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入学式&修了式
ライブセッション

ライブセッション


パネル・ディスカッション
卒業生と語る海外進学座談会



依田浩一さん NIC第3期生
好きなことをみつけよう。好きなことのためなら頑張れる。
南カリフォルニア大学(USC)映画学部卒業
AJC株式会社 映像ディレクター
NHK「英語でしゃべらナイト」のディレクターを兼任。
東京都・掘越学園高校出身
西村学さん NIC第10期生
留学で得る一番大きなものは“物応じせず世界のありとあらゆる人種の人々とコミュニケーションをとれる対人力”です。
ネバダ州立大学ラスベガス校ホテル経営学部卒業
アウトバックステーキハウス品川 総支配人
アウトバック アジア地区売上No.1!
栃木県・佐野日本大学高校出身
須田洋史さん NIC第11期生
暗く長い道を一人で歩く時、その人が輝けば輝く分だけ道が見えてきます。
シカゴ美術大学美術学部卒業
アーティスト
9月よりイギリス国立グラスゴー美術大学大学院修士課程(MFA)に進学。
NICの新学校案内パンフレット「Aim High 本気の留学」の表紙の作者。
新潟県立佐渡高校出身
堀田智子さん NIC第14期生
今日この場所から無限の出会いと可能性が広がっています。
イギリス国立ヨーク大学経営学部 IT & 言語学科卒業
株式会社日本経営 勤務
ケンブリッジ・オックスフォードとならぶイギリスの名門大学を卒業。
奈良県立平城高校出身
宏実さん NIC第14期生
人生は一度きり!誰になんと言われようと、自分の直感を信じてなりたいものに向かって、愛を持って進んでください。やり続けていればきっと結果は現れます!You can do it!
マサチューセッツ州立ボストンの大学卒業
R&B Singer-songwriter
今年の6月、千葉ロッテVSヤクルト交流戦始球式でアカペラ「君が代」を斉唱。
櫻井愛奈さん NIC第15期生
重要なのはどんな決断を下すかではなく、決断を下した後に、自分がどんな行動をとるかです。
ニューヨーク州立大学ビンガントン校国際政治学科卒業
アビームコンサルティング株式会社勤務
NIC合同企業説明会から就職先を決めました。
群馬県立高崎女子高校出身
濱中歩さん NIC第15期生
「留学すれば良かった」とは聞いた事はあるけれど、「留学するんじゃなかった」と言った人は私の周りには一人もいません。
イギリス国立サセックス大学人類学科&スペイン語学科4年
1年間メキシコ大学に交換留学(すべてスペイン語による授業)
東京都立豊多摩高校出身
高梨英一さん NIC第16期生
どうせなら”頑張る人が認められる道”を選択したいですよね。ぜひ留学を通して一生懸命な自分をみつけて下さい。
ネバダ州立大学リノ校心理学部卒業
KVH株式会社(米国フィデリティ・ グループ100%出資)勤務
渡米後、2年で4年制大学を卒業。
東京都・開成高校出身
南恵太さん NIC第17期生
自分の気持ちに素直になることが一番だと思います。
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)経済学部4年
UCSD日本人学生会役員として活躍中
石川県・国立金沢大学 教育学部附属高校出身
石井義一さん NIC第18期生
たっぷり悩んで自分の満足する進路を選んでください。
インディアナ大学ブルーミントン校マーケティング学科3年
カリフォルニア州立 ディアブロバレーカレッジ卒。
編入にあたり奨学金$2000を受給。
神奈川県・関東学院高校出身
柳沢拓也さん NIC第18期生
“留学”で世界が変わります。
9月よりイギリス国立ハートフォードシャー大学航空宇宙工学マネージメント学科
奨学金£3,000を受給。
埼玉県・ 国立筑波大学附属坂戸高校出身
金子結さん LCJ第14期生
出来るか出来ないかでは無く”やるかやらないか”。夢を追うことは決して簡単なことではありません。しかし、だからこそ”得るもの”はデカイ。
レイクランド大学本校心理学部4年
レイクランド大学本校で奨学金$6,000を受給。
東京都・共栄学園高校出身
大久保彩さん LCJ第15期生
今、進路について悩んでいるなら、あなたはラッキーです。なぜならあなたにはLCJという選択肢があるから。
レイクランド大学ジャパンキャンパス教養課程卒業
'08年1月よりレイクランド大学本校編入予定
埼玉県・西武学園文理園高校出身



廣田 まず簡単に自己紹介を、お願いいたします。

依田 NIC3期生の依田と申します。南カリフォルニア大学の映画学部を卒業して、ディレクターをしています。今やっているのが、『英語でしゃべらナイト』というNHK総合で放送している番組です。今日はよろしくお願いします。

西村 NIC10期生、西村学といいます。ただ今、アメリカで850店舗、世界で1、200店舗、展開中のアウトバックステーキハウスの日本の品川店で支配人をしております。おいしいステーキが食べたい場合、ぜひ品川に寄っていただき、私を呼んでいただければサービスいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日は、私はホテル経営学、レストラン学、観光学、こういった面で、もし皆様の質問に答えられたらと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

櫻井 NIC15期生の櫻井愛奈と申します。私はニューヨーク州立大学のビンガムトン校を昨年の12月に卒業しまして、今年の4月から日本国内のIT関連のコンサルティング会社で働いています。私はニューヨーク州という、東海岸の大学を出ているので、もし東海岸の大学に興味がある方がいらしたら、声を掛けていただければと思います。よろしくお願いします。

高梨 NIC16期生、ネバダ州立大学リノ校を卒業しました高梨と申します。2年でUNRを卒業したとガイダンスなどで紹介されているのは私でございます。

須田 佐渡島出身の須田洋史です。大学はシカゴの美術大学に行っていました。卒業してイタリアでティーチング・アシスタント、先生のお手伝いをして、9月からイギリスの大学院のグラスゴー・スクール・オブ・アートに行くことになっております。今日はライブということで、情報、書いてあることじゃなくて、言葉の振動がありますよね。それを伝えることを、アートと考えて進めていきたいと思います。よろしくお願いします。

 初めまして。17期の南と申します。現在、僕はまだ在学中でして、カリフォルニア大学サンディエゴ校で経済の勉強をしております。以前は、サンフランシスコの近郊にあるディアブロバレー・カレッジという短大へ行っていたんですけど、そこから編入しました。サンフランシスコからサンディエゴはほぼ東京から大阪までぐらいの距離で、そこを車で、1人ではるばる南カリフォルニアへ下りました。カリフォルニアでの留学事情等、いろいろ聞きたいことがあったら何でも聞いてください。よろしくお願いします。

濱中  Hola! Como estan? Me llamo Ayumi. Estoy estudiando antropolog a y espaol en Inglaterra.(皆さんこんにちは。歩です。イギリスで人類学とスペイン語を勉強しています。)昨年はフランス語で自己紹介された方がいたというので、今回はスペイン語でやってみました。イギリスの大学で人類学とスペイン語を専攻しています。去年1年間、メキシコ留学へ行ってきまして、帰ってきたんですけれども、メキシコが恋しくて恋しくてたまりません。今日はよろしくお願いいたします。

堀田 こんにちは、NIC14期生の堀田智子と申します。私はNIC卒業後にイギリスへ留学いたしまして、ヨーク大学で経営学を学んでまいりました。去年の8月に帰国いたしまして、今は大阪のコンサルティング会社で働いております。イギリスのこと、経営学のこと、またNICのことなど、皆様のご質問に答えられるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。

柳澤 皆さんこんにちは。NIC18期生の柳澤です。今、イギリスでファンデーションコースを修了して、夏休みでちょうど帰ってきているので、もしイギリスのことで聞きたいことがあれば、ぜひ聞いてください。よろしくお願いします。

