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ライブセッション

2008年度(第20期生)修了式

<祝辞>
廣田和子
NIC International College in Japan 代表
米国TOEFL理事会 理事(2001~2005)


il n’y a pas de hasard
~どんなことも意味があるから起こる~

素晴らしいスピーチで感動しています。この後のスピーチは大変です。
皆さん思いませんか。1年前、ちゅう善がスピーチした時、分からなかった英語が今日完璧でしょ。1年の成果ですね。

20期生の皆様、保護者の皆様、今日はNIC修了おめでとうございます。また、平日にもかかわらず、たくさんの保護者の皆様に御出席いただき、ありがとうございます。今年はNICの成人式を迎えた思い出深い年でした。なにごとも、10年ごと、ONE DECATEと言いますが、10年ずつ、なにかが出来上がるものだと思います。 人生もそうですが、その節目節目はとても意義深いものです。皆さんが、過ごしたNICの1年が新しい10年の始まりとなり、これからの皆さんの人生の礎になることと思います。

1年があっという間であったとおもいますが、必死で生きている時ほど、時間のたつのが早いものです。今日は今まで皆さんに伝えてきたこと、NICのキーワードをおさらいしようかと思います。

NIC、3つのキーワード

まず、壁にぶつかること。 なにごとも120%を狙う。
100%でなく、そこを通り抜けての120%。そうすると本番力が多少出し切れなくても普通の力、100%は出し切れているということです。そういう力があれば、壁を破る、通り抜ける力が湧いてきます。自分の可能性のプラス20%アップしてがんばってみてください。NICにいるときに壁にぶつかる体験をしてほしいと言いましたが、もし壁にしっかりぶつかりきれてなかったら、これから是非壁におもいっきりぶち当たってください。そうすると自分の可能性がぐーんとひろがります。新しい自分との出会いがあります。壁にぶつかった時から何かが始まり、何かが起こります。

私も今まで、多くの壁にぶち当たりました。でもひとつひとつそれを越えることで、自分が変わっていく、違う自分を発見する、なんだ出来るんだという自信につながっていきます。その様子を自分で体験すること、頭でなく体にPRINTすること、これが大事だと思います。 何事もHARD、よりHARDなほうがいい。。。そうすれば、そのあとのGIFTはその分よりすばらしいものがやってきます。いわゆるNICの学生の合言葉、「ハード but 楽しい」です。これをいつも思い出してください。

そして、2番目のNICキーワードは死ぬほど勉強する。 イヤーブックにも書きましたが、夢中で何かに没頭するとき、日本語には、“命賭ける”、“命捧げる”、“無我夢中”、“一心不乱”、“なりふり構わず” “せっぱつまる”など、いろいろな言葉があります。どれも、死ぬほど何かに打ち込んでいる時だと思います。 そんな時はいらないものを捨てることが出来ます。よく見渡すと日々どうでもいいことに翻弄されていることが多いです。そういういらないものを捨てきるには、何かに没頭すること、ひたすら没頭することで、いらないものはおのずと消えていってくれます。

私は先日、フランスの山の中で何日か過ごす体験しましたが、そこには何もないので、やることは、ひたすら自然と向き合い、集まった20人以上の人たちのご飯を作ることなど、日々の当たり前のことを行ってきました。雪も降っていて寒かったので、どうしてジャガイモをこんなとこでむいているんだろうと思ったりしました。でも、先生にこれも茶道のRITUAL儀式と同じで、なにごとも真剣に行うことは自然と自分に向き合うことだと教えられ、ひたすら行っていると、なんだかとても幸せな気分にまでなりました。普段やったこともないことなので、不思議な感覚でした。

みなさんもこれからは大変なことなどもあるかもしれません。でもどんなことも無心で自然体でこなすこと、それがなんだか愛着みたいなものを感じてくるかと思います。 いらないものが自然と消えてくれる感覚でした。

それから3つ目ですが、言葉をここから、HEARTから出す。今日の2人のスピーチは素晴らしかったですが、2人とも英語がここから出ていた。だからすごい。言葉は心から出たとき、その力がPOWERになり、心にズシンと響くのですね。人との本当のつながりが生まれると思うんです。先ほどの自然のなかでの体験はフランス語だったのですが、ずいぶん学んでいったはずなのに、実際はフランスが早くていっこうに理解できなくてどうしようかと思いました。そのとき、なんで日本語を分からない先生が私の日本語をなんとなくわかるんだろうと思った瞬間があって、考えたらその人は言葉を私の心を通して聞いているということに気がつきました。そして、そのときから、心から発している言葉は心をしっかりみつめるとわかるのではと思ったら、本当に周りで流れるフランス語が入ってきたんですね。ひとは言葉をここから話せないといけないと私はいつも思っていることなのですが、単語だけを拾うのではなく、本当に心から人の言葉を理解すること、それを皆さんも行うと良いと思います。LANGUAGEだけでなく、そのひとを本当に知るきっかけとなると思います。

この前、XJAPANのコンサートに行ったのですが、TOSHIが私の友人で、NICのサポーターにもなって頂いていますが、この中のどなたかも行ったと思いますが、そのときTOSHIが腹から声だせ。と5万人の観衆に向って叫んでいましたが、負けるな、いじめにも負けるな。。ここから声だせ。。。と。それは言えないと負けてしまうし、また、本当の自分がかくれてしまうということです。ですから、欧米に行ったら、皆、すごくしゃべるし、強いです。負けずに、ここから真実をだす。声を出す。ということをやってください。NICではCTをたくさん学んだと思いますが、そのとききっと皆さんは自分の内なる声を聴いて、言葉をだしていたとおもいます。これからも迷った時などは、自分をみつめ、心から言葉を出すことを是非、続けていって下さい。

他の留学生にはない特別なFAMILYの感覚

さて、最後に、私の座右の銘ですが、NOTHING BY CHANCE、偶然はない。フランス語を習っているのですが、フランス語でもil n’y a pas de hasardというのがあります。どこにいても同じことが通用すると言うことは、これは、人生のあるべき姿なのではないかと思いました。どんなことも意味があるから起こるのだということ、そして、また、どんなことにもたとえそれが失敗、不幸と思われることでも、後になるとわかるのですが、それは無駄ではないのだということを忘れずに、これからの新しいVOYAGE航海をなにごともしっかり受け入れ、ご自分の身体に入れ込み、豊かな自分を作り上げてください。

