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アスレティック・トレーナー

関場大輔
(第5期生)


東北楽天ゴールデンイーグルス
リハビリテーションコーディネーター/アスレティック・トレーナー

アラバマ大学人間環境科学部アスレティック・トレーナー科卒
University of Alabama, BS in Athletic Training

宮城県立泉松陵高等学校出身




◆大事なのは自己犠牲の精神

「この仕事は、とにかく人間関係なんです」
秋晴れのグラウンドで明快にそう語る関場さんは、さらにこう付け加えた。
「大事なのは自己犠牲の精神。主役は選手ですから、すべての都合を選手に合わせないとダメ。休みの日でも呼び出されることなんて当たり前の世界ですから。」
それでも楽しく仕事を続けられるのは、ここ地元・仙台で実現させたい夢があるからだ。

◆東北のスポーツ環境整備に向けて

「私は仙台のドクターやスポーツ関係者と連携して、もっと安全・快適に誰もがスポーツを楽しめる環境整備をしたいんです。留学前からアスレティック・トレーナーを目指したのも、そのためです。」
だからプロ球団が仙台に来ることが決まったときには小躍りした。
「やはりプロの世界で経験を積むことで、発言力が高まりますからね。本当にラッキーですよ。」

◆「人間関係」で切り開いた道

もちろんそのラックは向こうから勝手にやってきたものではない。
関場さんがこのチャンスを確実にモノにできているのは、大学時代から続く「人間関係」に他ならないのだ。
「いまの仕事は、元近鉄のトレーナーの方からの紹介なんですよ。
その方と知り合ったのは留学中で、ちょうど私のいた大学近くの病院でリハビリを学ばれていたんです。」
関場さんは大学卒業後、デトロイト・タイガースでの9ヶ月間のインターンを皮切りに、帰国後も銀行女子ソフトボール部、電力会社バスケットボール部で経験を積んできたが、すべてそれまでのコネクションから得た仕事。
まさに「人間関係」を大切にするからこそのキャリアである。

◆知識や技術と共に、人間としての大事な部分を学んできてほしい

いまイーグルスには10人のトレーナーが在籍するが、英語が出来るのは関場さんだけ。
やはり外国人選手からの信頼は高いという。
でもやはり一番求められるのは、技術もさることながら、コミュニケーション、人格、勤勉さなど、人と接するための能力だという関場さんから後輩へのメッセージ。
「留学することで、色々な国の人種や考え方、日本という国を外から見ることによって色々なことが学べると思います。知識や技術と共に、人間としての大事な部分を学んできてほしいと思いますね。」
選手のコンディショニングと怪我からの復帰をサポートすることに全力を注ぐ関場さん。
そこには留学で培った人間力が十二分に発揮されている。

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