金子 皆さん、こんにちは。私は金子結と申します。私はレイクランド大学ジャパンキャンパスを卒業して、今は本校のウイスコンシン州のレイクランド大学で4年生として在学中です。まだまだ私には夢がいっぱいあるので、同じ夢を追う者として、何かお手伝いできたらと思います。よろしくお願いします。

大久保 皆さん、こんにちは。私はLCJの15期生として、まだジャパン・キャンパスに在学しております。(8月4日に卒業されました。)今日のパネリストでは日本の大学、日本のキャンパスで学んでいるのは私だけなので、その辺りを聞いていただければなと思います。よろしくお願いします。

川鍋 先ほども歌わせていただきました、NIC14期の川鍋宏美です。私はNICを卒業後、ボストンの2年制大学に留学して、そのときは心理学を専攻していたんですが、学外でバークリー音楽学校というすごく有名な学校のクラスも受けたりしていました。音楽のことやボストンのことで質問があったら聞いてください。よろしくお願いします。

石井 皆さん、こんにちは。18期生の石井義一と申します。僕は、今年の9月からで、インディアナ大学ブルーミントン校に進学します。僕は、南さんと同じようにディアブロバレー・カレッジという短大で1年間勉強していまして、カリフォルニア州外に編入しました。ですので、州外での編入、僕もメジャーに関してすごく悩んでいたので、皆さんのそういう悩みもしっかり聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。

ダニー(通訳 弘田) 私ははもう9年ほどNICで教えていて、今日、壇上に座っているパネリストの方の多くの学生さんを教えました。普段は、こういった卒業生と触れあうことができないと思いますので、ぜひいろいろな質問などを聞いて、有意義な時間を過ごして欲しいと思います。






廣田 よろしいですか。皆さんに質問して頂き、お答えをパネリストにしていただくというコーナーです。質問をどうぞ。

こんにちは。
貴重なお話を大変ありがとうございます。
今日来ておられる保護者の方々も、一番気になるのは体のことよりも、たぶん
費用のことだと思うんです。
先程のスピーチの中で3人のお子さんがNICへ入学したという方がいらしたのですが、ちなみにその方はどういうお仕事をされた方かなとか、本当に私もちょっと金銭的にも心配なことがあります。
皆さん、一部の代弁ということも兼ねて質問しています。よろしくお願いします。


廣田 そのご家庭は、お父さんが学校の先生の普通のお宅です。お姉さんがNICに来て、その後、妹がまた留学することになりました。一番上のお姉さんはお金が大変だからということで、奨学金を取りました。今、大学院で博士号までいく予定で物理学を勉強していますが、大学からかなりの奨学金やティーチングアシスタントのお給料を得て、学んでいます。
親御さんは費用のことをきっと心配していらっしゃると思うんですが、その辺をどなたか答えられ方はいらっしゃいますか。

須田 まず第一に考えられるのは、奨学金ですね。
自分は、最初、州立の短大に行きました。授業料は、1学期だいたい45万円ぐらいです。学校は、2学期制なので年間90万円位でした。その後、私立の学校へ編入して、そこはめちゃくちゃ高くて年間250万円ぐらいですかね。でも、成績が優秀だったのと、あとポートフォリオ(作品)を作ってメリット・スカラシップというのが出たので、それが合わせて、年間80万円ぐらいの奨学金をもらいました。それで日本の私立大学、例えば、俺は考えてなかったんですけど、多摩美術大学とかと比べたら安く終わりました。

金子 私自身もすごくびっくりしたことで、日本ではあんまり考えられない事と思うのですが、「アメリカの奨学金は返さなくていい」ということが、1つとても大きなことであると思うんです。そのためには成績を頑張って維持したり、奨学金をもらうに当たって、最低のレベルを取っていなきゃいけないということももちろんあります。でも、もしもお金のことだけで留学を反対されている生徒さんがいっぱいいるのでしたら、私からは一言、自分の頑張り次第で、本当にお金のことはどうにかなると思います。というのは、自分が頑張って勉強して、自分が規定を満たすGPA(評定平均)を維持するように頑張って勉強していけば、アメリカでお金がただでもらえるというメリットがすごくあるので、私は奨学金のことを生徒さんに伝えたいと思います。
お父さん、お母さんがもしもお金のことだけで留学を反対されているのなら、自分の頑張り次第で、絶対にどうにか、自分の思う方向に持っていけると思うので、あきらめないで調べてみてください。

廣田 通常、アメリカの大学、特に州立大学ですと、日本の私立大学とあまり変わりません。ネバダ州のリノ校では、生活費、授業料込みで250万円ぐらいが平均です。やはり私立は高いですが、州立大学は安いです。 また、短大の授業料はさらに安いので、短大経由で行くと、もっと経費が軽減されるので、短大経由で四年制大学へ編入していくというケースもありますので、日本の大学へ入る余裕があれば、海外の大学へ行ってもそんなには変わりません。留学は高いというイメージがありますけど、決してそんなことはないと思います。
ということで、NICに来る学生、LCJに来る学生の親御さんが特別お金を持っている人たちだけではないと思います。普通の家庭の方々が皆さん、いらしていますので、その辺はご心配なさらなくてもよろしいかと思います。


私はNICとレイクランド大学のどちらにしようか迷っているんですけど、皆さんはどのような理由で決めたんですか?


大久保 まず私は、いきなりアメリカに行く自信がちょっとなかったので、レイクランドできちんと2年間勉強してから行けたらいいなと思いました。しかも勉強がただ勉強するだけじゃなくて、ちゃんと単位が取れて、2年間で短大の卒業という資格をもらってから、アメリカに行けるというメリットがあるので、レイクランドに決めました。

櫻井 私がNICを選んだ一番の理由は、NICで1年過ごすことで、その分、アメリカで過ごせる時間が増えるということですね。1年間勉強して、自分の英語力なり、生活の仕方なりの自信をつけて、アメリカで4年間、大学を卒業したいなと思っていたので、アメリカにいる時間の長さを考えてNICにしました。


依田さんに質問したいんですけど、南カリフォルニア大学(USC)の映画学部ではどういうことをなさっていたんですか。


依田 僕は映画学部の制作学科にいました。映画学部には制作学科と、映画の理論を学ぶ学科があって、僕は制作でひたすら作る勉強をしていました。

廣田 依田君は365日、映画を作っていたと会ったときによく言っていましたね。USCの2年間は、映画づくりをやっていたんですよね。

依田 僕はネバダ州立大学に2年間行って、そこで教養、物理とかいろいろなクラスを取って、それからUSCの映画学部に行ったんですよ。ネバダ州立大学は、学費は安いし良かったです。
USCの映画学部では、まず、カメラを1人1台ずつ買って、作品を作って、上映しては品評会をやってということを繰り返し、それからパートナーを組み、クルーになり、だんだん規模が大きくなっていきました。学校が出してくれる予算もどんどん増えていくという風にカリキュラムがうまい具合にできていて、気がついたら、「俺たち映画作れるじゃん」というような感じでした。
過労で倒れたことも1回ある位、きつかったです。土日は貴重な撮影の作業の時間だったので土日もないし、クリスマスとか正月以外はほとんどもう作業をしていました。もちろん、学校のクラスも行かなきゃいけなかったので大変だったんですけど、「ハードbut楽しい」で、最高でしたね。

廣田 楽しんでいましたよね、依田君。

依田 もう最高でしたね。

廣田 何かきつそうに思えることを、毎日やっていて、それが楽しいというのはすてきなことだと思うんですけど。

依田 そうですね、もうまさに「ハードbut楽しい」ですね(笑)。


NICの勉強はどのような感じ でしょうか?