NICは今年で新たなる21年目を迎えます。いままでで7400人以上の人たちがNICのFAMILYとなっています。今や世界のいろいろなところで皆さんの仲間に会えます。海外で偶然遭ったNICの人たちが言いますが、はじめて会ったのに特別近く感じると言います。それは、NICという同じ場所で同じ想いで頑張ってきた、(同じ釜の飯を食べると言う言葉がありますが)1年をみな、共有し思い出すからなのでしょう。他の留学生にはない特別なFAMILYの感覚です。

これからNICも更なる発展をしていきますが、NICは現在世界の様々な国、アメリカ、イギリス、カナダ、オースラリア、スイスなど、英語で学べる世界の大学へと学生は進学しています。そして、OB OGの皆さんも世界の様々な分野で活躍していますが、皆さんもNICのFAMILYとなり、世の中のチェンジメイカーとなって、日本のLEADERになり、世界に飛び立ち、社会に貢献できますよう心より願っています。


最後に皆様の保護者の方達からのメッセージの抜粋を紹介したいと思います。



























●目の前の壁を避けることなく“やるっきゃない!”で、ぶつかっている姿“なぜ?”と考えれる姿もとても頼もしく思っています。「NICでよかった!!」と胸を張って言える自分に誇りをもって。。。夢に向ってください。いつも、いつでも応援してるよ。!

●1年間お疲れ様でした。毎日夜中の2時に起きて新聞を配り学校へ行き、又夕刊を配達そして宿題をする!毎日この繰り返しは本当に大変だったと思います。私はいつも心の中でエールを送っていました。この経験で、これからのどんな困難にも乗り越えていけるでしょう。米国に行って英語ペラペラになって帰ってきてください。卒業おめでとう。

●1年前いつに泣く神妙な面持ちで『色々考えたけど。。留学させてください。又、ご迷惑をかけますが、宜しくお願いします。』と頭を下げたあなたに(やっぱりネ)と私達は顔を見合わせました。少し回り道をしたけれど、自分の夢を追いかけることを選んだあなたは、この1年間これまでの人生で一番勉強しているように見えました。これから先も厳しい現実が待っているかもしれません。でも、また希望も大きいことを忘れないでください。応援しています。父母

●20歳と言う節目の年に20周年を迎えたNICで学ぶ。目標を定め努力家に変身したあなた。この1年の努力を礎にあなたの夢に一歩一歩近づいてください。

●NICでの1年間あなたはとても輝いていました。私達は夢の実現に向けて努力しているあなたをとても頼もしく誇らしくおもっています。自分の信じる道を歩んでいってください。

●英語漬けよくがんばったね。パパは英語が苦手だから感心してるよ。パパも仕事がんばるから、おまえ(あなた)もがんばれ。

●人生無駄な事などひとつもない!失敗や後悔があったとしてもそれは次のステップ。経験を積み重ねる事が人生。一つ一つの目標にむかって頑張ってください。

●1年間頑張ったね。でも、これからが本番。あなたには、たくさん心配かけちゃったね。でも、これからは自分の為にがんばりや!あなたは母さんの自慢の息子!!

●自分の強い意志でNICに入学したものの思うような結果が出せずに思い悩む日が続きましたね。遠い宮崎から手を合わせて祈る日々でした。でも「友達のお陰でここまでやれた」との言葉を聞けた時には苦しいながらも腐るのでなく、何々のお陰だと感謝の気持ちを持てるようになれた事に成長を感じました。努力は必ず報われます。よく頑張ったと思います。これからも夢に向って頑張ってください。ず~と応援しています。

●若い時しか出来ない体験を大事に、あわてず、あせらず、サボらず、丁寧に人生を積み重ねて下さい。前向きに少しずつ進んで頑張ってね。 時には力を抜いてね。

●留学を志したのは何年も前のことですね。母は『本気でなければ認めない』と言ったその日にもうあなたが本気なのは分かっていました。かけがえのないあなたを送り出すのは正直淋しいけれど、夢を抱いて歩くあなたを誇りに思います。いつもずっと皆で応援してるから、安心していってらっしゃい。

●中学の3者面談の時にアメリカに行きたいと話した時、そんな夢みたいなこと。と思いました。でも高校でもコツコツとその目標に向って努力を続け、日本の大学には目もくれずにNICへと入学しました。あなたの細身の体から溢れるパワーは「夢」の実現へ向けての熱い思いなのですね。貴女の才能をこの世界のために、輝かせてください。

●アメリカの大学に行きたいとそんな一途な思いから、新聞配達と学業の両立が始まり、見事1年間やり通したことりっぱでした。そして本当にお疲れ様でした。夢に描いたアメリカの大学、謳歌しながら、進み道を見つけて下さい。ずっと応援しています。

●毎日のように夜遅くまで勉強に追われ、いっぱいいっぱいだったのに頑張りぬきましたね。2度お母さんに弱音を言ったこと覚えていますか?いろんな面で得るものが多かったと思います。これからも楽しいこと、苦しいこと、不安になることたくさんあるでしょう。でも “楽しみなさい”夢に向って信じた道を歩んでください。どんな時もお母さんはあなたの心の中にいるからね。

●大学受験を失敗し、その後どうするのかと思っていたら、NICに行きたいと言った時は本当にびっくりしました。しかしあなたは『夢は大きくもつものだとお父さんはいつも言っていたじゃない』と言われ納得しました。その道に進んで夢を叶えてください。人のため、世の為になるよう知識と同様品格を磨いてください。自分をしっかり見つめ無理せず頑張って帰ってきてください。 父より。

●少々マイペースの貴方でしたが何とか卒業にこぎつけましたね。 おめでとう!自分の目標に向ってしっかり学んで一段と成長して大きくなった貴方の帰りを楽しみに待っています。追伸、女性と治安に気をつけて…母より。

●かなり強引な所はあるけれど、貴方の前向きな姿勢。私には出来ない事はなにもない!と根拠がなくても言い切ってしまうその度胸に母は胸が踊り、頼もしく、誇らしく感じ、そうあなたなら出来る!と信じ、共に歩んでしまうのです。NICにも周囲の反対を押し切って不可能を可能にし入学し、必死に学び、誰でもがいけるわけでない留学と言う過酷かつ素晴らしい学びの地へと飛び立って行きます。NICで学んだ全ての事が辛い時、苦しい時必ず支えになり貴方の自信を取り戻してくれるでしょう。これからの貴方の死ぬ気の頑張りを母は応援しています。素晴らしい人生にカンパイ!!

