英語の文法が多少間違っていても、全然通じるんだよ。
第13期生 内藤裕子さん
NIC入学当初、何よりもつらかったのは授業中の発言はすべて英語で行わなければならなかったこと。今思えば簡単なんですけどね・・・・。英語が苦手だった当時の私にとって、これ以 上の苦痛はありませんでした。「この文法は合ってるのかなぁ、発音は・・・・」なんて考えてしまい、授業中ほとんど発言できない日もあったくらいです。そんな私を見たある友人が「ワタシ、キノウ、キマシタ、トウキョウ」と、いきなり片言の日本語で話す外国人のモノマネを始めたんです。あまりにも突然のことだったので「ん?」と思っていると、「これでも裕子は理解できるでしょ。だから、私たちの英語の文法が多少間違っていても、全然通じるんだよ。」とひと言。そのアドバイスはもちろん、私を心配してくれた友人の気持ちがとてもうれしかった。それからは授業中だけでなく、放課後や休み時間に友人たちと英語だけで話すようにしたり、覚えたてのフレーズをその中で使ってみたり、とにかく積極的に英語に挑みました。
“まあ、ボディーランゲージとかで何とかなるだろう”なんて。でも全然何とかならなかったので(笑)。
第5期生 宇敷香子さん
<高校時代にホームステイしたとき・・・>見渡すと景色が全然違う。しかもどんどん日が落ちていく。もう途方に暮れてしまって。まわりには家も建物もなく、かすかにはるか遠く光が見えたので、歩いて行くと、そこは薬局でした。すがるような気持ちで持っていた「英会話ブック」を見せ、“私は迷いました”と伝えると、何だかいろいろ親切に言ってくれているのですが、話していることが全然わからない。そのとき身をもって“英語が話せないというのは、とても不便なこと”だと思いました。行く前は結構甘く見ていたんです。“まあ、ボディーランゲージとかで何とかなるだろう”なんて。でも全然何とかならなかったので(笑)。それで日本に戻ってすぐ英会話学校に通いました。
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単に授業や勉強のための英語ではなく、もっと根本的な、社会で生きていくためのコミュニケーションのようなものを、働きながら教わったのだと思います。
第6期生 尾崎由嘉さん
私がインターンとして通った施設は「ワイルドライフ・リハビリテーションセンター」でした。このセンターは怪我をした野生の動物を集め、治療をして野生に戻すところで、私は週に2回ほど通い、鳥や動物たちの世話を手伝っていました。ここで学んだのは、指示を待っていても、誰も何も与えてはくれないということです。自分からスタッフの人に働きかけていかないと、仕事にならない場所でしたから、自分には何ができるか、いまは何をすべきか、まずそれを考えることからはじまりました。単に授業や勉強のための英語ではなく、もっと根本的な、社会で生きていくためのコミュニケーションのようなものを、働きながら教わったのだと思います。
『私の意見でも聞いてくれるんだ』
第15期生 鉢嶺沙幸さん
「もうイヤでイヤでしょうがなかったんですけど、とりあえず最後までは頑張ろうと…。でもグループ・ディスカッションでは発言しないと落とされるのは分かってるのに、発言できなくて…。そんなとき、あまりに発言しないから当てられたんですね。しょうがなく自分の意見を言ってみたら、みんながうなづきながら聞いてくれる。『私の意見でも聞いてくれるんだ』と嬉しくなって、それ以来は少しずつですけど積極的になれました。」「100人もいる歴史のクラスで発言できたんです。発言した後に気付いて『あれー、私すごい』(笑)。」
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