世界の名門UC Berkeleyで環境経済学を学ぶ。- 挫折や失敗は、新たな目標を見つける希望の光!

山中 祐樹さん (やまなか ゆうき)

University of California, BerkeleyBS in Environmental Economics

NIC東京校 第32期生 / 東京都・淑徳高等学校出身

2024年6月 卒業予定

目次

そもそも英語が一番の苦手科目だった。

大学受験に失敗をして数年、自分の好きなことだけをして暮らしていました。しかし、いつまでもこのような生活をしていてはいけないと思い、まずは大学受験で一番足を引っ張っていた英語の勉強を始めることにしました。そんな時に、たまたまNICを見つけました。

NICに通うことで本当に留学できるか半信半疑でしたが、NICに通い始め、英語の勉強をしていく中で自分の中でも留学を意識するようになり、英語の勉強を進めていきました。

最初の頃は、慣れない英語にとても苦労しました。そもそも英語が一番の苦手科目だったことに加えて、リスニング能力が致命的だったので、先生が言っていることに対して、実際に質問できるようになるまで、とても苦労しました。正直なところ、毎日が辛かったです。週末が来ることに対する満足感は、それまでの学生生活の中で一番感じていました。

そんな中でもクラスのみんなと週末にご飯を食べたりしたことや、学期末にはみんなで遊びに行ったりしたことは良い思い出です。NICで仲の良かった人たちとは、留学先の国が違ったとしてもたまに連絡を取り、近況を報告したりしています。

挫折や失敗は新たな目標で乗り越えられる

私はコロナの影響で、アメリカに来てからまだ一年ほどしか経っていません。コミカレ(2年制大学)の授業は、ほとんど日本からオンラインで受講していました。ただ、オンラインでの授業は、私たち生徒だけではなく先生たちも初めてのことで、なかなかうまくいっていないこともありました。

時差があったことが一番辛かったことかもしれません。アメリカに行ってからは身の回りのことは、自分で全てしなければなりません。慣れるまでの生活のリズムを掴むまでは何かわからない不安を感じていることもありました。

NICに入ってから、実際に挫折を感じたことはありません。私の場合は、NIC入学前の日本の大学受験の失敗の方が大きな挫折を感じたからです。高校の先生からも、予備校の先生からもお墨付きをもらっていたのにも関わらず、第一志望の大学にだけ合格できなかった時は、今まで感じたことのない感情を抱きました。

浪人しても、その結果が変わることはありませんでした。そして、一度あらゆることから距離を置き、物事を客観的に考えることを始めてみました。具体的には、10年後、20年後に日本が世界がどのようになっているのかを考えてみることにしました。正直、想像ができませんでしたが、世界をリードしている国がアメリカと中国であることは明確でした。

これまで日本から一回も出たことのなかった私は、漠然とアメリカに行ってみたいと考えるようになりました。そこから私の大雑把な未来のビジョンを考えていくことで、大学受験に失敗したことなどは考えなくなりました。むしろその未来に向けて、どのようにこれから生活するかを考えるようになりました。この経験から、挫折や失敗などは新たな目標を見つけることで、自然と気にならなくなり、そのうち過去の一つの思い出になることを学びました。

UCバークレー 大学生活 1瞬で分かる

親御さんはぜひお子様の背中を押してあげてください!

留学を考えている高校生の皆さんは、人生の大きな岐路に立っているところだと思います。日本にも素晴らしい大学はたくさんあります。しかし、それらの大学を選択せずにあえて海外の大学に行くことを選択しようとしています。

私の経験から一つ言えることは、英語ができるからといって留学が成功するわけではありません。私のNICの知り合いの中には英語の勉強だけしかしていない人も何人かいました。彼らは確かにNICでの成績も良く、周りから見ると優秀でした。しかしながら、彼ら全員が留学先で大きな成功を収めているわけではないみたいです。私は現在UC Berkeleyという世界でもトップに入る大学に通っていますが、決してNICでの成績は良かったわけではありません。

私が高校生の皆さんに伝えたいこと、それは英語の勉強も大切ですがそれ以外の一般教養もしっかりと身につけておくことが大切だということです。思わぬところで必要ではない思っていた知識が、役に立つことがあります。 保護者の皆様は、留学をしたいとお子様から相談されて悩んでいらっしゃる方も多いと思います。異国の地で一人で暮らすのは心配であったり、学費や生活費のことを考えるとなかなかお子様たちの意思を尊重することが難しいと思います。

正直、UCに編入してからの学費はびっくりするくらい高いです。私も親に申し訳ないと思いながら学費の連絡をしています。ですが、それだけの価値があると私は考えます。お子様から留学をする覚悟を感じ取ることができましたら、ぜひお子様の背中を押してあげてください。

【NICとはどんなところ?】→こちらをクリック☆ NIC International College in Japan 

*University of California, Berkeley カリフォルニア大学バークレー校

よかったらシェアしてね!
目次