●貴女は小さい時からうさぎとカメで言えばいつもカメでした。これからもカメでいてください。ゆっくりゆっくり一歩づつ前に進みなさい。いつか必ず山頂にたどりつくことを信じて。カメのようなあなたがお父さんとお母さんは大好きだから。。。!

●メールして返信がないだけで心配、少し体重が減ったと聞いて心配、都会の生活に慣れなくて心配、慣れても心配、この1年間バカ親と向き合っている私がいました。でももう大丈夫、あなたの頑張りと成長に、10年後の笑顔が見えたから。お母さんの夢はあなたに連れられて海外旅行する事です。よろしくね。

●USでクリスマスイブの真夜中に陣痛が起き、ラジオから流れるクリスマスソングを聴きながらこんな時に病院がやっているのかと駆けつけました。病院スタッフから神様からの素敵なクリスマスプレゼントね。と祝福を受けあなたは誕生しました。その後あなたはのほほんと育ちどちらかと言うとボーとしている子でしたが、高1の時、急に看護師になりたいと言い出しました。2年になるとそれに加えてアメリカで看護師になりたいというので、親のほうが戸惑ってしまいました。そして偶然手にした進学情報誌でNICを知り、廣田先生の本を読ませて頂いて、私の方があとで決心させてもらいました。親元を離れ、精一杯の勉強に悪戦苦闘したことでしょう。情熱と愛情でご指導頂いた先生方、温かく支えてくれて事務局の方々や仲間の皆さんに心より感謝いたします。貴女は高い目標をかかげ一生懸命その目標に向かい一歩一歩進んでいます。そんな貴女を誇りに思います。あなたらしく一つ一つの困難をのりこえて大きくはばたき社会に貢献できる人になってください。

●クラスHIではあんまり大変そうで一時NICを選んだこと間違いだったか?と真剣に考えたりしていたけど、『学校は楽しいから大丈夫』という言葉を聞いてやっぱりNICに行かせてよかったって思ったよ。人間経験と感動が宝物。宝物いっぱい集めて、enjoy your life !

●感謝と言う言葉があなたの門出に贈るに一番ふさわしいと。ありがとうございました。 努力は絶対その人を裏切らないよ。惜しまず、コツコツ積み上げていってください。投げつづける母のpressure-

●Can you catch me?

●毎日毎日朝5時に起きて家から30分ほどの駅までの送迎し、そこからNICを往復で5時間。何処まで持続できるか当初は不安でしたが、やり遂げる忍耐、努力、あきらめない心の強さをより一層学んだこととおもいます。これからも一度きりの人生楽しみながら悔いのない様に過ごしてください。支えてくれた方々に感謝の気持ちを忘れずに。よくがんばったね。おめでとう!

●夢を叶えるためにと選んだ初めの一歩がNIC。一人暮らし、英語漬け、山のような課題と勉強、よく頑張ったと思います。そして2歩めはアメリカ留学。努力も失敗も夢のためにはどれもが必要な体験だと思います。『ハードbut楽しい』の心で我武者羅にがんばれ。応援しています。

●NICに出会えて本当によかったね!先生方や友人との出会いに感謝です。ありがとうございました。『今』が未来につながります。ありがとうと感謝の気持ちを忘れず、好きなことを見つけ、精一杯努力してください。さらに大きく成長して、帰ってくるあなたを楽しみにしています。信じているよ!

●必ず留学する!大変そうだけど苦しくても頑張りたい!。。1年前に自分で言った言葉です。本当にがんばったね。親としてほめたい!いつまでも見守っているから。NICの先生方には大変おせわになりありがとうございました。

●子供から6月11日にアメリカに出発するよ!という話を聞いた瞬間、涙がでました。いよいよ親離れる日がちかづいたなあと思って…この1年間を振り返ってみると本当に成長したなあとおもいます。NICの先生方のお陰だなあとおもいます。アメリカに行ってからも体と安全に気をつけて自分の目標に向って頑張ってね…

●日本の大学に進学すると思っていたので、留学の相談をされた時には正直ビックリしました。遠くに離れて暮らすことへの親の心配も、貴女の将来を見据えた信念の前では、留学に反対する理由にはなりませんでしたけど。。でも今はそんな心配よりも成長した4年後の貴女に会うことがとても楽しみです。NICで出会った素晴らしい先生方、お友達をいつまでも大切に自分の決めた道を信じて頑張ってください。

●GIRLS be ambitious ! 一年間本当によく頑張りましたね。カメでもいい。一歩一歩自分の夢を追いかけてください。

●覚悟はしていたけれど、想像以上にきつい一年でしたね。これほど、勉強している姿はみたことがありませんでした。そして本当に多くの事を学びましたね。さあ、これからが本番です。この先は本当に自分次第。。。出発の笑顔のまま、帰って来られるように祈っています。追伸。いつも娘の愚痴を聞いてくださり、朝一番で行く娘の為に玄関の鍵を開け早めに掃除をしてくださった多くの方々ありがとうございました。そしておせわになりました。

●ママはあなたから“たくさんのワクワクする気持ち”をもらいました。ありがとう。これからもママの体験したことのないたくさんのことを運んでくれるあなたにワクワクしながら、一番の応援者でありつづけます。

●後悔はしたくないからNICに行かせてと言われた時、正直NICの勉強についていけるか不安でした。入学後は平均睡眠時間が2、3時間で朝まで宿題が終わらず苦しむこともありましたが、先生や友達に支えられて頑張ることができましたね。NICでの1年は人生の中でも貴重な1年で、経験や感動がいっぱいあったね。何に喜び、何に泣き、何に気が付いたか思い返してみてください。人生ではこの経験の繰り返しが大切なのです。

●昨年4月周りの反対を押し切っての進学。快く送り出せなかったことは今も心残りです。1月にあなたのmy missionを読みました。あなたと過ごした18年間泣いて笑ってどんなにあなたに助けられたかと思いました。これからは自分の夢、幸せのために生きてください。周りの方々に感謝の気持ちを忘れずに、いつも笑顔でいてください。福岡から精一杯応援しています。

●人生の中では短い1年間ですが、後で振り返った時その価値を感じる1年ではなかったかと思います。ここまでこれたのは仲間、先生、周りの方々のおかげです。お母さんは未知への不安で心配ばかりしますが、親心です諦めてください。変わりにお父さんは貴女はやるやろう。と根拠のない自信をもっています。Bestカップルの2人がこれからも出ず入らず応援していきます。

