◆ロンドン大学から1年間の交換留学


現在私はロンドン大学の学生として、UCLAに1年間の交換留学中です。他にもイギリス人の女子学生と、ポーランド人の女子学生と3人でイギリスから05年の9月に来ました。06年の6月までここにいて、またロンドンに戻って最終学年を過ごして卒業の予定です。UCLAにはNIC時代の仲間もいますし、ロサンジェルスに来た当時には、NICの先輩にもいろいろお世話になりました。

1年間という短い期間なので、今はUCLAのキャンパス内にあるCo-opという留学生を中心とした寮で生活しています。今はアメリカ人と、ポーランド人と3人で生活しています。ここはCo-opという名の通り、大学生協が運営している寮で、食費を入れても月450ドルという格安の値段です。その代わりに週4時間、寮の仕事を手伝うことが義務付けられています。

◆「人生は常に自分との戦いである」

アメリカに来てよかったと思うことは、言語学の分野で世界でもトップクラスである両方の大学(SOAS校とUCLA)で学ぶことができたということです。今のもっぱらの課題は、限られた時間の中で得られるものをちゃんと得られるか、ということです。授業では、先生の言ったことを理解するのは問題ないし、テストも問題ないのですが、同じくイギリス(Edinburgh)から来ているイギリス人学生が、授業中や授業時間以外のディスカッションで、学んだことを自分の言葉で語っているのを聞くと、正直言ってあせりもすこしあります。

私は遊びのテニスで負けてもとても悔しいと思う、負けず嫌いな性格で、友達にも「完ぺき主義者?」なんていわれることもあります。もちろん、最初から完璧な人は誰もいないことはわかっているのですが、こっちにくれば「英語を話せる」ことは何の自慢にもならないので、そういった意味で、日々格闘している最中です。

勉強以外では、Hip Hopのサークルに入っていて、これが週3回練習があります。本当に楽しくて今の私の、生きがいのひとつです(笑)。

◆「英語を話せること」は何の自慢にもならない。

私にとって留学は、「日本国外に出て、母国とは異なった環境から、さまざまなことを学び取ること」です。そういった意味で、いま日々学ぶことはとても多いです。

人は、その時どきで、何かを感じ取ったり、葛藤したり、そういういろいろなプロセスを経て成長するものだと思います。つらいことがあったとしても、その中でどう成長できるか、何を得て、次にどう生かしていけるか。感情をコントロールするのも自分、起こった事柄をどう捉えるのかも自分。

アメリカに来て、またまた考えることもたくさん増えましたが、そういう意味でも、毎日のこの自分が感じること、体験するすべてを大切にして、成長していきたいと思っています。

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