【在校生の声】NICが、自由の国 アメリカ のようです。

佐藤 皓太郎 Kotaro Sato

高知県立嶺北高等学校出身

オランダ国立ライデン大学進学
Leiden University / International Relations and Organizations

僕は、他人と違うことがしたいという思いから偏差値で選ぶ高校受験を捨てました。当時、中学三年生に暮らしていた福岡県から高知県の山奥で3年間過ごすことを決めました。学力を上げることを目的に高校に入学したわけではありませんから、勉強はテストだけちょっと頑張って、それ以外の部活や生徒会活動、寮の運営などに全集中です。とにかく自分自身をよりMinorityに近づけるため、寮長や生徒会長をするだけではなく、大小関わらずイベントを開催してみたり、地域のなかで人脈を広げてみたりしました。結果、勉学では測れない非認知能力を上げることはできた一方、成績はあまりパッとせず、必死に勉強してテストを受ける大学受験という言葉は僕の頭の中に存在していませんでした。

偏差値で選ぶ大学受験を避けたかった僕にとって、海外大学という存在はいつしか僕の中で憧れ、夢、そしてあたりまえになっていました。ただ、三年間勉学に力を入れていなかった僕が海外大学に進学するということは何を意味するのか。理想と違って、ただの語学留学になるのではないか。冷静に当時の佐藤皓太郎を分析してみた結果、NICで現地の学生とできるだけ同じ土俵に立って入学式を迎えるのが最善の策であり、最も効率的な海外進学になると思いNICに進学を決意しました。

NICでは、基本、毎日出される宿題を終わらせることを目標に頑張ってます。宿題の種類は先生によって異なり、様々です。基本的な教科書の文章を読んで教科書の問題に答えたり、150〜1500字のWritingをしたりすることはどの先生にも共通しています。それに加え、本を読んでそのSummaryを書く、毎日最低15〜30分の英語の動画を見る、グループでDiscussionをするなどユニークな課題が出てきます。丁寧になったらその分授業の理解度が高まり、テスト勉強もスムーズにいくので、それが日々のやりがいになってると思います。

自分は何が好きで何が嫌いなのか、何ができて何ができないのか、ありのままの自分を知ることができたと思います。NICでは高校生から仕事をリタイアして再度大学進学に挑戦する人など普段一緒に勉強しないであろう人たちと1年を共に過ごします。例えば、偏差値70の高校を卒業して来た人、彼女はボールと言い張るほどのサッカー少年、余裕の笑みでクラス1位をとる高校部生、150人の前で一発芸をする人などなど。だからこそ自分が何をやっても基本浮くことがなく、自分をありったけ解放できる気がします。まるでそこは自由の国アメリカのようです!

今は環境問題(特にエネルギー系)に興味があります。NewsPicksという動画配信アプリ内で「地球極限GREENイノベーションジャーニー」という番組を見て、環境保全先進国のヨーロッパで行われている規格外の活動に驚愕しました。ヨーロッパに住みながら世界の最先端は環境保全に対してどう取り組んでいるのかを肌で感じつつ、世界の国々・組織の関係性、またそこから起因する国際問題(特に環境問題)についてを大学で学ぶ予定です。とりあえず今は将来の職業は深く考えず、自分の興味あることをとことん突き詰めようっと思っています!

読者へのメッセージ

人生をいかにMinorityで生きていくかが、人生の面白さだと思っています。誰もやったことのない、一般的じゃないことを極めたからこそ不確実な国際社会で求められる人材になれるのだと思います。海外挑戦もその1つで、まだ日本では人気の選択肢ではないからこそ、それだけの価値があるはずです。みんなやらないから怖いのではなく、みんながやらないからこそ希少価値のある幻の原石なんだという心持ちでがんばってください!

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