●この1年間今までで、一番勉強したようですね。普通なら遊びたくなる年頃で、実際同じような年齢の子達はチャラチャラしている時に本当に良く頑張ったと思います。NICのプログラムについていけるか正直心配でしたが修了できたことを自信にして次に進んで行ってください。学んだことと、友達は必ずあなたの身を立て、助ける宝になることでしょう。

●いつも電話のむこうの貴女の声はいきいきしていました。夢があるってすごいことだよね。。。これからも自分を信じて何事にもチャレンジしてください。得られることはたくさんあるはずだよ。

●大学を中退し、NICに入学したいという君の気持ちを尊重して本当に良かったと思っています。この1年間生き生きとした勉学に励む姿をみせてもらって感謝しています。先輩の活躍や同級生に刺激され、益々希望に胸ふくらます様子は父母にとっては最高のプレゼントです。

●おばけが嫌いなあなたのことがとても心配です。でもだれとでもともだちになれる優しいひとだから、良い友達をいっぱい作ってしっかり学んで、もどってきてほしいです。家族みんなで応援してるよ。

●あせらず、おごらず、あきらめず。は亡き父の教え。やらずして後悔するよりやって後悔するほうがよい。は母の生き方。志を繋いで準備は整った!青い空はどこまでも続いています。若さと言う宝物を持っているあなたの旅立ちです。南の空に向って飛びたて!!

●人生には転機となる出会いがいくつかありますが、きみにとってはまさしくNICとの出会いがその一つだと思います。自分でみつけ、選んだ道を歩み始めてからの君の頑張りには目を見張るものがありました。今後も様々な出会いを大切に自分の歩む道をしっかりみつめてたくましく生きていってください。

●不安と希望の中でスタートした2007年4月。でも今はゆるぎない強い心で留学までこぎつけられました。親としてはただ見守り、君の心に任せるしかないと言う心境の日々でした。でも今は違います。安心して君の留学と言う目標をサポートしていこうという積極的な意志に変わりました。つまりこの1年間のNICでの勉強と生活が親の信頼をかちとったのです。君の頑張りが親の心も変えたのです。修了式おめでとう!目標に向ってまっすぐ前を見つめて進む君をこれからも応援させてください。

●世界が君の活躍を待っている!! 父母

●父を亡くしこの3月に祖母も他界しあなたにとっても私にとっても本当にめまぐるしい1年でしたね。そんな中でNICで学んできたことは一生の内で最も印象深いそして充実した一年だったとおもいます。人生は楽しいことばかりでなく、時にはどうしてものりこえなければならない大変な場面に幾度か遭遇します。そんな時の為にどうか一期一会を大切に。何処の国でも人の心はかわりないのです。持ち前の明るさトバイタリティで今しかないこのときを大切に学び楽しんできてください。

●これから出会う全ての人や出来事は神様からのメッセージ。

●頭のてっぺんから足の先まで英語だらけの人間になって自分の夢に向って一歩一歩進んでください。それが私達の夢。

●目指せ!世界へ発信。日本。日本は世界の中で孤立していると言って過言ではない。問題発生時にスピーディに対処するシステムも持たず、世界が驚く考えももたず、いえずという状態だ。発信力が欠けているということ。このような能力を磨くことが必要だ。そのような仲間を増やすことが必要だ。

●これから壁に突き当たることもいっぱいあると思うけど、応援してくれる先生方、一緒に勉強し、今もそれぞれの夢を叶えるため頑張っている仲間を思い出し、壁を乗り越え夢に向って歩いて行って欲しい。最後に娘の未来の道を開いてくださったNICの先生方、本当にありがとうございました。今後の発展、お祈りいたします。


一部抜粋させていただきました。
お父さん、お母さん、そして家族の想い、いろんな想いがこもっています。皆さんのことを多くの人が想っていることを忘れないでください。
そして、皆さんの力、エネルギーが、これからの社会に貢献できますよう願っています。
1年間本当にご苦労様でした。そして、おめでとうございます。。何年か後にさらなる成長した皆さんにお会いできるのをたのしみにしています。
ぜひ、これからも頑張ってください。行ってらっしゃい。







<祝辞>
永井潔
NIC International College in Japan 理事長



希望を思い描く

皆さん修了おめでとうございます。よく頑張って頂いたと思います。今日は「希望を思い描く」と言う話をしようと思います。

アインシュタインは「知識よりも想像力のほうが大切だ」と言ったそうです。物を作ったり発見してきたアインシュタインですが、彼がここで言っているのは作る方の創造ではなく、自分の思いを描く方の想像力です。「自分が望むことを鮮やかに思い描けば、自分の潜在意識がそれを実現してくれる」と言っています。

しかし、どんな望みや目標があっても、それらを達成するには、やはり知識も必要です。ここが肝心なのですが、「その知識は、自分のものじゃなくともかまわない。理想の状態を想像すれば、その状態になるのに必要なものは、すべて自分のもとへ引き寄せられてくる」と言っています。たとえば、

出会った人が偶然にも、自分が求めていた専門知識を持っている。
知りたいことが学べるセミナーが見つかる。
本屋でぶらぶらしていたら、必要な知識が書いてある本が目にとまる。
こういう形で、自分のもとへと引き寄せられるわけです。

これは、知識がないからと諦めてはいけない、と言い換えられるかもしれません。「求めよ、さらば与えられん」という言葉が聖書にありますが、「自分で何とかしなさい」と書かれているわけではありません。
自分が求めることは何なのか、それがはっきりしていれば良いのです。望みを実現した自分の姿を思い描くことを、毎日の生活に取り入れてみましょう。そうしたら、それに向けての努力も生まれることでしょう。

アメリカの鉄鋼王といわれたアンドルー・カーネギーは「私は鉄の作り方も売り方も知らない」と言ったそうです。それでも彼はUSスティールという最大の鉄鋼会社を築き上げました。後にそれらの富は、カーネギー財団などの活動を通じて社会に貢献されます。彼が知っていたのは「自分の望み」です。自分の望みがはっきりとわかっていたから、望みを実現するのに必要な専門知識を、自分のもとに引き寄せたのです。つまり、誰一人として、自分だけの力で成功した人は存在しません。

さあ、皆さんひとりひとり、自分の求める望みを描いて、それぞれの道に向かって旅立ってほしいと思います。皆さんなら必ず夢を実現できると確信しています。
是非、皆さん頑張りましょう。



ご来賓からの祝辞
NIC顧問 神谷光德 様(日本経済人懇話会会長)


