◆考古学と演劇を両方勉強できる。


高校時代は元々考古学を勉強しようと思っていました。演劇には少し興味はありましたが、大学を卒業してから専門学校に行こうと思っていたくらいです。高1の時カ'ら、某日本の大学の考古学科を志望していて、その大学から私の高校に指定校推薦があったんですが、私が3年生になったときに、突然指定校がなくなったんです。そのときに、初めて「どうしようか」と悩み、ちょうどその時に私のクラスメイトがNlCに指定校で入学が決まっていて、いろいろ話を聞くことができたんです。「アメリカの大学だったら二つの分野を同時に勉強できる」ということもその時初めて知って、「それであれば考古学と演劇を両方勉強しよう」と考えました。

◆演劇一本に変わったわけ。

アメリカの大学では、Academic Advisorといって、一人一人に担当の先生が付くのですが、たまたま私のアドバイザーと、Wafu(日本人の演劇グループ)のアドバイザーが同じ先生だったんです。それで、同じNlCの先輩である藤岡さん(藤岡陽子さん:UNR演劇学部卒・Wafuの創設者)を紹介されて、一番最初の公演も裏方(昔響操作)のお手伝いという形で関わらせてもらいました。そこカ'ら楽しさに魅了されてWafuにのめりこんでいった感じです。

演劇学部では、特に、Lighting Designを勉強しています。アメリカでは照明技術ひとつでも大きな役割があり、脚本や演出と同じで、とても重要とされているんです。今学期、学生と教授のコラボレーションによる公演があったんですが、そこではじめてLighting Program(コンピューターを使った照明システム)とデザインを担当させてもらいました。

◆アルバイトと奨学金で費用を軽減

勉強の傍ら、学内のDining Commons(学食)で週2回、あと、演劇学部の中にある「SCENE SHOP」というお店でアルバイトをしています。時給が8ドルで週14時問働いているので、月に5万円程度は稼ぐことができます。

また、奨学金もいくつカか頂いています。今学期は留学生用の奨学金1,OOOドル、昔楽学部(声楽)のオーディションに合格して600ドル、演劇学部の奨学金として2,500ドルもらいました。演劇学部では、Theatre National Honor Societyのいう会のメンバーにもなり、リノ校の代表としていろいろなところで活動しています。

◆「成せばなる、成さねばならぬ、何事も。」

NlCに入学してすぐ、「日本の大学に行カかなくてよかった」と思いました。自分は流されやすい性格なので、甘い環境だとすぐに流されてしまうからです。実際に日本の大学に行った友達の話を聞いて、余計にそう思ったことを覚えています。

卒業まであと半年と迫った今、自分のできる最大限のことをやって、できるだけ吸収して帰りたいと思っています。アメリカに来て、「とリあえず、やってみる」精神が強くなったと思います。「成せば為る。」ですよね。やってみると結構できるもので、忙しく、自分を追い込むと、余計に勉強もはかどることがわかりました。

アメリカに来てからとても忙しい日々を送っています。公演が近づくと、毎晩11時までリハーサルをやって、それから勉強する日々。苫労はしているけれど、本当に来てよかったと思います。

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