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弁護士

岡本泰昌
(第2期生)


オンキヨー株式会社
総務部法務担当
ワシントン州弁護士

ネバダ州立大学リノ校
University of Nevada, Reno
犯罪法学部卒
BA in Criminal justice

クリーブランド大学
Cleaveland State University
法科大学院卒
Juris Doctor, Law School

山口県立山口高等学校出身




◆企業の『主治医』として

大阪に本社を構える世界的オーディオ機器メーカーで、岡本さんは唯一の米国弁護士資格者として国内外の法務を取り仕切っている。
「私の役割は、アメリカ国内企業の多くの社内弁護士がそうであるように、企業の『主治医』です。
健康な時には「患者」であるクライアントの健康チェックや病気の予防についての提案を行い、万が一病気になった時には迅速にかつ、効率よく、全快に向くようにさまざまな治療を、クライアントと一緒に考えながら施すんです。
企業の内部から経営のアシストを行う、縁の下の力持ち的な仕事ですね。」

◆歯車でも『考えることの出来る歯車』に

岡本さんは米国のロースクールを卒業して弁護士試験に合格後、大阪の弁護士事務所で様々な企業の法務案件に携わった。
「でもしばらくして思ったんです。外部からサポートするのではなく、企業の内部に入って法務に携わったほうがやりがいがあるのではと・・・。」
そしていくつかのオファーの中からオンキヨーを選んだ理由は「超巨大企業だと単なる歯車になってしまうけど、このようにちょうどいい中規模の会社だと『考えることの出来る歯車』になれると思ったからです。」
実際、一つのビルに技術部門から営業・マーケティング部門まで集まっているため、常に生のコミュニケーションが取れ、仕事がやりやすく面白いのだという。


◆資格というのは取って終りなのではない

よく弁護士を目指す高校生から出る質問に「アメリカの弁護士資格をとっても日本では活躍できないのでは?」というものがある。
それに対して岡本さんは明確にこう答えた。
「日本で普通に弁護士として働きたいのであれば、日本で資格を取ったほうがいいでしょう。
でも資格というのは取って終りなのではなくて、その後にどんなサービスを社会に提供するかが大事。
正確な英語できっちりネイティブと渡り合える法務スタッフは
海外展開する企業に必須の存在なんですよ。留学で培った英語力、コミュニケーション能力、
そして判断能力や対応力。これらは海外法務の仕事には欠かせません。」


◆チャンスや資格を生かすも殺すもみなさん次第

途中、若干の回り道もしたけれど、いまはスペシャリストとして活躍する存在になった岡本さん。いま高校生に伝えたいことは?
「留学は、多くの価値あるものを得るチャンスを与えてくれます。
しかし、それはあくまでチャンスであり、それを生かすも殺すも、みなさん次第。
資格と同じです。とにかく面倒くさがらず、努力を積み重ねることにより、チャンスが生きてきます。
そうして得たものは、簡単には離れていきませんし、自分の武器として生涯使っていける能力になります!」
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