廣田 NICもレイクランドも同じようなカリキュラムで行っていますが、どのように頑張って勉強をやりこなしていたのか、ちょっとその辺をお願いします。

 NICでの勉強ということなんですけれども、非常にディスカッションとかグループワーク中心の、非常に実践的な、アメリカに留学して即、本当に使えるものばかりです。その点、今まで皆さんが日本の高校でされてきた勉強とは、若干ちょっと違った方法というのが要求されるかもしれないんですけれども、要はこなす勉強ではなくて、自主的に自分が何をしたらいいかということを分析する力を養っていくというようなものになっています。
具体的には、例えばトピックが与えられて、それに対して賛成、反対に分けられ、ディスカッションしてくださいということを言われるのですけど、もう資料集めから立論まで全部、自分と友達と一緒に考えていくと。内容は本当にそういう感じなので、確かにハードではあるんですけれども、無理なものでは全然ありません。当たり前のことを本当に当たり前にこなしていくという感じです。
学問の基礎を大切にしていただければ誰でもできると思いますが、それでも意識的にやるのは非常に難しいかもしれません。それを楽しくできる人がすごく留学に向いていると思います。

堀田 NICの特徴の1つといたしまして、入ってくる学生が英語を勉強することが目的じゃなくて、留学して何かをしたい、そこに必要なのが英語であるという、英語がツールになっている点があると思います。私も入学する前は英語力が全然なかったんですけれども、夢があり、そこに必ず英語が必要になってくるので、NICで一生懸命しておりました。
周りの同期の友達も、ものすごく夢がありました。一緒に勉強していて、すごく気持ちのいい仲間ばかりです。勉強の量だけ見るとものすごく多くて大変なんですけれども、周りの人も勉強していて、負けたくないし、自分も発信したいという気持ちがあるので、一緒に勉強していて相乗効果がうまれた記憶がございます。例えば発表の前で、丸1日寝ていなくても、次の日、みんなにこにこしながら勉強していて、「何か気持ち悪いね」とみんなで言いながらも、笑顔で勉強していました。
本当にお互いに助け合いがありますし、目的がある学びというのは違います。
私は高校時代、赤点を取ったぐらい英語ができなかったんですけれども、当時は難しい文法であったり、入試に向けた勉強をしていたので全然できなかったんだと思います。
NICに入ってからの英語というのは、あくまでコミュニケーションのツールであって、例えば先生に自分の意見を言いたい、友達と意見交換をしたいという生きた英語です。世界にはその言葉を使って生活している方がいるので、コミュニケーションの道具としての英語を学び始めると、ものすごく楽しかったのを覚えています。
その勉強は、かりかり机に向かってやるだけではありません。私がNICの時は、先程の十原君(R46ページ参照)とかと一緒に勉強していたんですけれども、24時間、ほとんど英語に接していて、例えば帰りの電車の中でも英語でしゃべってみたり、メールを英語でしてみたり、映画の英語をまねしてみたりと、皆さんがたぶん高校でイメージする勉強とは違って、本当に楽しい、「ハードbut楽しい」でした。

須田 ビューブック(学校案内)の45ページ(下の図を参照)を見てもらっていいですか(笑)。
一番左のレクチャースタイルというのが、今、日本の主流なんですけれども、これは一方向の情報の交換でしかないんですよ。
NIC、欧米に行ったときに、これがまたスタイルが、2段階ぐらいに分かれていくんですね。一つ一つのサークルの色が違いますよね。それぞれ違う意見を持って、先生も入ってきて討論をするんです。だから違う意見が出てきても、統括的に判断できたり、そういう感じだと思うんですよね。
また、NICにはクラスの担任、先生、チューター、カウンセラー、パーソナルアドバイザーとあります。こういうふうに一人一人のサポートがちゃんとしていますね。分からなくてついていけなかったりした時には、1人でうじうじ考えずに、隣にいる友達でもいいですし、パーソナルアドバイザー、カウンセラー、みんなレベルの違う人たちが集まって、ノウハウを伝授してくれます。なので、心配しないで頑張ってください。

濱中 最初、NICに入って、英語だけの授業をした時は、いきなり手を挙げて発言というのはすごく難しかったと思います。
私もやっぱり英語がそんなにすごくできたわけでもないですし、入学して新しい授業の体系で授業をやってみて、ちょっと難しいんだなと思いました。でも英語を話す機会を与えてくれることがとても楽しくて、自分でグラマーがぐちゃぐちゃの英語を友達と話していても、それが楽しい。
私は午前中の授業だったので、午後にクラスの子たちみんなと集まって、一緒に勉強するんですね、宿題をやったり。そのときにやっぱり分からないこととかを、ほかの人たちに聞いたりもできる。いきなり先生とじゃなくてもいいし、友達の中で分からないところを見つけ出して、その後、一緒に先生のところに聞きに行ったり、そういうこともよくやっていました。友達がいるとやっぱりガッツが出てくると思います。

廣田 皆さん、NICに来ると友達がいっぱいできますよね。仲間と一緒にやっていくという意識がすごく芽生えて、お互いに頑張れるというのもあると思います。


僕は高校3年間、野球ばっかりで、英語の勉強はあまりしていなかったんですが、留学するために高3の今からどんな英語の勉強をしておいた方がいいですか?


ダニー まず最初に、NIC自体にもいろいろな、さまざまな英語のレベルの学生がいて、中にはもうネイティブの方と同じぐらいの英語力の学生もいたり、一方で、中学時代、高校時代、英語をあまり勉強していなかったというような学生もいます。
NICのカリキュラムは、堀田智子さんが先ほどお話しした通り、英語という言葉をサブジェクト(教科)としてとらえるのではなくて、コミュニケーションのツールとしてとらえて勉強していきます。
NICで教えているのは、ツール(道具)としての英語で、大学でやっていくための英語の勉強です。
ここに今日は、沢山の卒業生の皆様に来ていただいておりますけど、皆さん、英語はネイティブではないけれども、アメリカとかイギリスの大学に行くと、現地のアメリカ人とかイギリス人の学生と比べても、彼らよりも実際にいい成績を修めています。
NICに来る学生の多くを見ていると、やはり日本の高校ではアカデミック・イングリッシュをやっていない。要するに、読む量や書く量が少なく、活用できる英語を勉強しているケースというのは、非常にまれです。
さて質問にお答えしますが、まず3つステップがあります。
1つ目、NICで行っている無料講習会にぜひ参加してみてください。そこでNICがどういった教育をして、アカデミック・イングリッシュを身につけてもらっているかということを、ある程度知ることができます。
2つ目のステップとしては、NICで行っている夏期講習やヘッド・スタート・プログラムに参加してください。そういう講習を通じて、しっかり着実に英語力を高めて、友達をつくり、そこでいろいろな話し合いをしながら英語の勉強につなげていくというのも1つの手段です。
最後の3つ目のステップは、皆さんの日常に英語を組み入れていってください。組み入れるというのはどういうことかというと、ただ、クラスで勉強して、あと宿題をちょっとやるというだけではなくて、英語の小説や英字新聞を読んでみたりとか、また、リスニングの勉強として映画を見るというのも1つです。生活の中に英語を、どんどん組み入れていって、まず英語に慣れていっていただきたいと思います。
NICに来ると一日中、英語で授業は進んでいくわけですし、日常生活の中で英語がメインになるという生活になりますので、今のうちから自分のライフスタイルの中に英語を取り込んでいくことが、今現在、皆さんができることだと思います。
最後に、今、英語力がちょっと低いから、もしくはかなり低いと自分でもし思っていても、それを理由にNICに来ることや、海外で勉強することをあきらめることは決してしないでください。
NICに来る学生で確かに英語力が低い学生もいます。ただ、NICで1年間勉強している間に、力をつけて、その後、海外の大学に進学後、NICに遊びに来た時に会うと、ひどく英語ができなかった学生が、びっくりする程、英語が上手くなっています。
今日、来てくれた十原君などもそうですが、そういった実例を、今まで本当に多く見てきました。
一番大切なのは、やはり皆さんの「勉強したい」というハート、モチベーションの部分なので、ぜひそれを持ってしっかり頑張って欲しいと思います。


娘がこの学校に来たいと熱心に言いますので、親として応援してやりたいと思っていますが、先ほど言われたように費用のことが心配です。
今日お尋ねしたいのは、
アルバイト経験を具体的にお尋ねしたいと思います。


