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同窓生インタビュー

<2008年初頭>
菅原舞子さん NIC第18期生 宇都宮短期大学付属高校卒
キングストン大学グラフィック&写真専攻

クラスメイトがみんなやる気があって、自分ももっとがんばろうっていう気になれる。

◆英会話スクールの先生に勧められたNIC


「ニコニコするようになった。」
「あいさつするようになった。」

イギリスに来て変わったことは?との質問に舞子さんはこう答えた。「こっちの人は、目が合うと笑ってくれるので、安心して挨拶できるんです。あと、おおらかになったかな?イギリスは時間にルーズなので(笑)。つらいことがあってもポジティブ思考でいられるようになった。」

高校時代、地元の小さな英会話学校に通っていた。そこでアメリカ・オレゴン州ポートランドでの3週間のホームステイに参加し、本格的に留学を希望するようになった。英会話学校の先生にNICを紹介され、入学した。
「テレビの『ビフォーアフター』を見て建築に憧れ、そこからインテリアデザインに興味をもったんです。でも日本ではインテリアデザインを本格的に学べそうなところが見つからなかったんです。NICの資料をみたら、アメリカの大学ではインテリアデザイン科がいっぱい(笑)。その中でもネバダ州立大学ラスベガス校のインテリア・建築科に特に惹かれて、NICに決めました。」

NIC在学中に、イギリスの大学に興味をもち、ロンドンの大学を目指そうと決意。NIC修了後はケンブリッジでアートファンデーションを履修した。「そこではアート三昧。最後にはStudent of the year(年間最優秀学生賞)もとりました。」そしてキングストンに入学した。

真面目だけでは生きていくのが難しい。そういう舞子さんは「才能の伸ばし方」が大事だという。
「キングストンに来て、周りのレベルの高さを痛感しています。劣等感に苛まれて孤独感も感じます。プレゼンテーションもやらなきゃいけないし。。。周りにはイギリス人ばかりで英語で緊張しちゃって思ったより性格も前に出せず、最初は本当に苦労しました。っていうか今でも苦労の連続です。。。」

◆夢は広告デザイナー

キングストン大学の芸術学部は、英国内でもトップクラス。グラフィック科では日本人は舞子さんだけ、留学生も7〜8人しかいない。「授業もしんどいです。月曜日だけレクチャーがあって、火曜日から金曜日まではずっと作品をつくる作業。火曜日にプロジェクト(課題)が出されて、金曜日までに完成、プレゼンをする。これの繰り返し。プラス3ヶ月で仕上げるessayと1年で完成させるいくつかのプロジェクトを並行して進めています。」

授業では、グラフィックに全く関係ない募金活動もしたという。数人グループで実際に街に出て募金活動をするんです。どのグループが一番募金を集めてきたかを競争したりして(笑)。クリエイティブにどうつながるのかわかりませんが、みんなどうやったら募金が集まるか、工夫しながら競争しています。あと、使わなくなったものとか、ゴミとして出されそうな廃材を利用して新たなものを作り出すとか、わりと社会性の高い大学ですね。」

プロジェクトの出され方もおもしろい。「数行の文章が書かれているだけ。それを学生それぞれが自分の頭で考えて制作活動をするんです。真面目さだけでなく、遊び心や、心のゆとり、柔軟な考え方も当然必要になります。」

勉強の傍ら、週末はアルバイトもやっている。「ロンドンの日本食レストラン。といっても丼もの中心の食堂ですね。時給が約1000円で月10万円くらいは稼いでいます。」 生活費のほとんどは自分で賄っているという。

将来の夢は広告デザイナーだという舞子さんは、読者へのメッセージとして次のように話してくれた。
「人生、何が起こるかわからないですよね。やりたい、と思っていたことも変わるし。。。高校も進学校だったので、日本の大学も考えましたが、日本の大学生のイメージが『合コン』『カラオケ』『バイト』『飲み会』しかなくて。。。もちろんそうじゃない人もいますけど。そういう生活だけは絶対にイヤだったんです。勉強も「課題でたら単位とるためにしょうがなくやってる」ってイメージがあるんです。違ったら申し訳ないんですが(汗)。NICでもそうでしたが、今いる大学でも、クラスメイトがみんなやる気があって、自分ももっとがんばろうっていう気になれる。つらいこともたくさんあるけれど、いいこと、楽しいことの方がずっと多い。」

「普通の人と違うぞっていうのが欲しかった」から選んだ留学の道。「人から必要とされる人間になりたい。」そう語る舞子さんはやっぱり「ニコニコ」していた。

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