「人生に“成功”は約束されていないけど、“成長”は約束されている!」

ただいまご紹介いただきました神谷でございます。本日は本当におめでとうございます。こんなに若く美しい女性の前で、こういう形で話をさせていただきますのは、最近ひさしぶりでございます。とにかく皆さんは無事にこの1年がんばった。そしておそらく廣田先生(NIC代表)にこの1年の間に口癖というか、「皆さんね、死ぬほどがんばってね、死ぬほど一生懸命勉強やるのよ」と、こういう話を愛のむちで叱咤激励をされたという1年だったと思うんですね。

皆さん、本当にこの1年、一生懸命がんばって、そしてこれから、いま理事長先生がおっしゃったように、近々にアメリカや英国、その他の国へ出発されていくと思うのですが、これからが本番なわけです。どういうご苦労が、あるいは不安だとか、いろいろなものがあると思います。しかし当然、楽しみもその中にはあるけれども、どちらかというと、やはりたいへんご苦労のほうが多いのではないかなと思うんですね。日本に居るときは、本当にもうしばらくだと思いますが、向こうへ行きましたら環境は変わるのです。

しかしね、1つだけ皆さんにお話をしておきます。それは、人生は、人生というのは「成功」というのは約束されていないんだよ。人生の中で「成長」が約束をされているんだよ。成長することが約束されている。自分たちが成長することだけは、これは自分の努力によって、必ず成長していく。そして成長して成長して、大きくなっていったときに、皆さんは立派に、これからの日本を背負って立てる、そういうすばらしい人物になれると私は思うんだね。

◆変人が世の中を変えていく

お聞きいたしますと、皆さんは東大をはじめとして有名な大学を蹴ってまでも、このNICにご縁をいただいて入学されたという方が、たくさんいらっしゃるそうですね。これはおそらく、あなたがたのお友だちだとか先輩や、またご両親から、おそらく「あなたバカじゃないのか」とか、「あなた変わってるね」とか、そういう話をされた、声を掛けられたと、私は思うんですね。

だけど世の中というのはね――皆さんがそうだとは思わないけど――変人が世の中を変えるんだよ。本当ですよ。世の中というのは、いい意味で変人が世の中を変えていくんだ。だから、あなたがたが、全員が全部、いわゆる日本の有名校を蹴ってこちらへ来たかどうかはちょっとわかりませんが、しかし、かなりの方々がいらっしゃるという話を、私は聞かせてもらって何を思ったかというと、今ちょっと活躍が鈍っておりますが、日本のプロ野球球団の中で、一番初めにアメリカの大リーグへ飛び込んでいったのは野茂というピッチャーですよ。

いわゆる非常におかしな投げ方をするんだね。あの野茂選手が日本から大リーグへ移る時、日本の球団の中から「おまえは、それは契約違反だよ」とさんざん言われた。ところが、「私はアメリカへ行きます。日本に二度と帰らない。野球の選手としては二度と絶対帰らない」と言って、本当に変わり者、変人扱いにされてアメリカへ行ったんですよ。ところが見てください。その5年後にイチローが行ったんだよ。イチロー選手はその5年後に行った。そして今現在16人の日本の選手が活躍しているじゃないですか。松井にしても。あの福留なんていうのは、4年間で55億円の契約をしたわけですよ。55億円ですよ? そして日本の選手の価値観をみんな変えてしまったじゃない。「お金の問題じゃないんだ」と。そういうふうに、言葉が適正じゃないかもわからないけれども、変人と称される人間が、その先兵を、やはり切り開いていくんです。

◆小泉元首相の変わりっぷり

私は今、司会者のほうからご紹介がちょっとありましたように、いわゆる前々の首相を務めました小泉純一郎さん、まあ35、36年のお付き合いをさせてもらっているんです。まあとにかく変わっていますよ。もう全然変わっているよ(笑)。もう、皆さんがおわかりにならない、想像を絶するような変わり方なのよ。自分が言っているんだから間違いないんだ(笑)。

だけど見てくださいよ。5年と4カ月間の間、内閣総理大臣を務めたのが、この近年ほかにだれがいますか?中曽根さんからずっと二十何年間、1人もいなかったじゃないですか。それは、変わっていたからできたんだよ。いい意味で変わらなきゃだめなの。悪い意味で変わったら、ここが(頭が)ちょっとおかしいと、こうなるわけだよ。

私は35年のお付き合いをさせてもらってね、それは何が変わっているかといったら、こんなことを言っては申し訳ないんだけど、奥様と離婚をする時はね、3番目の赤ちゃんがおなかにいたんだよね。すでにお二人のお子さんがいて、家の中にはお母さんがいて、お姉さんがいて、出戻りのお姉さんがいた。横須賀の家はそんな大きな家じゃない。奥さんは小泉さんに、「あなた、子どもの教育があるから表へ出ましょうよ」と。子どもの教育があるからと、いわゆる「私たちの生活がしたいですね」と言ったとたんに、小泉先生は、それは政治家として女房として向かないと言ってね、ほんと翌日離婚しちゃったんだよ。いや、これは本当の話なんです。

そういう意味が「変わっている」という意味じゃない。だけど、すべてそういう形で、しがらみをなくして今日までずっと生きてきたんです。それは想像を絶するようなたくましさ。絶対に人の言うことなんか、絶対に聞かない。すべて自分の信念と高い志なんだよ。高い志があるかないかが、これが皆さん、これから期待されるわけよ。

◆高校時代のラグビー部での経験が生きた時

1つだけ、ちょっと私の体験を申し上げます。私は、あなたがたと同じ年代の時、横浜の高等学校のラグビー部に3年間所属した。そのラグビー部では、もうまさに、言葉では言い表せないぐらいに、とにかく厳しい練習をさせられた。合宿に入るでしょ?3日たつと、汚い話で申し訳ないけど、おしっこがね、血しか出てこない。毎日毎日血が出てくる。血が出てきてびっくりしちゃった。なぜ血が出るかといったら、肉体の疲労の極限がきたとき、人間というのは、血の小便しか出てこないというのは本当なんです。

また、われわれは和式トイレに入る時、先輩から1メートルぐらいのロープをもらうんです。そのロープの上に、頭に「こぶし」がついている。はじめは「なんだ?」と思った。そのロープを、トイレのドアのところに引っかけて、それでドアを閉めて、用が終わると、そのロープを伝わってぎゅっとやらないと、絶対に立てない。