西村 私は、アメリカでホテル経営学を学びました。この学部は、卒業までに1、000時間、キャンパスを離れて、外で仕事をしないと卒業できない仕組みになっておりまして、その1、000時間をホテルで私はアルバイトをした経験があります。
授業の一環なので、時給もそれほど望めるものはないのですが、それでも経験と生活をサポートする最低限のものを自分自身で稼ぐことができた事が、私のホテル経営学の特徴だと思います。
また、キャンパス内でも、カフェテリアや図書館などで、仕事をするということは可能です。希望を出されて、一生懸命、学問にも励みつつ、仕事をするということは可能だと思います。

依田 私も映画学部にいましたが、すし屋で働いていました(許可が必要)。僕はネバダ州にいたときに、すし屋で働きつつ、キャンパスでもスチューデント・サポート・サービスという、他の学生をサポートするバイトをしました。それで、生活費の足しにしたりできます。ただ、時給はそんなに大したことはありません。けれども、仕事をしてお金をもらいながら、仕事で英語を使うことは、ものすごくいい経験になりましたね。実践の英語で面白かったです。「ハードbut楽しかった」ですよ。(笑)。

濱中 私はイギリスの大学にいるんですけれども、フィッシュ&チップス、イギリスらしいレストランで働いていました。学期中は、私はいろいろなことをいっぺんにできないので、休み中にまとめて、短期間働いていました。1カ月半とか2カ月ぐらいですね。でもイギリスの最低賃金は、時給1、000円ほどですね。その1カ月半、働いていた経験はあります。
良かったところは、イギリス以外のいろいろな国々から来た方たちがアルバイト先にいて、英語のほかにもポルトガル語、ポーランド語を話したりしました。いろいろな出会いがあったこと、それがとても良かったと感じています。

高梨 私はアメリカのネバダ州に行ったのですが、私の学校の友達は、だいたい時給5〜6ドルから7〜8ドル、良くて9ドルでアルバイトしていました。私はいい時給を狙うぜということで、時給10ドルのアルバイトを運よく見つけて、半年ほど勤めておりました。
中身は土木工事でした。家の下に潜って、土砂を掘って、バケツを運んでという、本当に肉体労働で、自分のメジャー、心理学とか、今の会社、ITとかは全然何も関係ないんですけどね。月、40時間から50時間ほど働いていたので、月400〜500ドルですね。リノは物価も安かったので、月400〜500ドルでかなりいい家に住めていたので、それだけですでに生活費がまかなえていたという、おいしい状況でした(笑)。

柳澤 僕もイギリスでファンデーションコースを1年間受けてきたんですが、その間に、レストランで毎週金曜と土曜の夜にギターの弾き語りをアルバイトとしてやっていました。時給は1、000円ぐらいでした。いい経験としてやらせてもらっていたわけで、やっぱりさっきおっしゃっていたように生きた英語、お客さんたちとコミュニケーションが取れるということで、学校では本当に学べない、体験できない英語を、そのアルバイトを通して勉強できて自分としてすごくはいい経験になったと思います。

廣田 こういったアルバイトもできますけれども、先程ちょっと出ましたが、結構アメリカもイギリスも、奨学金をもらっている学生は多いです。難しいのかというと、あまり大変ではなさそうで、みんな取っているよね。じゃあ、石井君、話してみますか。

石井 僕は9月からインディアナ大学に編入しますが、年間2、000ドルの奨学金をいただくことになりました。僕もびっくりしたんですけれども、最初はメールで、"You are qualified for scholarship."、あなたは資格がありますよとメールが来まして、詳しい話は郵送されてくる書類に書いてあるということだったので、応募しようかと考えてはいたんですけれども、実際、その郵送されたものを見てると、これ以上はステップを踏む必要はないから、これから成績をキープすれば、毎年2、000ドルがもらえますと、そういうふうに書いてあったので、何ともびっくりしました。もちろん州や、学力、成績にもよりますけれども、比較的頑張っている学生にはもちろんお金を渡そう、そういうサポートはしっかりしている国だと思います。

弘田 今年、渡航する19期生(去年NICに入って、今年、渡航する学生)で、テネシー州とアリゾナ州の大学に書類を出した学生がいて、彼の場合は高校の成績が非常に優秀で、NICの成績が良く、TOEFLスコアもまずまずあったというので、アリゾナ大学から4、000ドルから5、000ドルの奨学金が出ました。入学して来てくれればあげますよと。ただし、ボランティアを1学期間の間に40時間してくださいということでした。
アリゾナ大学としては、いい学生を採るために奨学金を出しているということです。
彼はそれを蹴ってテネシーに行ってしまったのですが、だいたい成績やボランティアが選考基準の比重を占めたりするケースもあります。いい人物、頭のいい学生だけが欲しいんじゃなくて、そういった社会貢献ができるような人材に対して、奨学金を出すので、勉強も大切ですが、いろいろな経験をしていくのも非常に大切になってくると思います。

廣田 高梨君は月の食費が40ドルで1年間過ごしたんですよね。結構その辺はずいぶん費用を軽減されたんじゃないでしょうかね、ちょっと教えてください。

高梨 あれはすごい苦労の連続だったんですよ。食費が月40ドルというと、日本円にすると4、000円〜5、000円ぐらいですかね。日本では絶対にあり得ないことですが。

廣田 そうですね、あり得ないですよね。リノは物価も安いというのもありますけどね。

高梨 安かったです。お米が10キロで10ドルとかでしたので、10キロ1、000円です。しかも本当においしいお米で、日本米に近く、別にぱさぱさもしてない、細くもない、カリフォルニア米です。40ドルということで、これはちょっとミソがありまして、1人だとちょっと作り過ぎてしまったりして余るかと思うんですが、僕は二人でシェアしていました。まあ、自炊は必須ですね。
寮にいる人は、先ほどのビデオにも出ている寮にある食堂だと、一番高いもので月400ドルぐらい、安いものでも200ドルぐらいの食事プランがあるんですが、お米で自炊すると、節約できます。日本食はやはりいいです。太らなかったですからね。寮に入って、月100ドルの食費を出せば食べ放題という寮に入れたんですけど、そこで毎日牛丼ばっかり作っていたら10キロぐらい太っちゃいました。40ドルはお米のおかげであります(笑)。
もう一つ、費用を節約する1つお薦めがあります。早く卒業すると、州の外から来た学生に課されるお金、アウト・オブ・ステート・フィーが節約できます。東京都民は都立大学の学費がちょっと安いとか、ああいった待遇と同じようなものなんですが、私たちは留学生ですから必ずそのお金は払わなければなりません。毎学期、半年に1回ぐらい、1、000ドルから4、000ドルぐらいの費用を必ず払わなければならず、それを4年と2年比べるだけで、200万円ぐらい節約できます。そこで私は自ら目標を立てて早期卒業をしてまいりました。早く卒業すれば、学費だけでなくて、生活費もセーブできるのではないかなと思います。

廣田 2年で卒業するというのは、生活費も全て軽減されますからね。アメリカはそういう体制なので、早く卒業することを狙えば、当然ながら費用は軽減されますね。





私は、将来は理学療法士になりたいと思っているんですけど、医学にも興味があって、さらにドイツ語も学びたいし、さらに国際政治学も学びたいし、やりたいことが本当にたくさんあって、先輩方はどうやって進路を絞ったのですか?


