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同窓生インタビュー
<2005年冬>
田島康子さん NIC第16期生 群馬県立安中高校出身
ヨーク大学応用社会科学部犯罪学科
可能性は自分で創る。 |
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◆「すべてが苦労」だけれど、辛いとは思わない。
05年9月にYork
Universityに入学して犯罪学を専攻しています。今年の授業は、特定の教科書がないんです(笑)。毎回、Reading
Listが渡されて、それを事前に読んできて授業に出るというものなので、とても大変です。平日だけでなく、土日もリサーチに費やすことが多いですが、たまにはDVDを見たり、友達とごはんを食べたりしています。 苦労とか挫折とか、そうですねえ、すべてが苫労です(笑)。今でもなんで留学しちゃったんだろう、「留学できたんだろう」って思うときもあります。でも自分が選んだ道だし、がんばっていることとか苦労していることとかは、絶対に将来につながるという確信があるので「後悔はしていません」。あと、みんなも苦労しているから。自分だけが苦労しているわけではないので辛いとは全然感じません。
◆思っていることを言えるようになりたくて。
N1Cを志望したきっかけは、高3の時に、進路に迷っていて、また同時に友達関係がうまくいっていなかったんです。思っていることを言えなくて。それで海外の教膏を受けたら、自分の意見を言えるようになるかな、って思ったんです。実際は自分から変わろうと思えばどこでも変われるはずですけど、私は日本ではその変わるための勇気が持てなかったんです。 NlCの1年問は難しかったけれどとても楽しかったです。授業は全部英語で行われるし、しかも意見をいわなくちゃいけないし。「意見がないのに何を言えばいいの?」って思ってました(笑)。宿題の量も半端じゃなかったですしね。 でも授業後はみんなでお昼を食べて、図書館に行ってリサーチして、という生活がとても楽しかったです。高校時代は一人で勉強、暗記の繰り返しで、授業も受身だから、NlCで勉強に対する意識が180度変わりました。クラスも最初はLl(Lowlntermediate)という下から2番目から始まって、それでも今こうやってYork
Universityというイギリスでも有数の大学に入れたので、とてもうれしく思います。 そのおかげで今でも授業前の準備は念には念をいれてするようにしています。英語力のハンディもあるので、その分も念入りに。そうでないとネイティブのクラスメイトにグループワークで置いて行かれるので。 イギリスのいいところは、何でもいいから自分の得意なことをアピールすることかな。どんな些細なことでも自信を持っているし、周りから見ると小さなことのようなことでも積極的にアピールするし、日本だと反対に、みんなと同じようにすることを心がけるから、その点はイギリスの方が、心地がいいなと思います。
◆結局自分の道を決めるのは自分しかいない。
私は3人姉妹の末っ子なんですが、長女は下に姉妹がいるからという理由で留学をあきらめ、次女も留学したかったのに高校で反対されてあきらめているんです。だから親も私には実現させたいという思いもあったと思うし、姉たちも最初はジェラシーもあったと思います。でも今は親や姉たちからメールをもらうたびに、「がんばらなきゃいけないっ」て思うんです。 結局は何事も始めなければ何もはじまらないし、結果も出ないんです。「私もこんな風になりたいな」と思うと同時に「自分にはできない」と思うかもしれない。でもそれは臆病なだけ、勇気がないだけ、それは言い訳にしか過ぎない。 自分の道を決めるのは自分しかないです。 他人に何を言われても周りの価値観で自分を測ってはいけないし、だからこそ「可能性は、自分で創るもの」だと私は心から、そう思っています。
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