◆かけがえのないものをたくさん得られたNICでの1年間。


現在は教養学科で、イタリア語を中心に幅広い分野を勉強しています。06年の5月卒業予定で、卒業後は4年制大学に編入せずに就職する予定です。

海外の大学に行きたいと思ったきっかけは、高校時代に通った英会話スクールでした。そこで『英語』というものを通じて幅広い年代の方たちと出会ったりして、出会いが広がりました。英語を使えたら、どれぐらい出会いがひろがるだろう?そして、そこで英語を学んでいくうちに英語圏の国で学ぶことができれば、という想いがふくらんでいったんです。

実際にNICに入学してからは、本当に勉強が大変で、時には朝まで勉強することもありましたが、特に最終学期(第3学期)が一番記憶にあります。この学期は、自分でも絶対に「妥協しない」と決めて望んだのですが、その通り、自分で納得できるまでやることができました。それが、今の私を支えてくれてるなぁとも思います。それも、両親、一緒になって学ぶ友達がいてくれたからこそです。 

私はNICで、いくつになってもつきあっていけるかけがえのない大切な友達を得ることができました。今でも、連絡を取り合ったり、別の州にいても会いに出かけたりできて、とても幸せなことだと思います。また、親元を離れることで、より両親への感謝の気持ちも強くなりました。今まで以上に素直に話ができるようになったなとも思います。NICでの一年間、アメリカでの生活の中で、なにものにもかえがたいものをえていると思います。

◆世の中の見方が変わった。

アメリカに来て、世の中を見る目が大きく変わったような気がします。いろいろな分野を勉強する中で、全部が一つの線でつながっているんだなあと思うようになりました。たとえば大統領が変われば、当然経済も動く。日本や他国との関係も変わる。経済でも、歴史でも、アートでも、英語でも、それぞれが単独で存在するのではなく、全部がつながっているんです。日々動いて変化している世の中で、いかに自分を強くもって、柔軟になって社会と関わっていけるかではないか、そういうふうに考えるようになりました。

◆「OPEN MIND」

人が変わるためには、もちろん環境も大切だと思いますが、それよりもなによりも、自分が心を開くことが一番大切だと思います。いくら環境が良くても、自分が心を開かなければ何も変わらないし、要は、他人がどうこうではなく、自分がどうしたいか、どうするか、です。

今は、スポーツマスコミ関係に就職することが第一希望なのですが、どんな仕事につくにしろ、芯があって、柔軟な人になりたい。物事の本質を見れる人、世の中の流れがわかる人になりたいと、思っています。そのためにも今は、たくさんの出会い、私を支えてくれているたちへの感謝の気持ちを忘れずに、残り少ない留学生活で、できる限りのものを吸収していきたいと思います。
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