石井 僕も高校時代から、今メジャーにしているビジネスマーケティングと動物行動学に興味がありました。2つはまったく関係がありません。NICでもずっとそれについて考えて、最終的に決定したのは短大に入ってすぐです。実際、キャンパスに行って、その学部の人と話して決定をいたしました。

濱中 私の場合は、最初NICに入ったときは、専攻したいというか、勉強したいことを決めてなかったんですけれども、まずは英語をやりたい、コミュニケーションをほかの国々の方と一緒にしたい、そういうところから入ってきました。このNICの1年間で、スペイン語と人類学に興味を持ちました。
イギリスに進学してから、ファンデーションコースの1年間、いろいろと勉強しながら自分の進路を考えていくんですけれども、そのときに大学を選ぶポイントとしてコンバインができる、2つ以上の専攻を専門として取れる大学というのを探していきました。私は人類学部とスペイン語の両方を、自分のメジャーとして勉強できる大学に絞っていって、進路先を決めました。
他の学生は、本当にいろいろな専攻を取っていました。変わった専攻の取り方だと、生物学とスペイン語という風に、文系の中で2つじゃなくても、理系と言語、理系と文系というような組み合わせもできます。

川鍋 私は、本当は音楽を勉強したかったんですが、最初に留学を決意した理由が、心理学でした。
でも最初に留学したときに、音楽を一応専攻したのですが、どうせ留学しているんだから、音楽は自分でも楽しめると思い、学校以外でボイストレーニングを受けたりしていました。そして、途中まで音楽を専攻して、後で心理学に変えていました。
2年制大学では自由に授業を選択できます。すごく興味があったドイツ語やスペイン語を履修したりしていました。もっとドイツ語を学びたかったので、学校の外で、普通の現地のアメリカ人と一緒に本当に習い事としてドイツ語を習ったりしました。

西村 たぶん皆様、親御さんも、18歳の時点で、これからやろうとするもの、夢が決まっていない自分は難しいんじゃないかなとご心配されていると思うんですが、だからこそ、アメリカに行った方がいいんですね。
NICにはいろいろな仲間がいます。夢が決まっている子もいれば、決まってない子もいる、その中で1年間、自分が何をやりたいんだと。英語を勉強しながら考えていく時間というのがあるんですね。
アメリカのいいところは、2年制大学のうちに、自分の好きなもの、興味のあるものをいくつか取ってみることが可能です。
2年制大学では、短大の準学士という証書を1ついただきました。英語を取ったり、数学を勉強したり、そして自分の英語力を上げていく。実際に自分のメジャーの勉強をやるときにそれが生きてくるわけです。
短大では、メジャーが決まってない学生がたくさんいるんですね。短大でいろいろな科目を学んでいる間に最終的に自分は何をやりたいのか、それを探していけます。
これが日本の大学を考えてみてください。18歳で、私は○○大学に行きたいけど、何をやりたいか分からない。取りあえず経済学部と文学部を受けて、受かった方へ行こうという世界で、文学部に受かったから行こうかみたいな感じですよね。
ただ、それが自分のやりたいところじゃなくて、行きたい大学というのは分かるんですけど、それではあまりにもかわいそうだと思います。
18歳の時点でやることが分からず、受験勉強して、いい大学へ入っても、結局それが自分に合う道でなければ、4年間、高い学費を払って、結局得られるものは・・・?です。今、私のところで働いているアルバイトの経済学部の学生さんに、何をやっているのかと聞いても、「ん?」と首をかしげる状態の人がいます。これが日本の大学の現状だと思うんですね。
アメリカで専攻する学問は、卒業した段階で、もう実践で使える状態なんですね。私はホテル経営を学びましたが、私は入社後2年で支配人という立場を任せられました。大学では、マネジメントスキル、会計学であったりとか、もちろん人と対する力であったり、法律学などすべてを実践で吸収できます。
迷っている方は特に、決められない方は海外に出て自分を試してみるというのは、素晴らしいことじゃないかなと思いますし、これはもう海外に行くしかないんじゃないかなと私は思います。
NICで基礎をぜひ築いて、その足掛かり、ステップにして飛び立っていただきたいなと思います。

廣田 今、西村さんが言ったように、短大の2年間というのは自由に学べます。ですから2年間で本当に好きなことを、いろいろな勉強をしながら3年に専門分野を決められます。日本の大学では入るときに決めなきゃならないでしょう。そこが大きく違います。ですから本当に迷っている場合は、アメリカの大学は特にいいですよ。2年間自由に学びながら、本当に好きな、自分のやりたいことを2年生の終わりに決めていけるという自由なシステムです。

 今まで、皆さんがおっしゃった通りアメリカの短大はすごく自由が利くというのは本当にあると思います。
例えば、短大に入ってほかの大学に編入したいのであれば、同じ州内であれば、これを取ってきてというリストを渡されます。カリフォルニア州の場合なんですけれども、IGETCというものがありまして、それを埋めていくように授業を取れば、将来的にはUC(カリフォルニア大学)やCSU(カリフォルニア州立大学)への編入が可能です。
もし余った時間があれば、それを趣味として他の教科を取るのも良いです。僕なんかはエレメンタリー・エレクトリック・ギターという、ほとんど趣味の域でしかないハードロック好きがわんさかいる授業を取りました。そういうふうに本当に趣味の域で、短大でも授業を取れますし、その中から本当にこれは専攻にしたいものというのは、いろいろあれこれ学んでいくうちに絞られていくと思うんですね。特に理系の方の場合は、資格だとかいろいろと特殊性、専門性の強い学部の場合は、それを目指してということが必要になってくると思うんですけれども、まず学んでみたい授業、趣味の領域で履修してみるというのもいいと思います。
僕の友達でも、心理学の専攻の子がオペラのクラスとか全然専攻と関係ないクラスを取っていました。
また、四大に行っても、僕の大学の場合は専門のエコノミクス・コアというカリキュラムががっちり組んであります。ミクロ経済学、マクロ経済学、金融工学の3つからなるものがあるんですけど、それ以外に5科目、エレクティブと呼ばれるクラスの枠がありまして、そこの5つは本当に何を履修してもいいよということなので、先学期、僕は、経済には何の関係もないポリティカル・サイコロジーという、ものすごい心理学と政治学の境界の分野の科目をとりました。それも卒業単位として認められます。
ということで、非常に短大でも四大でも自由が利くと思います。その中で、自分のやりたいことを皆さん見つけていくのがベストかなと思います。

廣田 南くんはUCサンディエゴ生ですよね。UC系というのは、トップスクールで有名です。昨日の無料講習会の参加者にも、UC系の大学に行きたいという方が、「今、あんまり優秀ではないんだけど、僕にもUC系の大学に行けますか?」と言っていた子が数名いたんですが、その辺をちょっとアドバイスしてあげてくれる?
南くんは、すごく高校時代、優秀でしたか?

 保護者の皆さんや学生さん本人も含めて、例えば高校時代の成績が良くないということで、非常に心配されている方もいらっしゃると思うんですけれども、僕自身の高校生活を振り返ると、そういう方に全力で励ましを送れる立場でした。
あまりこんなことを言っちゃうと問題かもしれないんですけれども、高校2年の時はほとんど学校に行ってなかったですね。保健室で寝て帰るとか、くさっていました。
何でそういうふうになっていたかと、やりたいことがまるで見えなかったんですね。高校の勉強をやっていて、これが何につながるのかなとか、思い、すべてに対して、非常にやる気をなくした時期がありました。
僕の場合、NICに出会ったのが、実は中学の時です。それで、高校の1年の時に近松さん(NICのスタッフ)に連れられて、NICサマーというプログラムでイギリスに行きました。そこで出会ったNICの現役の学生さんやこれから入りたいという人たちは、非常にみんなすごく一般的には叶いそうもない夢というのを追い続けられる人たちでした。「ギタリストになりたい」という人もいれば、その当時、高校生で唯一の全日本の空手の選手だった人もいて、彼は、「アメリカで一番強い弁護士になりたい」とか言っている人で、そういうふうな面白い、悪く言うと奇妙奇天烈な人間がいっぱいいました。それで、それぞれの違った夢を追いかけるということに対してみんな本気です。そういう態度を見たときに、自分の中でももう一度考えてみて、ああ、これをやりたいなということが、沸々と漠然とした形で出てきたんですね。
そうなった時に、NICの勉強の量は、事実多いと思いますし、決して楽ではないです。その1つのものを楽しいか、楽しくないかというのは、本当に好きでいられるかどうかだと思うんですよ。
皆さんこうやってNICに何かを感じてこられて、そのことを追っていくという覚悟があるのであれば、UCであろうが、どんな難関大学であろうが、入学できる可能性は絶対にあります。
絶対に入れるという保障はもちろんできないんですけれども、限りなく80%ぐらいは本気でやればできるんじゃないんでしょうかね。僕自身も、そんなに難しいとは感じませんでした。