これはその経験があったかないかで、経験のある方ならわかるけどね――おそらく経験はないわな――そういう、毎日そのロープにしがみつきながら立ち上がってくるんですよ。そうしないと、ほんとに立てない。そういうのを何日も何日もやっていた。もうそれは、言葉では言い表せないような厳しい練習だった。そして私が2年の時に、神奈川県何百校の中で優勝をしたんだ。そして、グラウンドで涙をボロボロこぼして泣いたんだ。抱き合ったんですよ。それは、その涙は何かと言ったらね、私たちはね、あの苦しみの中で戦った。その戦って勝ったというその思いがね、感動と感激を覚えたんですよ。

私は四十数歳で、ある会社にいわゆるスカウトをされたんです。一部上場企業です。そこでの経営の苦しみというのは、これはまた全然違った。そして最後に15年目に、私は副社長をやらせてもらった。千数百名の人間を、社員を背中に背負って、毎日まいにち、その企業での戦いが始まったんです。そのときにどういう思いがしたかというと、それが何十年も昔に、あのラグビーで鍛えたところの、あの精神というのが、ふっと湧いてくるんだよ。あの苦しみがあったから今の自分があるんだという、毎回まいかい、その思いがね、もう体じゅうに吹き上がってくるんだね。それは経験なの。体験なの。

◆変化の中を生き切って、日本のリーダーになれ!

だからそういう意味で、皆さんがこれからあと何日か後に、いわゆる留学先に出発されると思うんだけど、環境が変わりますよ。環境がおおいに変わるかもわからない。しかし皆さん、よくよく、これだけは頭に入れておかないかん。つい23日前に小泉元総理は同じことを神奈川県の自民党の県連でしゃべって、テレビで何回も流れていたけど、それはこういうことなんだよ。強い人間が勝利者になるということはない。だれが勝ち残るかといったら、いいですか、「変化に対応できる人間、変化の中を生き切ることができる人間が勝ち残るんだ」と。これを、同じことを2日前に小泉さんも言っていた。いやべつに真似たわけじゃないんですよ、私が。これはたいへん偉い人が言ったんですよ。

これはね、皆さん、環境が変わるんだ。環境が変わったときに寂しさも感じるだろう。寂しいことを感じたとたんに、この日本にいらっしゃるお父さん・お母さんのありがたみがわかってくるよ。それがわからなくちゃだめなんだ。お父さん・お母さんのありがたみがわからなきゃだめだ。寂しくなったらなったほど、お父さん・お母さんに対して、そこから感謝したらいいよ。苦しいんだったら、自分の友だちの顔を思い浮かべて、友情をもう1回温めるような努力をされたらいいよ。

そして、苦しんで、苦しんで、どんどん苦しめばいいよ。苦しんだその中から、本当の自分が出来上がってくる。だからさっき一番初めに言ったように、いいですか、人生に成功は約束されていないけど、成長は約束されているんだ。成長してきて、やがて4年か5年たって、日本に戻られるか、また世界に羽ばたくかわからないけれども、私は皆さん方にお願いしたいのは、この日本のリーダーにならなかったらだめなんだということです。あなたがただったら絶対になる。この日本のリーダーになるためには、高い、高い志を持って、この4年5年間、本当に一生懸命、苦労を買ってでもがんばって勉強してもらいたい。

なかなか、いま若い人間で、本当にリーダーになれる――資格じゃないんだよ、それは努力なの。そして成長なんです。そういう意味で、私は今日、ほんとに、まさかこういう形で皆さんの前に立ってごあいさつをさせてもらうとは思っていなかったんだよ、はっきり言って。だけど今日、非常に私は感動しています。こんな立派なすばらしい若い、青年男女が巣立っていく。アメリカやその他でがんばってくる。そして、がんばって4、5年たって日本へ帰ってくる。

必ず、私は、あなたがたに、20年30年たったら、日本のリーダーになってもらいたい。そういうことを心からご祈念申し上げまして、たいへんつたない体験でございましたが、心からお祝いの言葉にかえさせていただきます。本日はおめでとうございます。






<20期生代表スピーチ>

金ちゅうぜん
外語短期大学付属高校卒


2007年2月、期待や不安を胸に私はNICのヘッドスタートプログラムへと向かっていました。
新しい仲間と仲良くなれるのか。先生の期待にこたえられるのか。与えられた課題をきちんと終わらせることができるのか。
しかし、私はただ単に慣れ親しんだこれまでの高校の勉強方法から、NICの新しい勉強方法への抜け道を探していたほかの生徒たちとなんら変わらなかったのです。

そんな時、一生忘れることができない廣田先生との出会いが訪れました。まだ自分の将来に不安を覚えていた私にとって、彼女とのささやかな会話はその不安を取り除いてくれました。やさしくそして強い意志のこもった目で、私の話にじっと耳を傾けてくれるその姿に尊敬の念を抱いただけでなく、自分の悩みも含めて、100%さらけ出せる人がいるこのNICを選んで正解だったのだと強く確信しました。

そして、廣田先生をはじめ、色々な人に支えられ、一年前の不安にかられながらヘッドスタートプログラムにいた私とは違う私がここにいます。その一つとして、私は友人から中途半端な努力をしないことを学びました。両親と暮らしている私とは違い、多くの友人は地方から上京してきました。しかし、慣れない生活の中でも関わらず、莫大な宿題を期日までに終わらせてくる彼らを見て、宿題に埋もれながらも途中でやめてしまうことは恥ずかしく思いました。

それだけでなく、NICの先生方やスタッフの皆さんのおかげで、何もかも他人任せであった一年前と比べて自立した私がここにいます。勉強を続けるのかどうかという単純な決断から始まり、どの学校で何を勉強するのかという自分の人生を左右する決断まで、そのどれもが私の自立を手助けしてくれました。

それにもまして、この一年の経験は私に、何が人生でもっとも重要なのかを教えてくれました。ひとつはチューターとして働いたときです。ある女の子に聞かれたことを今でも良く覚えています。「どうすれば英語が話せるようになるのか。」と。先生の言っていることはほとんど聞き取れない上に、自分の英語力を上回っている大勢の生徒たちに囲まれて、彼女は圧倒されていました。しかし、数ヶ月前に、わずか25歳という若さで私のもとを離れていったいとこの姉が私に気づかせてくれたのです。人生にはもっと大変なことがたくさんあって、それに比べれば、勉強の悩みというのはほんの小さな問題でしかないということを。

