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同窓生インタビュー
<2004年>
堀田智子さん NIC第14期生 奈良県立平城高校出身
英国立ヨーク大学 経営学部
新しい場所で新しい出会いを重ねるたびに、
ひとまわり大きくなる自分を感じる。
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待ち合わせは、キャンパスのほぼ中心にあるしゃれたデザインのインフォメーションセンター前で待ち合わせ。取材スタッフに気付くと「こんにちはー!」と大きく手を振りながら、走り寄ってくる。約束時間の11時30分ぴったり。 「いま午前の授業を終わったところなんです、お待たせしました!」と元気よく挨拶する彼女は、一人じゃなかった。新学期そうそうに授業で知り合ったという4人の同級生が一緒。 ひと目で中国系と察しがつく男性シャン、同じく中国系の長い黒髪のウエン、ブロンドのイタリア女性フランミニア、英国とアフリカ、インドの血を引くという彫りの深い造作の男性シャーム。総学生数の1割が海外からの留学生というヨーク大学の横顔を改めて垣間見る思いだ。
■ ■ ■ ■ 「いま専攻しているのはマネージメント6割、ランゲージ3割、IT1割の比重かな。ファンデーションコース時代にビジネス学を取ってその面白さに目覚めちゃいました。世の中の経済現象って本当に理論通りに動いているんだなぁって。クラスで習ったセオリー通りのことが目の前で起こってる。いままで見逃していたことに気付く、見えなかったモノが見えるようになる。それってすごい面白いですよねえ。それにビジネスって世界のどこへ行ってもかならず共通であるものだし。もしかなうものなら、日本の景気回復に私が一役かえたらなあ!なんて、言いすぎかなっ」と笑顔をこぼし小さく舌を出す。
■ ■ ■ ■ 「最初は日本の大学への進学を目指してました。でも高3の夏に大学受験対策セミナーに通ってる時に、すっごい違和感覚えて、なんかちがうなあ、コレはって。わたしの目指してる勉強の方向はこっちじゃないって。で、海外はどうなの?って思ったんです。そんなときにNICの存在を雑誌で知ったんです。エッ、そんなやり方もあるんだ海外留学の方法にはって。ビックリしました。そうか、私のやりたいことに手を貸してくれるのはここだって、そのときひらめいて。もう一直線。入学したい!でも学力は、私の場合、問題外でした。それでも何とかNICに入れたのは、NICは英語のテストよりあなた自身をみます、っていうポリシーのおかげ。でも、入ってからも全然授業についていけず、カウンセリングスタッフの皆さんのお世話になりっぱなし。ほとんど毎日のように。でもそのおかげで、なんとか勉強の仕方のコツを覚えて、TOEFLも420点から500点を超えられるようになって、いまは600点以上だと思います」
■ ■ ■ ■ NICのカウンセラーに最初に相談したのはどんなことですか、と尋ねると、「HOW
TO STUDY!
どういう風に勉強すればいいのっていう相談です。だってね、授業がいきなりぜんぶ英語でしょ。“英会話”と“英語のディスカッション”の間には想像以上に深い隔たりがありました。もう授業を聞いてるだけで精一杯。それに、宿題を出されても、その問題がわからない。パニックですよね!相談してなんとか自分にあった勉強の方法を見つけ出した時はうれしかったです。それから、勉強の質問や相談以外にも、もうちょっとしたことでもなんでも相談にのってもらいました。夜遅くても。母が病気になったときも、本当に親身になって相談にのってくれて、本当にカウンセリングスタッフには感謝してます。いまでもNICに相談メール送ってるんですよ、イギリスから・・・(笑)」
■ ■ ■ ■ 起伏に飛んだ緑の中のキャンパス、湖の渡り橋、湖岸からせり出したトレードマークの多目的ホール・・・。 「豊かな自然の美しさに惹かれたのも私がヨーク大を選んだ理由の一つ。ねっ、きれいでしょ、この大学!」と彼女が両手を大きく広げた瞬間、野鳥の群れが彼方の湖面から一斉に飛び立った
■ ■ ■ ■ 「旅が大好き。いろんな人に会って、いろんな考え方をシェアしたい。そうすることで自分の視野が広がる。すべての出会いに意味がある。そう思いません?そういう意味では大学生活も旅のひとつっていえるかもしれないなあ」。そんな堀田さんの締めの言葉。 「旅も留学もいろいろな問題、予想外のトラブルはつきもの。それにめげることなく乗り越える。そのときいつも思うんです、あっ、コレって絶対に自分が成長するチャンス、そうなんだ、よしやるぞって」
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