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同窓生インタビュー

<2006年>
竹中久世さん NIC第15期生 岐阜県・聖マリア女学院高校出身
サセックス大学開発学部


自分らしく、一歩一歩前へ

◆高校進学で夢が広がった

いよいよ来年卒業を迎えるのですが、その前に今年の夏はインターンシップをやろうと思い、東京にある国連広報センターに履歴書を送ったところで、なんとか合格したいなと願っています。
私は高2のときにニュージーランドに1年問留学して、もともとは胃山学院や上智など外国語系の大学を希望していたのですが、高校留学が終わりに近づいてきたころに、海外の大学に行きたいと思うようになリ、NlCの資料を請求したんです。帰国後高校の担任の先生に相談したところ、先生はNlCの説明会に参加されたことがあり、私の夢を全面的に応援してくださいました。合格するまで何度でも受験するつもりでしたが、幸運にも1回目の入試で合格することができました。
NlCの1年問はとても楽しかったことを憶えています。もともと私は高校時代も勉強と部活で忙しくしていて、睡眠時問も4時間程度だったんですが、NlCに来てから、それが3時間になったくらいで(笑)、学校の事務局でもアルバイトをさせてもらい、とても充実していました。NlCで出会った友達は私にとってすごく大切な存在で、今もNlC時代と同じように、励ましたリ励まされたりしながら、それぞれの場所で頑張っています。

◆マザーテレサの施設でボランティア活動

今は、NlC時代の友達も含めた4人で、一軒家を借りて生活しています。サセックス大学のあるブライトンはイギリスにしては天気がよい方で、冬でも太陽が出て、生活するにはとてもいい環境です。リゾート地としても知られていて、いろいろなところから観光客も訪れてきます。その分物価も他に比べるとすこし高いのですが、家賃も光熱費を含めて約週70ポンド(1万4干円)くらいなので、それほど悪くないと思います。その他食費も自炊なので週10ポンド(2干円)以内で済んでいます。思いがけずかかる費用はコピー代ですね。課題で出された文献を図書館でコピーするのですが、読みものがとても多く、気づいたら結構かかっていることもあります(笑)。
イギリスの大学を希望した理由は、発展途上国に関連することを勉強したかったというのが大きな理由です。サセックス大学はヨーロッパのいろいろな国から留学生が来ていて、しかも開発学ではとても有名なので授業もとてもレペルが高いです。平日はほとんど勉強で、土曜日にすこし遊んで、日曜日もまた勉強(苦笑)。授業でも、ディスカッションで、未だにタイミングがつかめず思うように会話に参加できないこともあります。せっかく時間をかけて準備をしていったのに発言できなかった、と落ち込むことが多いです。
大学の授業がある時は課題に追われ、忙しさに自分を見失ったり、落ち込みがちな私ですが、休みの時は旅に出て羽根を伸ばしています。去年の夏休みには、NlC時代からの親友と一緒に、インドのマザーテレサの施設でボランティアをしました。NlCにいた時から、一緒に行きたいねと計画していたのがついに実現しました。私は障害をもつ子供たちのための施設で働いたのですが、掃除、洗濯、ペッドメーキング、服やおむつの取替え、そして子供たちの運動と食事を手伝いました。2週問という短い期問でしたが、いろいろな国からのボランティアの人達との交流やシスターとお話できる機会があったことも大きな収穫でした。インド滞在中は、大学で学んだことと現実の両方を考えながら生活することができ、この旅での経験は、私の視野を広げ、開発学への興昧をより強いものにしてくれていると思います。

◆「自分らしくj一歩一歩前へ。

留学生活では、日本にいたときの私、イギリスに来てからの私、日本人としての私、学生としての私、これからの私、など自分自身についてよく考えます。いろいろな人と出会い、接することによって、もっと自分が見えてきます。時には、自分がちっぽけに思えたり、まだまだ未熟だなと感じます。またある時には、私にもできることがある、これだけはゆずれない、など。今の私の目標は、弱いところも含めて自分を好きになること、“いいね、久世のそういうところ好きだよ''って言ってもらえるところを更に伸ばしていくこと。「自分らしく」一歩一歩前に進むこと。何か辛いことがあっても、しばらく落ち込んだら前を向いて、すこしずつ成長していければいいなと思っています。
私にとって留学は、留学できることへの感謝を忘れず、チャンスを生かしてできるだけたくさんのことを学ぶこと。3年問の大学生活はあっという問で、残すところ後1年半です。イギリスにいるからこそできること、学生だからこそできることに挑戦して、充実した時問を過ごしていきたいです。

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