そして、忘れてはいけないのがNICでのハードなスケジュールにずっと付き合ってきてくれた私の両親です。父と母は私に最大限の勉強時間を確保するために自分たちの時間を割いて身の回りのことをしてくれました。スピーチの前日には、真夜中過ぎにも関わらず、ビデオを撮りながら観客として予行練習を一緒にしてくれました。こんなに最高な両親に囲まれて、私は本当にこの上なく幸せだと思います。そしてここにいる皆も、支えられた形は違うにしろ、きっと私と同じような気持ちを両親に抱いていることでしょう。

最後に、私たちの夢に近づく手助けをしてくれたすべての人々に感謝の意を示したいと思います。そして、様々な困難を乗り越えてきたNICでの友人に、「未来の監督、アナウンサー、歌手、スピーカーデザイナー、俳優、そして億万長者、おめでとう。」と言いたい。私はというと、ジャーナリストにしろ、アンカーにしろ、そしてトークショーでの司会者にしろ、メディアの関わった仕事をするのが今の目標です。そして他のどのものよりもこの私たちの夢、そしてこの新たなスタート地点が今私たちにもっとも重要なのではないのでしょうか。ここでジネラルモーターの創始者であるウィリアム・デューラントの言葉を借りて私のスピーチに幕を閉じたいと思います。
「過去の過ちを忘れなさい。失敗を忘れなさい。そしてあなたが今やるべきこと以外すべて忘れなさい。そして実行しなさい。」
ありがとうございました。


英語によるスピーチ(全文)
February 2007, my heart was full of desire, and I was so extremely nervous before I opened the door of my head start class. I felt as if I had so much pressure to prove myself in my classes. I asked myself many questions before entering: How will I get along with my classmates? Will I disappoint my teachers? Will I really be able to handle the amount of work that is required? However, I did find a common bond with my classmates: we were simply struggling to get out of the old style of studying that we had become accustomed to in high school. That was me, one year ago. Afraid and uncertain, yet filled with that itchy feeling of wanting to simply enjoy my newfound life at NIC.

Then a special encounter happened to me that impressed me and will continue to impress me throughout my life. It was my first counseling with Ms. Hirota when I was not sure about my future. Her power comes from her care of wanting to hear the stories of people. And so she was listening to me. Her tender questions were all focused on me which made me so open to her and caused me to want to expose my feelings in front of her. I can never forget the way she looked at me with those kind but strong eyes. At the same time, I realized that I deeply admired her power to bring out the most of others and to get involved in their stories. She was one of the reasons that I felt my choice to enroll at NIC was right, and I felt so protected and sure of my decision thereafter.

And now a year later, I am a changed person as a result of my encounters with special people here like her who have made my life at NIC so much different. But exactly how have I grown since that first nervous moment in my head start class? For one thing, I am more unyielding in my effort. I was always encouraged by my classmates every time they finished their homework on time in spite of having tons additional housework, unlike me. Compared to their responsibilities both at home and school, I felt shame to stop half way despite the tons of homework that I received everyday.

Moreover, I became more independent than I was one year ago. Then I still wanted everything to be done for me by other people. However, the teachers and staff at NIC encouraged us to be responsible for the decisions that affect our lives. Deciding whether or not to study, where to study abroad and what to major in were our responsibility alone to make, and I appreciate the chance to decide this.

In addition, I am more appreciative about life through several experiences this past year. In the Tutoring Center, I remember working with a young lady, whose name I can no longer recall, who asked, “How can I be able to speak English?” She told me she could hardly understand what her teachers were saying and she was so frustrated and worried that so many students were much better than her. I was constantly supporting many students like her who were worried about their English ability. And then a tragedy a few months later made priorities in my life much clearer when I lost my very close cousin, who was like a sister to me. She passed away to cancer at the young age of 25, just a few years older than me. This put things into perspective and made me realize that life is to be cherished and that the problems that we encounter like not being able to speak English well are actually small and expected of a person learning the language. I realized that this year.

Of course, nothing would have changed had it not been for my parents who often put up with my hard schedule at NIC. To be honest, I hardly did any housework this past year even though my mother and father sacrificed all of their time to make me have as much time as possible for my studying. One time, before I had a speech, they helped me by videotaping myself and were willing to be my audience even though it was already midnight. They are the best parents for me, and I am sure that all of you are feeling the same as me even though the way your parents supported you is different.

And so, I stand before you today to thank all of the people who had made us one step closer to our dreams that are about to come true. So congratulations director, newscaster, singer, speaker designer, actor, and billionaire—just a few of the many dreams of my close friends at NIC. As for me, I am the newscaster. I plan to pursue a career in the media. Whether I’ll be a journalist, an anchor, or a talk show host, I’m not sure. But it’s a dream, my dream, and this start is all that matters now. So I would like to close my speech with some choice words of General Motors’ founder, William Durant who said, “Forget past mistakes. Forget failures. Forget everything except what you’re going to do now and do it.” Well… Now we’re doing it. Thank you.






<20期生代表スピーチ>

清水郷史
川崎東高校卒/東京理科大学中退

今でも、姉から言われた言葉が印象的に残っています。
夢見じみたことを言っていると馬鹿に見える。”“現実は甘くない。”“野球選手の中でもスター選手が一握りしかいない様に夢は叶わない。”
その言葉に私は打ちのめされました。

日本の大学生だった頃は勉強もせず、ただ毎日を漠然と過ごすいわゆる“とりあえず人生”を送っていました。
その頃の私は、夢という言葉とは全く無縁の生活を送っていた、
というよりもむしろ嫌いですらありました。
今考えると、どうせ元々夢を叶えられるような才能のある人だけが夢を口にするんだろ、という僻みだったのです。

私は先が見えない状態に病んでいました、いや、実は先は見えていたんです。とりあえず就職、とりあえず転職、とりあえずとりあえずとりあえず人生をだったんです。
それに対して僕は我慢できませんでした。
そんな時に、夢を持った人間が集まってくるNICと出会いました。そして、私は、いわゆる、某一流大学を辞めて、NICに入学することを決めました。



NICは私に夢を持つ大切さを教えてくれました。
NICの友達は夢という言葉に対して何の抵抗もありません。
夢が叶う保障もないのに、その夢に対して努力を惜しみません。
でも実は、そんな友達と話す度にプレッシャーを感じていました。
なぜなら、周りはすでに確固としたビジョンを持っていて、それに向かってすでに進み始めているのです。

しかし、一方で、私は何度友達に励まされてきたでしょうか?
私も夢を持たなくてはと、幾度となく再認識させられました。
そんな環境にいることができ、私は本当に幸せでした。

