごと獲得。
「奨学金の使い途? 留学してからゆっくり考えます」

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「NICのカウンセラーが、リノ校卒でいらしたのです。授業はもちろん、レストランやショッピングなど現地のお役立ち情報も、細かく伝授してくださいました」
「わたしの大好きな山がキャンパスのすぐ近くにあるそうなので、現地ではクライミングクラブに入って、できるだけ多くの山を踏破してみたいんです」(笑)
終始、おだやかに意志の強さをたたえていた瞳が、その一瞬、輝いた。

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