|
|
同窓生インタビュー
NIC Interview 2007 SUMMER in U.S.A. 厳しさの先に、夢がある、海外進学
宮崎 妙美さん NIC第18期生 岡山市立後楽館高校出身
ネバダ州立大学リノ校音楽学部ピアノ科2年
University of Nevada, Reno Bacholor of Music
「マーチングバンドの青春」 |
|
妙美さんは06年6月渡米、9月からネバダ州立大学リノ校のマーチングバンドに参加した。「TUBAを担当しています。中学からTUBAをやっていて、大学でもどうしても続けたかったんです。」周りのメンバーが皆170cmを超える長身の中、唯一150cmの妙美さんが、マーチングバンドの行進中でも反対に目立つという。
「一人だけ背が小さいので、みんなと歩幅が合わない(笑)。5mを8歩で歩くというきまりがあるのですが、ほんと、みんなについて行くのに必死です(笑)。リノ市内の、高校対抗のマーチングバンドの大会があって、そのオープニングでも行進して、その後記念写真をとったのですが、みんなに隠れて写真に写らなくて。。。 近くにあったドラム缶に乗ってやっと顔が見えたんです。でもその分みんなに子どものように可愛がられています。」
先学期は全科目の平均は4段階で3.0だったが、音楽の科目ではすべてオールAをとったため、学部から1,100ドルの奨学金ももらった。「数学がまるで苦手で。。。やっとCをとれたんですが、反対に、頑張ったことや得意なことをそのまま評価してくれるアメリカの大学はやっぱり、良いと思います。」
もともと教育学部の特別教育を専攻していたが、どうしても音楽をやりたくて、学部を変更した。今の夢は大学で音楽を教えることだという。今年の6月には寮を出て、アメリカ人学生3人と一緒にアパートでの生活を始め、9月からは、キャンパス内のシアター(ナイチンゲール・ホール)でアルバイトも始めるという妙美さんは、進路に悩む高校生に次のようなメッセージを送る。
「一番大事なのは自分から動くこと、自分の意思で動くことだと思います。人から言われて動いても得られるものは少ないので。」
大学生活やマーチングバンドを通して感じたことは、「礼儀や目上の人に対するマナーはアメリカでも一緒」だということ。「だからこそこれから留学を希望している人は、日本の伝統もしっかり学んできてほしいですね。」マーチングバンドで焼けた妙美さんの褐色の肌が、リノの、夏の青空の下で輝いていた。
|
|
>第18期生トップに戻る |
|