「ハードbut楽しい」を続けていくためにも、親として健康面のことがすごく気になるんです。
どのように皆さん、
健康を維持されたのか、例えば、けがをしたとか、熱を出したとか、そういうときはどういうふうに対処されたのか教えていただきたいと思います。お願いいたします。


須田 うちの母親がプロテインとかそういうものを送ってきてくれ、飲んでいましたね(笑)。
また、アメリカでは、健康食品ブームなので何でも売っているんです。例えば、エキナシアという免疫を高めるといわれるハーブティーを飲んで熱を下げたこともありました。心配ないと思います。
また、アメリカの医療ってものすごく進んでいて、インフォームドコンセントが徹底しています。「あなたはここが悪いですよ、だからこういうふうに治しますよ、一緒に治していきましょうね」みたいな、感じで、僕も何度かお医者さんにはお世話になりました。
例えば足にサンゴのとげが刺さっちゃったことがあって、それを抜きに行った時も、先生が、「じゃあ、抜きますよ」じゃなくて、いろいろ聞いて、僕が笑っている間に、ふっと抜くという、それを繰り返えしていました。その時、10本ぐらい入っていたんですけどね、10回とも笑わすのってすごいなと思いました。
僕は歯医者にかかったことはないんですけど、歯医者はさらにすごいらしいですね。歯科医療はとても進んでいて、日本に住んでいるのに、わざわざアメリカまでの旅費を出して、アメリカで治療をしたい人もいるそうですね。
それぐらい進んでいるので、そういう医療とかに関しては、まったく問題ないと思います。

堀田 イギリスはNHSという国がしている医療のシステムがあり、ものすごく進んでいます。イギリスに半年間以上住む人であれば、そのドクターに診てもらうのは、診療は無料なんです。大学にも診療所みたいなものが必ずありまして、体調が悪いと時は、アポイントメントを取っていくと、ドクターがその場所にいて、無料で診療してもらえます。急に病気になっても、学校の中のクリニックで、すぐに診ていただけますし、それで対応できない場合は、街の病院をすぐ紹介してもらえます。
食生活の方では、自分で気をつければ何とでもなります。健康に気をつけて自炊をしたり、海外にいるから健康が心配ということはまったくありませんでした。

廣田 大学は、四大ですと、通常ヘルスセンターとかクリニックが必ずあるんですね。大学の保険とかも通常は入りますので、ちょっとした風邪だとかはそこに行って、診療してもらうというシステムが整っています。


アメリカは銃社会ということで、いろいろな日本人が巻き込まれる問題も起きていますので、親としてはそういう安全面が心配なんですが、皆さんの何かそういうご体験とか、危険な目にあったとか、あるいはアメリカは実際にどうなのかとか、そういう話を少し聞かせてください。


石井 まず、日本が特に非常に安全なんだという事を知って下さい。
アメリカや他のどこの国でも、行ってはまずい場所があり、それを守っていれば、何が起きるということはあまりないです。
逆に日本のように、深夜2時にぷらぷらしていて何もないというのは奇跡的なことです。皆さん、それは恵まれているので、感謝しましょう。(笑)

 僕の大学があるサンディエゴが、具体的にどこかと分かる方が何人いらっしゃるかちょっと分からないんですけれども、『トップガン』の撮影場所なんですね。見られた方はだいたい想像がつくと思うんですけれども、メキシコとの国境です。メキシコの国境だからメキシカンマフィアとかが結構いると思うので、たぶん、危ないこともあるにはあるんだろうと思うんですが、非常にすみ分けというのが明確にできています。
地域として危ない地域、危なくない地域というのが、本当に線で引いたように分かれているんですね。高速道路を降りた瞬間に、ここは危ないというところは、普通は分かるようになっています。例えば、スラム街みたいなところもあるにはあります。ただ、大学でもそういうことはすごく気をつけますから、キャンパスがあるところ、学生が生活するスペースというのは、原則、非常に安全です。
銃社会については、結構、日本で流布されているアメリカの変な噂みたいなものがあります。例えば電子レンジに猫を入れて訴訟を起こしたとか、あれは嘘なんですけれども、そういう都市伝説がすごく広がっていると思うんですよ。アメリカは言われているほど銃社会ではありません。車の中に、もしかして携行している人はいるかもしれないですけれども、例えば街を歩いている人が懐に入れているというのは、それはギャング以外はいないと思うんですよね。 僕は、1回だけ銃を向けられたことがあります、警察に、です。車を運転しておりまして、バスレーンにちょっと車を止めちゃったんですね。それで切符を切ろうと警察が来ると。それで不用意に出ちゃったんですよ。アメリカでは運転席で、じっとしていなきゃいけないんですけれども、それを忘れて、車を出て、銃を向けられて・・・それぐらいです。なので、車の運転に気をつけるぐらいですかね。相手は警察ですので、むやみに発砲はしません。それ以外は、日常生活でそういう危ないことはないです。

西村 この前も、銃の乱射事件がありましたし、至るところで銃声がパンパン鳴っているのかと思われるかもしれませんが、そういうはないです。先ほど言ったように、時間帯であったりとか、行ってはいけない場所であったりとかが、その土地、土地であるんです。
特に私がいたラスベガスはギャンブルが盛んで、日本でいうパチンコがいっぱいあって、治安が悪そうなイメージがあるんですけれども、警察も常に巡回していて、絶対に犯罪というのは起きません。けれども、道を一本入ってしまうと危ない場所があったりします。
私は本当にそういった危機管理能力というか、そういったものは植えつけられました。
だから日本に帰ってきて、電車でバッグを側に置いている人が信じられませんでした。他の国なら、これは取られてあたり前です。それぐらい日本とい国は、治安面ですごく恵まれた幸せな国だなと、私は思い知らされました。
日本人観光客の方が海外に行くと、スリにあったりとか、いろいろな経験をしていると思います。これから世界で仕事をしていく場合、その国の常識を理解して、行動しなくちゃなりませんが、そういう力が自然と身につけられていて、私にとっては、プラスになっています。


親や先生は反対しませんでしたか?
どうやって説得をしたのですか?



金子 私は、今やっと両親にもすごく支えてもらって、本当に一番のサポーターになってもらえました。でも、そうしてもらうまでには本当に長い道のりで、もう何度も大げんかになって、本当に夢をあきらめようか、夢を持っていることがこんなに苦しいものかと思う位、本当に苦しい日々でした。
高校3年生の卒業前の話なのですが、私が一番、お父さん、お母さんに伝える方法として一番効果があると思ったことが、「結果を出す」、「論より証拠」ということです。どんなに話をしても、こうやって説明会に、お願い来て、来てくれればいいからと言って連れてきても、どうしても理解してもらえなかった時に、私はあえてすごく高いハードルの目標を立てました。具体的には初めての公式のTOEFLで、絶対に500点以上取るということを目標に掲げました。
それは私の両親も知っていて、当時の私には本当に簡単なことではありませんでした。誰もが絶対に無理だろうと思っている中で、みんながだめと思っているからこそ、やってやろうじゃんという気持ちで取り組みました。すごく大変でしたが、そんなことができないぐらいで夢をあきらめるぐらいだったらという強い気持ちを持って、その目標を達成した時、周りの見る目が本当に変わっていました。
そのスコアシートを持って、お父さん、お母さんの前に座って、どうだと突き付けてやりましたね。そのときは、その努力の日々も見てくれていましたし、こいつは半端な気持ちで夢を語ってないというのがやっと伝わって、そのときは本当に珍しく涙しました。

大久保 私の場合は、親は賛成してくれたんですが、私の高校が進学校だったもので、先生や友達にものすごく反対をされました。そのときに、私は本当に「レイクに行きたいんだ」ということを何回言っても、先生はやっぱり日本の大学に行った方がいいんじゃないかと言われました。それから卒業式までその先生とは、なかなか良いコミュニケーションが取れず、結構気まずい関係でしたが、卒業式に先生が私に、「頑張ってね」と言ってくれました。
私は、あと1週間ぐらいでレイクを卒業なんですが、卒業したらちゃんと胸を張って、「私はここまでできるようになりました」と、その先生に自信を持って伝えたいなと思っています。

廣田 8月4日ですものね、卒業式は。

大久保 もうすぐです。


高校生のときと比べて、これは自分が変わったということは何ですか?