また、NICは私になんでも挑戦する勇気を与えてくれました。
NICに入った理由は、夢を持つこともそうですが、
一方で“自分が本当にやりたいこと”を探しにきたのです。
私は授業以外に色々なことに挑戦してきました。
私は幸運にもNICのCMに出演させていただきました。
事務局バイトもやってきました。そして、先輩とも色々なことも話しました。
未だに自分がやりたいことは決まっていませんが、それらは着実に夢への手がかりになっています。
それを探す喜びを感じていると同時に、私は今までになく幸せです。

今ここで、私はここにいる全ての人に感謝したい。
スタッフの皆さん、先生方、皆、ありがとうございます。
そして、もちろん、このような機会を与えてくれた両親へ、ありがとう。
皆さんのお陰で、私は自分自身のことをよりよく知ることができました。
そして、私はこう思えるようになったんです。
いつか、私の手で、というよりは、私達の手で世界をよりよく変えたい。

もし私が俳優になっても、建築家になっても、宇宙飛行士になってもその夢は変わらないでしょう。
しかし、一人では世界を変えられません。
しかし、もしそれが千人、一万人、百万人と、世界を変えたいと願う人間が増えたらどうでしょう?
必ず世界はよりよくなります。
それにはここにいるあなたがた一人一人の力が必要不可欠です。

そこで、一つ質問があります。具体的に、私達は何をすればいいのでしょう?
答えは簡単です。あなたのやりたいことをとことんやって下さい。
理想の形としては、もし、勉強を教えるのが好きでたまらない教師だけが学校にいるとしましょう?教育界はよりよくなります。
もし、人を救うことを生きがいとしている医者だけが病院にいたとしましょう?医学はよりよくなります。
それと同じで、政界、音楽界、スポーツ界、全ての分野がよりよくなるはずです。
私は、そんな人たちだけで構成された世界が理想だと思います。
だから皆には夢を諦めないで欲しいのです。
なぜなら、皆の夢の実現が私の夢そのものだからです。

私は夢を見すぎでしょうか?いや、そんなことはありません。
宇宙飛行士、建築士、俳優、女優、作家、ダンサー、シンガー、ホテルマネージャー、皆さんがやりたいことをなんでもやってください。
失敗を恐れずとことん突き進みましょう。
そして、私達は夢を実現し、結果的に世界をよりよく変えるのです。


英語によるスピーチ(全文)
I remember what my older sister told to me.
“Don’t be a dreamer, or you look stupid.” “The reality is severe.”
“You cannot achieve your dream just like very few baseball players can be successful out of thousands of other players.”
Those words shocked me very much as if I was stabbed by those words.

When I was a Japanese university student, I never studied and spent purposeless time, a “monotonous life.”
At that time, the word “dream” had nothing to do with my life,
and I even hated that word because I thought that only a genius or a talented person can actually talks about their dream.
Thinking back over that time, I probably just envy their ability.

At that time, I couldn’t see the future. No, I actually knew what my life was going to be like.
I would get a job for a while. I would change my job after a while, and I would retire my job eventually.
I hated that kind of life that was already set in front of me.
But suddenly, I found NIC, NIC where people had a dream.
So, I quitted one of the so called best Japanese universities and came here, NIC.

NIC taught me the importance of having a dream.
Since I came here, I discovered that a lot of students already had a dream.
Even though no one guaranteed their success, they made an effort to make their dreams come true.
However, the more I talked to them, the more I felt pressured because they already had their concrete vision of their dreams and already begun to prepare for it.

But at the same time, they gave me confidence.
I was forced to recognize that I needed to have a dream.
I have been really happy to be in that environment.

Also, NIC gave me courage to try anything I want.
The reason why I came here was not only because I wanted to find my dream, but also I wanted to find what kind of job I really want to do in the future.
I tried a lot of things outside of class.
I was fortunate to appear on a TV commercial for NIC.
I have worked at the office, and I talked with a lot of friends who already graduated from NIC.
Even though I am still looking for what I want to do in my future,
I am learning what fits me and what doesn’t fit me little by little through those experiences.
Therefore, I am really happy right now as I seek my profession.

That’s why I want to say thank you with all my heart to everyone at NIC, staff, teachers, students, and friends, and of course to my parents for giving me an opportunity.
All of you helped me to know myself better.
Thanks to you, I started to think I want to make the world better by my hand, or I should say we can make the world better by our hands.

Even if I become an actor, an architect, or an astronaut, this is my dream and it will not be changed.
However, I cannot do it alone,
but if there are a thousand, a hundred thousand, a million of people who desire to make the world better, the world will be changed, right? Therefore, all of you attending to this ceremony, I need your help.

Now, let me ask you a question. What exactly should we do to make the world better? The answer is very simple.
Do what you want to do.
Ideally speaking, if there are only teachers who love to teach, education will be better. If there are only doctors who love to help people, medicine will be better.
It is the same for politicians, artists, sport player, and any professions will be better.
I think that a world and a society made of people who do what they truly like is ideal. My dream is that you will succeed in your dreams, so please do not give up on your dreams.

Am I dreaming too much? I don’t think so.
Let’s have a dream.
Astronaut, architect, actor, actress, dancer, singer, writer, hotel manager. Whatever you want to do, just do it, and let’s just do it without thinking about fear or failure. And, we will make our dream come true and make the world better.






"If at first you don't succeed, try, try again!! Have a confidence.
You can do anything!!"
この言葉はこの一年間、俺を支えてくれた信念のようなものだ。
一年前の始業式、先生方や生徒代表の人が英語でスピーチをした時、俺はまったく聞き取ることができなかった。「…何言ってんだよ?これは呪文か?眠くさせる呪文なのか…!?催眠術なのかー!?」と心の中で思ってた。
最初の頃の授業も同じだった。クラスで俺以外のクラスメートが先生の言葉で笑っている。「…なんで笑えるんだよ?こいつらがおかしいのか?俺がおかしいのか?…いや、俺は正常だ!だって、日本人だから英語なんてわかんね!!」って思ってた。
だけどそれから一年がたって、修了式の先生方や生徒代表のスピーチは英語ですべて聞き取ることができた!!この一年の勉強と努力が俺にこの力を与えたのだ。
俺はこの一年間で明らかに英語能力が成長した。
それに加えて、自立心や責任感など様々な面でも成長を遂げたような気もする。
今、修了式を終えて、先生方、スタッフ、チューター、友達、クラスメート、信念、そして家族の皆に改めてお礼を言いたい。
"Thank you for your supports and the whole semester!!"

"Thank you, NIC!!"

IN-3 町田龍介

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