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フラワービジネス・コーディネーター

成見慶
(第8期生)

シンジェンタシード株式会社

プロダクトマネージャー(商品開発・普及担当)

ハワイ大学マノア校アジア・ハワイ・パシフィック研究学部卒
University of Hawaii, Manoa BA in Asian, Hawaii & Pacific studies

埼玉県立上尾南高等学校出身




◆業界では大ヒットとなる花を連続で日本に初めて紹介

「正直言って、花にはまったく興味がなかったんですよ。留学前は移民史の研究者になりたかったので、博物館の学芸員か大学で研究者になりたいと思っていましたね。」
そう頭をかく成見さんは、オランダベースの世界規模の花の育種会社(新品種を生み出す会社)で商品開発・普及を担当している。
「大学を卒業した頃は『ちょっと社会経験を積んだ後、日本の大学院に進もう』と考えていた
んです。でも、腰掛けのつもり入った会社で、知識のないまま花のバイヤーの仕事をや
ることになって・・・。そして業界では大ヒットとなるパンジーの新種を連続で日本に紹
介することなり、それがきっかけで業界に名前が知られて、当時の仕入れ先であった今
の会社に縁あって移籍したというわけです。」

◆地味な花業界をおしゃれで洗練された業界にしたい

期せずして足を踏み入れた業界。でも成見さんには野望がある。
「この仕事は頑張れば世界中の戦略決定など大きなことに関わることのできる仕事。私はまずは日本担当からアジア、また世界へというキャリアアップの一方、地味な業界をおしゃれで洗練された業界にしたいと思っているんです。そのため社内だけでなく業界にいる若手有志たちに声をかけて取り組んでいます。去年は、「恋人達のパンジー」というプローモーショ
ンを打ち立て、業界に新風を吹き込んだんですよ。将来的にはインテリアとか音楽など様々な業界とのコラボレーションをして新しい顧客層を開拓したいですね。」

◆自分に対して自信が持てた留学

留学時の専攻と今の仕事は全く関係ないという。でも留学で得たものは計り知れない。
「第一に、社内公用語でもある英語力。第二に、目標にむかって的確に効率よく自分の手法で到達するという考え方。そして第三に、やはり自分に対して自信が持てたことですね。」
入社1〜2年目で大ヒット作を日本に仕入れた時も、留学生活で培った英語力・熱意・行動力・決断力が成功のポイントだという。

◆頑張ればすぐに頭角をあらわすことができる業界

花の業界は日本ではまだまだ認知度が低いが、それだけにチャンスが無数にある。そう力説する成見さんから後輩へのメッセージ。「就職というと、とにかく今流行の業界に目がいきがちですが、私のようなマイナーな業界では若くてもいろいろ大きな経験ができます。業界では大きい会社といっても世間的には中規模の会社ですので、頑張ればすぐに頭角をあらわすことができます。花はカラーがたくさんあり、色のセンスのある方に向いている世界ですよ。」
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