石井 まず成績が一番変わりました。
久しぶりに夏に帰ってきまして、高校に行きましたら、高校の偏差値が40を切り、30台になってしまったという話を聞きました。卒業した時はの中の下ぐらいの成績だったんです。
それでも、皆さんはあんまり知らない学校かと思うんですが、今回、ビジネスのメジャーとしては全米トップ20ぐらいには入る、一応、名門校に、奨学金付きで受かることもできました。それは、大変自分でも誇りに思えることかなと思っております。
それともう1つですけれども、個人的なこととして、僕は「遊んでオールA」という目標を掲げまして、短大でオールAを一応取らせていただきました。 ただオールAを取ると事には僕はあんまり魅力を感じなくていませんでした。なぜかというと、NICの勉強があまりにも辛かったので、短大の勉強は正直、楽と言ったら過言なんですけれども、NICの授業と比べると、やはり時間的にも余裕ができたので、それで何をしようかと考え、クラブ活動をしようと思いまして、その年にできたジャパニーズ・カルチャー・クラブで、1学期目に書記をやりまして、2学期目に会長をしました。 それで一番変わったと思うのは、とにかく自分から動いていこうという気持ちですかね。高校時代は、学園祭の時もちょっと輪から外れて、1人で何か別のことをやっているといった感じでした。自分から進んで何か物事を進めていこうというタイプではなかったんですけれども、いざやってみると、大変なんだけど楽しい、「ハードbut楽しい」ですね。またこれをしてきました(笑)。自分からまず行動を起こすという気持ちが生まれました。

廣田 はい。石井君が進学するインディアナ大学は、全米でもトップ大学で、あんまり日本では知られてないかもしれないけど、アメリカでは非常に有名なトップ校です。
高校時代、そんなにできなかったとは知らなかったですけれども、それでもトップ校にこうやって行かれるということですね。

堀田 私は留学をして、私という人間も人生も大きく変わったなと感じております。
具体的に申しますと、まず高校のときは勉強が全然面白くなかったです。やらなきゃいけないものとして、ものすごく受け身で勉強していたんですけれども、NICに入って、自分がやりたいから勉強をするようになって、その勉強というものが学びに変わって、学ぶことってすごく面白くて、新しい知識をつけると、それを使ってまた新しい何かができるし、見えなかったものが見えるようになるし、すごく学ぶことって楽しいんだな、面白いんだなと思うようになりました。NICの1年間で、自主的に自分から動いて勉強していく、知識をつけるというふうに変わりました。
また留学を通して、いろいろな困難があったんですけれども、高校生のころは困難があるとすぐに避けたいな、嫌だな、もう目をつぶってしまおうと思っていたんですけど、留学してからは自分1人でやらなきゃいけない状況でしたので、困難は成長のチャンスと考えるようになりました。困難があって、そこを努力して乗り越えると、絶対に今までよりももっとすごい自分になれ、絶対に学ぶものがあると思うようになりましたので、今は困難を楽しみと言ったら変かもしれないのですが、成長するチャンスとして、何事に対しても前向きに取り組めるようになりました。
あと、もう1つは世界が大きく広がりました。私の大学は留学生が10%ぐらい、1、000人弱いたんですけれども、そこで留学生協会の役員として仕事をした経験もあります。イギリスに留学して、世界の大学に来たみたいに、世界中の友達ができ、そこでものすごく世界が広がりました。宗教も、肌の色も、見た目も、考え方も、背景も違う友達と一緒に活動して、勉強してという状況で、その違いを受け入れて新しい何かを生み出すということが日常的にありました。今、日本に帰ってきて、日本の企業で働いているんですけれども、視点が違うなと感じることが多々あります。
留学というのは、私の高校生のときは、4年間大学に行くのが留学だと思ったんですけれども、卒業して実際に帰ってみると、留学って私の中ではその4年間で終わるものではなくて、今後の人生にずっと影響をしていくもの、本当にここから大きく道が開けたんだなと思いました。留学を通して私自身も、これからの私の人生も大きく変わったなと考えております。


英語圏以外の学校へ留学できますか?


廣田 今、NICからは、いろいろな国に進学できます。スイスも英語圏じゃないんですけれども、英語で学べるスイスの大学に行っている人もいます。スイスの大学に行った学生は、フランス語と英語と両方勉強しています。他には、ベルギーの大学に合格した人もいます。ベルギーはフランス語圏ですから、フランス語と、当然ながら英語を勉強するという風にいろいろなところに行けますので、今現在、進学している学校以外にも希望があればいくらでも広がります。


NIC生、レイクランド生として誇れることは何ですか?


 僕の場合はNICで1年間過ごせたという事実自体、誇れます。NICをちゃんときっちり修了できて、その後にそのステップがあるからこそ次に進めるという実感が、今、本当に強くあります。
皆さんが想像されているより、やっぱり非常にきついと思います。ですけれども、そのハードルを乗り越えたときに、後ろを振り返ってみると、それは一瞬になると思うんですけれども、ここまで来たんだなという、その事実を見るだけでまったく風景が違って見えると思います。
もう1つ、心の底からこれは自信を持って誇れることは、友達ですね。今、僕のNIC17期の同期のすごく仲の良い友達が、イギリスとかロスにいるんですけれども、彼らが本当に自分たちの夢をあきらめずに追っている姿というのを見ると、こんな人たちと知り合え、一緒に何かをできたということが誇りです。僕とその友達というのは、依田さんが顧問をしている映像工房で会ったメンバーで、NICで1年間、一緒に彼らと映画を撮っていました。
傍から聞いたら笑われるような、でっかい夢をみんなで語ったり、じゃあ、やろうよというふうに言ったりして、実際、本当にみんな、その夢に向かって一歩一歩、着実に歩き始めている。自分1人だとやっぱり折れてしまうと思うんですよ。でも僕も、今、大学で学んでいて、親にも先生方にも非常にお世話になっている状態で、一歩一歩を無駄にしてないかなというのを、その友達を軸に測れ、そういう友達ができたというのは、やっぱりNICならではのことではないかなと思っています。以上です。

高梨 NIC生としての誇り、先輩がいることですね。帰ってきてからも楽しめます。期を隔てて仲良くできる同窓会であったりとか、就職説明会があったり、帰国してからも楽しめるNICです。

柳澤 僕は将来、エアライン関係の仕事に就きたいと思っていて、NICの先輩で、今、エアライン関係で働いている人と、本当に面識は1回しかなかったんですが、メール1つで僕の助けになってくれて、その先輩と会っていろいろな話を聞いて、本当にそういう面でもNICに入って良かった思っています。


就職活動で、留学経験がどのような形で役に立ちましたか?


