人間には皆使命があると言う。しかし「社会における私の使命はあらかじめ定められたものではない。その都度私自身がそれを自分のために選択する。私は人に命ぜられた人生行路を歩いていくのではない。」(ルドルフ・シュタイナー『自由の哲学』)。すなわち、自分の使命は自分で選ぶのである。本書のタイトル『MY MISSION』には、そんな思いが込められている。「自分にはどんな使命があるのだろう?」その答えは、他の誰からも与えられるものではなく、自分自身の中に、ある。

人は天寿をまっとうするとき、それまでの人生の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡ると言う。自分の使命は何なのか、それはもしかしたらその時が来るまでわからないかもしれない。

本書を読み終わって、もしかしたら自分の中にある就職の『イメージ』と、現実が大きく違っていた人も多いのではないだろうか。しかしこれが『現実』である。自分の周りで一部の人が勧める「『いい大学』を出て『いい会社』に入る」人生。そんな単純な人生は現実には存在しない。本書に出てくる卒業生の中にも、はじめは同じようなイメージで有名企業を志した人もいるかもしれない。しかし彼らは『有名企業に就職した』現実に甘んじることなく、『使命』を持ちあるいは探すために、自分の人生を歩いている。

今回の取材依頼時期が、企業の決算期に当たったこともあり、また、国内外での出張、仕事と子育ての両立による多忙などの理由により、今回の制作には残念ながらご協力いただくことができなかった方も大勢いらっしゃいました。ぜひ次回の機会にも多くの卒業生に登場していただきたいと願っています。

最後に、忙しい仕事の合間をぬってインタビューやアンケート、写真撮影にご協力いただいた卒業生の皆様、そして取材に際してご協力いただいた各企業の広報担当者の方に、心よりお礼申し上げます。

ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構Japan(NIC) 広報課
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