◆人生で一つ誇れるものを持て


「人生で誇れるものがあればそれを糧に明るく、逞しく生きていける。」両親がそう思い、私に選んだのが英語でした。その選択が私にぴったりで、2歳半の時に母が英語教室へ連れて行ってくれた日から私は今まで英語の勉強を続けて来ました。小さい頃から旅行へ連れて行ってもらっていた事で、本場の英語に触れ、その中で夢を見つけました。NICを志望した理由はいくつかありますが、一番のきっかけは両親から私への思いやりです。

◆両親がNICの手提げを持って帰ってきた

NICのことは高校1年生の時に知って、資料を請求しました。でも高校時代は学校行事や課外活動に一生懸命で、英語以外の勉強はさほどしていませんでした。高校3年生の夏休みに、両親にNICに行きたいということを告げたところ、賛成してくれませんでした。よく考えてみれば、ろくに勉強もせず自分の夢ばかりが先行していたため、当然の事と思いますが、そのときは、自分はもうNICに行けるつもりでいたので、ショックを受けたと同時に、あわてて日本の大学を受験するための予備校探しをはじめ、10月から某大手予備校に通いだしました。1月1日の朝も予備校で勉強していたことを覚えています。

ところが1月中旬のある日、両親がNICの手提げ袋をもって予備校へ私を迎えに来ました。母が、私がずっとNICに入学するのを望んでいる願いを叶えてあげたい、という思いで父を説得してくれたんです。父はNICのウェブサイトをすみから隅まで見て、説明会に参加し、突然でしたが、NICへ行く事を許してくれたんです。

◆「親孝行」

私は一人っ子で、親と初めて離れて生活したのが、今回の留学です。渡米後毎日、電話やMessengerで両親と話をしています。その為日本とアメリカの距離や、両親と離れている不安等を感じません。将来の夢は、アメリカで就職して、グリーンカード(市民権)を取得し、そして両親を呼ぶ事です。これは小さい時からの夢の一つで、その為には、しっかり大学を卒業する事が第一です。

◆人生は一度きり

高校時代のクラスメートで、フリーターをしている友達がたくさんいます。いつか本人も気づくと思いますが、親に頼れる期間は決まっているし、反対に親にサポートしてもらえるのは今しかないと思います。だからこそ、そのチャンスを最大限に利用して、自分のやりたいことを見つけてほしいと思います。

NICの仲間との合言葉で「人生は一度っきり」というのがあります。1度しかないという事はとても怖いことだけれど、だからこそとても大切で貴重なのだと思います。

大変な事でも、今頑張れば必ず将来へ繋がってくれると思います。もしやりたいことが見つかっていなくても、とりあえず頑張る。何をすればいいかわからない場合は、とりあえず「勉強」をがんばる。そうやって目の前のことを少しずつやっていけば、きっと自分の夢が見つかると思います。私はそう信じて両親へ感謝を忘れずに日々を一生懸命生きています。私をずっと支えてくれているパパ、ママ、ナッツ。本当にどうもありがとう。

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