西村 私は今、アウトバックステーキハウスというアメリカのダイニングチェーンで一番大きいレストランの会社にいます。私は、ちょうどテロがあった時期に卒業で、ビザも下りなかったので、卒業後に日本に戻ってきました。自分の希望を叶える為、アウトバックステーキハウスを受けたんですが、いきなり何と社長面接でした。
面接では社長と会長がいて、そこでがっちりと握手して、私はこの会社に決めました。アメリカ人の握力というのは、日本みたく軽く握るのではなくて、力強く握りしめるような握手です。もちろん能力とか何だとかそういうのではなくて、たぶん人と人なんですよね。
外資系の企業も、今日本にもたくさん進出していますが、完全に実力制です。私も5年間契約なんですが、これは5年で結果を出さないといけない世界なんですね、そういう会社です。
厳しいNICから続く留学生活で、私は戦っていけるという自信をつけ、自分をそういう立場に置いて、戦っていこうと決心していました。そういった意味で、私は、アウトバックに限らず、絶対この業界でやっていける自信というものを、蓄え続けています。自分がこの業界で、100%自分自身が売れるものを自分で探して、自分のものにしないと生き残っていけないと思うんですね。
ですから、私は 売上げを上げる その為にはどうしたらいいのか、そういうクリティカル・シンキングをします。
また、人、従業員がハッピーでないと、お客様は絶対にハッピーじゃないです。従業員が笑ってないレストランに、お客様は絶対に来ないです。People Firstという言葉があるんですけど、まず人をケアする。
NICもそうです、まず人。モノじゃないんです。
この前、社長が来日して、「people business not a thing、物じゃない、ピープルビジネス、人のビジネスなんだ」と、強く言われて、またあの握手を交わしました。
それでもう私はモチベーションが、またばーんと上がっちゃって、いい仕事をしようと思っちゃうんですけれども、本当にそういう会社で仕事できる幸せです。
アメリカ、このNICを通じて得られた経験であったりとか、対人力であったりとか、そういったものがすべて私の中で生きているのかなと思います。就職には、自分に売れるものを留学を通じて探していただければなと思います。

廣田 最後に一言ずつ、皆さんからメッセージを簡単にお願いしようと思います

ダニー じゃあ、最後に私からメッセージなんですが、ここに多くの学生さん、生徒さんがいらっしゃいますが、全員が夢を持っているはずです。その夢をずっと追い続けてほしいと思います。まず最初の夢としては、海外で学びたいという夢があると思うので、そのためにぜひ努力を続けてほしいですし、その夢をあきらめずに継続していっていただきたいと思います。

石井 まず自分のことを信じてください。そして目標をどんどん掲げて、声に出して言ってください。僕も「遊んでオールA」ということを周りのみんなに言いふらしました。「絶対、遊んでオールAを取るよ」と、そういう夢をどんどん声に出して言ってください。それは絶対に叶います。

川鍋 私も同じでしたが皆さん、まだはっきりした夢が見つかってない方も多いと思います。でも、何でもいいから始めてみて、無理かなと思っても、取りあえずやってみて、やってみたらきっと何か必ず見えるはずです。取りあえずやってみて、そして続けてみてください。そうすれば必ず結果は表れると思います。頑張ってください。

大久保 ここには、いろいろな人に反対されているという方もいると思うのですが、私もそうでした。でも、そのときに絶対に忘れないでほしいのは、自分の人生であるということです。誰かに反対されてそこであきらめて、それで後悔するのではなく、やっぱり自分の人生なので、自分のやりたいようにやってみてください。

金子 私からは一言 できるかな 、できないかなではなく、 やるか、やらないか という質問に自分で変えてみてください。そして留学してみたいなとちょっとでも思っている自分を信じて、どうか試してみてください。
そしてお父さん、お母さんは、そんな娘さんたちをどうか誇りに思ってあげてください。

柳澤 留学をすることで、本当に世界が変わると思っています。それで日本の素晴らしさとか親のありがたみだとか、そういう面ですごく勉強になると思うので、皆さん頑張ってください。

堀田 私も5年前にこの場所にいたんですけれども、そのときを今振り返って思うのは、留学していろいろな人に会って、いろいろな場所に行って、ここから無限の可能性が広がっているということです。それをつかむのは一歩を踏み出すことですし、その一歩を踏み出すのは自分であって、できないんじゃなくて、自分で限界をつくらないことが大切ですので、まずは一歩を踏み出す勇気を持って頑張っていってください。

濱中 思っていたことを先に言われてしまいましたが(笑)、一歩を踏み出してください。もう本当にこの一歩というのは、一歩なんですけれども、とても勇気のいる一歩ですよね。でもその一歩を踏み出したときに広がる世界というのは、本当に想像もしていなかったことにつながると思います。
私もメキシコに行って、今この場に立っている、自分が進んできらきらしていられる、そういうことって想像していなかったことですし、そこにいられることがとてもうれしく思います。
4年前にこのパネルディスカッションの後ろの方に父と座っていました。父には反対されていたんですけれども、その日の最後に父は初めて廣田先生に、「よろしくお願いします」と言ってくれ、そこから始まりました。頑張ってください。

 今、この場で僕らがこうやってお話しできることは、あくまでもサポートです。たぶん自分の内部、外部に留学を悩み、NICにふみきれない理由というのはいっぱいまだあると思います。でもそれを跳ね返すぐらいの強い意思でもって、自分の人生のハンドルをしっかり握っていてください。3年後に誰かがここに座っていることを望みます。

須田 1つすごく言いたいのは、本当に廣田さんはじめ、NICにものすごく感謝しているということですね。あと学校案内に「みんな頑張って」という遺伝子をつくっておいたので、受け取って自分のものにしてください。応援しています。ありがとうございました。

高梨 皆様、物を言わぬ人形ではなく、人間として生きていってください。自分らしく、あなたはあなたなんですから。以上です。

櫻井 私が今こちらにいらっしゃる、特に高校生の皆さんにお伝えしたいのは、良い出会いをしてくださいということです。
今、皆さんたぶん17歳とか18歳ぐらいで、人生の中で1つの決断をしなければいけなくて、すごく難しい状況にいるんだと思うんですけれども、私はNICに入学して、いろいろな悩みとか、辛いことだとか、そういうのを共有できる友人にたくさん出会いました。 実は今もNICの友達が1人、この席に応援に来てくれています。本当にNICで出会った仲間がいたから、無事に大学も卒業できたし、就職もできたし、すごく心の支えになった部分があります。
そういう人生の一部になるような人との出会いをこれからしていっていただきたいと思います。

西村 笑顔を!私は、この仕事は笑顔がすごく重要なんですね。
親御さんに1つお願いなんです。娘さん、息子さんの笑顔を見たいですよね。鳥も最初は飛べません。ぽんと押されてようやく飛べるようになります。NICを通じて4年後、5年後、娘さん、息子さんの笑顔ために、ぽーんと背中を押してあげてください。そういうサポートを私は期待して最後の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

依田 3つあります。
1つ目は、皆さん、読書をしてください。そして読書癖をつけてください。英語でも日本語でもいいです、スペイン語でもいいです。読書をしてください。それは、自分の日本語力を高めて欲しいからです。日本語力以上に英語力は高まらないので、ぜひ皆さん、読書をしてください。100円持っていたら、ブックオフへ行って、100円コーナーで本を買ってください。テレビを消して、テレビを見る時間があったら読書をしましょう。
2つ目は、明日30日、夜11時にNHK総合で、『英語でしゃべらナイト』、僕が担当した回を放送します。テレビを見るなと言っているのに宣伝してすみませんが、ぜひ見てください。ゲストは戸田奈津子さんです。
3つ目、自分が夢中になれるものをぜひ見つけてください。何でもいいです、ギターでもいいです。同人誌でもいいし、絵でもいいし、何でも良いです。自分が夢中になれるもの、これのためなら飯抜きでも、寝なくても、「ハードbut楽しい」で、ずっと続けられるというものを、ぜひ探してほしいと僕は思っています。受験勉強をしている場合じゃないと思う、本当に。本当に皆さんのことを応援しています、頑張ってください。(拍手)

廣田 第2部を終了したいと思います。じゃあ、皆さんパネリストに感謝、サンキューということで拍手でお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)





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