日本の魅力を世界に伝えたい
「日本の良さをもっと世界に伝えたい」
コロナ禍のStay home期間中、黒井悠未さんの心に芽生えた想い。それが、彼女の人生を大きく変えることになりました。
「それなら自分自身がメディアに出る側になって、日本の魅力を発信しよう」と決意し、タレント活動をスタート。女優として舞台で主演も務めながら活動を続けていましたが、次第に「もっと日本文化そのものを、具体的に発信できることをしたい」という思いが強くなり、辿り着いたのが「おにぎり」でした。
“おにぎりタレント”という選択

「日本文化といっても幅広いですが、私は『食』からのアプローチが一番自然で受け入れられやすいと考えました。特にお米やおにぎりは、日本人にとって日常的でありながら、海外の方にとっては新鮮で興味深い存在です」
現在、黒井さんは”おにぎりタレント”として、イベントでの『出張おにぎり』や、2025年3月末から始めた浅草での週末限定おにぎり屋を通じて、日本のお米文化を国内外に発信。特に海外のお客様から喜びの声をいただいているといいます。
NICでの日々:熱量に心を動かされて
当初は別の学校に進学する予定だった黒井さん。しかし、軽い気持ちで参加したNICの説明会で、先生方やスタッフの圧倒的な熱量、そして学生たちが挑戦に向き合う真剣さに心を動かされました。
「その熱意と、簡単にはいかないであろう”過酷さ”に、むしろ心を動かされ、NICへの進学を決めました」
NICでの生活は、まさに全力投球の日々。
「とにかく毎日が英語漬けでした。電車の中で『今が朝なのか夜なのか』『家に帰ってるのか学校に向かっているのか』わからなくなるような日もありました。大変だったけれど、何かを本気で目指すという経験ができたことは、自分にとって大きな財産です」
アメリカでの学び:壁を乗り越えて
Orange Coast Collegeでは、数学以外の授業で人の3倍以上の時間がかかったという黒井さん。特に「Political Science(政治学)」の授業では、アメリカの政治に関する基礎知識を一から調べる必要があり、予習と復習に追われる毎日でした。
それでも、学校全体で10名しか選ばれないStudent Governmentの代表に選出され、カリフォルニア州中の学生リーダーが集まる研修に参加。「学びも多く、なにより食事がすごく美味しかったのが印象的でした(笑)」
コロナ禍で帰国を余儀なくされた時は不安に襲われましたが、「絶対大丈夫」と自分に言い聞かせ、インド映画のセリフ「All is well(きっとうまくいく)」という言葉に支えられて前を向き続けました。
「『日本文化を伝えたい』という今の活動の原点には、まさに留学中の経験が大きく影響しています。海外で生活する中で、日本の良さや独自性に改めて気づかされました」

これからの夢:おにぎりで世界平和を
「『日本といえばおにぎり』『おにぎりといえば黒井悠未』と、世界中で認識される存在になることが私の夢です」
おにぎりは、ヴィーガン・グルテンフリー・ハラールなど、さまざまな文化や宗教にも寄り添える可能性を持った食べ物。
「おにぎりを通じて世界中の人とつながり、国や文化を越えた対話のきっかけをつくっていきたい。『国際平和』というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、小さなおにぎりから笑顔を増やし、世界の平和につながる…そんな未来を本気で信じています」
今後は海外フランチャイズ展開も視野に入れ、世界で通用する”おにぎりタレント”を目指しています。

高校生・保護者の皆さんへのメッセージ
「人と違うことをするのは、怖くてリスクもあります。私が海外の大学に進学したいと伝えたときは、多くの人から反対され、説得するのに半年もかかりました。今の活動も、楽しいだけではいかないことも”たま〜に”あります(笑)。
人と違うことをするとき、1番大切なのは『自分で決めること』だと思います。この先の道、何か辛いことがあっても大変でも、それは自分で決めたことだからと腹を括る。そして自分の望む未来を掴み取ってください!!」
【プロフィール】
黒井悠未(くろい ゆうみ) NIC東京校 第31期生
Orange Coast College コンピューターサイエンス学部 2022年卒業
現在:個人事業主(タレント)として活動。”おにぎりタレント”という肩書きで、おにぎりやお米など日本の食文化を発信。2025年3月末から浅草で週末限定のおにぎり屋を営みながら、イベントでの『出張おにぎり』も展開。海外フランチャイズ展開を視野に入れ、「日本といえばおにぎり」「おにぎりといえば黒井悠未」と世界中で認識される存在を目指している。
コンピューターサイエンスを学んだ学生が、”おにぎりタレント”に。一見すると意外な転身かもしれません。しかし、留学で得た「日本の魅力を世界に伝えたい」という想いが、彼女を突き動かしています。小さなおにぎりから世界平和へ。黒井さんの挑戦は、これからも続きます。

