◆NICの1年間はとても楽しかった。


NICを志望した理由は、高校時代の親友がNICを受験することを決めていて、「いいよ」と薦めてくれたのがきっかけです。彼女と一緒にガイダンスや無料英語講習会に参加し、他の高校からの人と友達になって、休みのたびにガイダンスに参加していました。トータルで5〜10回くらいはイベントに参加したのではないでしょうか。

NICの1年間はとても楽しかったです。勉強もアメリカに来てからよりも、NICの1年間が一番大変でした。右も左もわからない状況で、どうやって勉強したらよいかもわからず、授業はすべて英語で行われるし、右往左往しながら過ごしたあっという間の1年間でした。

◆アメリカに来てやりたいことが見つかった。

アメリカに来て変わったこと、それは躊躇することがなくなった、度胸がついたということです。高校時代はどちらかといえばシャイで、何か行動するときにも決断ができないことも多かったのですが、こっちに来て、極端に言えば、道を尋ねることさえできなければ死んでしまうので、おのずと行動力がみについたのだと思います。

両親ともに美大卒だということもあり、なんとなくアートに興味をもっていたものの、日本では、やりたいことが見つかりませんでした。前にいたフットヒルカレッジで写真の科目をとり、そこで初めて写真に興味をもったんです。フットヒルに在学中は、地元の新聞の写真コンテストで、3位に入賞することもできました。まったく初心者から始めて、1年足らずで賞をとることができたのには驚きましたが、本格的に写真の道に進もうと思ったのもこの時期でした。

◆芸術写真家になること

今はサンホゼで、「クリエイティブアート」を専攻しています。これは写真だけでなく、音楽や演劇など芸術全般について学ぶことができる学科で、カリフォルニア州立大学では唯一サンホゼ校だけにある学科です。フットヒルにいたときにこの大学を見つけ、それ以外の大学には願書すら出しませんでした。今学期は、演劇理論、音楽理論、クリエイティブアートの授業に加え、オーケストラのクラスをとって久々にバイオリンを弾いています。近々コンサートも控えているので、今は空き時間を見つけては練習を重ねています。

将来の夢は、芸術写真家になること。芸術写真はその名の通り、広告やグラフィックなどの商業写真とは違うものです。もちろん道は簡単ではありませんが、じっくり自分のペースで頑張っていきたいと考えています。また、来学期からはサンホゼのギャラリーで、インターンシップをはじめることになっています。少しでも興味のあることには、どんどんチャレンジして視野を広げていきたいと思います。

◆「Yesterday is History ...」

「Yesterday is history
Tomorrow is a mystery
Today is a gift, that is why we call it present.」
その通りだなあ、って思います。この言葉は、どんなときでも使える言葉です。つらいときも、楽しいときも当てはまる言葉。これからも「今日」という日に感謝して生きていきたいと思っています。
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