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#1庄司 佳那葉さん

ジョージア工科大学

工学部環境工学科

Georgia Institute of Technology
BS in Environment Engineering
*現在シンガポール国立大学に交換留学中
Semester Abroad at National University of Singapore
東京農業大学第一高等学校出身
NIC東京校 第26期生

ShojiKanaha

Kanahaさんの原動力は?

悩む前に行動!

夢だった事を、現実にさせてくれている親や友達のサポートに感謝しながら、
その場その場を大切に、自分がやれることをコツコツと。

「挑戦する」勇気を育ててくれたNIC

1学期はHADというクラスからスタートして、2学期からはアカデミックと呼ばれるクラスで、1学期あたり4クラス履修していました。なので、NICを修了した時にはアメリカの大学の24単位を履修できていました。私の場合、アメリカに単位を移行しやすいクラスというよりも、ちょっと変わっていて面白そうなクラス、興味のあるクラスを意識的に取っていました。例えば、Music Theoryというクラスですが、クラスのテストが自作の曲をみんなの前で発表するという(笑)、とてもクリエイティブなクラスで、音楽について基礎から学べるとても面白いクラスでした。

私がNICに入学して一番変わったことは、強いて言うと”挑戦力”というか何にでも挑戦する勇気を得られたことだと思います。NICでたくさんのUniqueな仲間に出会い、堂々と将来の夢を語っているみんなの姿を見たり、聞いたこともない場所や大学に留学したいという話を聞いたりしているうちに、”自分ももっと色々なことをしてみたい!”と思うようになりました。人と違うことに挑戦することの大切さを学べたことは素晴らしい体験でした。それが、今の私の留学生活にもとても影響していると思います。

多忙なNIC生活の中で、心がけたことのひとつは、勉強する時間以外に自分の時間を作ることです。私の場合、3歳からバイオリンをしているのですが、NIC時代は、バイオリンをNICの友達と一緒に弾いて気分転換したり、Outing(研修旅行)の時にディズニーやジブリの曲をみんなの前で発表したりもしました。どれも良い思い出です。

My Mission 第26期生より(写真左)

バイオリンが留学生活を豊かに

留学してからも、バイオリンは続けていて、ジョージアでは地元の楽団に入っていますし、現在シンガポール国立大学のオーケストラにも所属しています。

一昨年の夏は、指揮者のワークショップのアシスタントとして、チェコに行きました。高校時代の交換留学の際に、お世話になったアメリカ在住のホストファザーがたまたま地元の楽団員の指揮者をしていて、”一緒にチェコに来て指揮者のワークショップを手伝ってくれないか”ということで、楽団の予定を組んだりコンサートのビデオ撮影をしたりなど、海外のプロの楽団と世界中から集まった指揮者達と一緒にお仕事をすることが出来ました。これも、バイオリンを続けていたおかげです。

短期留学より本物の留学をしたかった。

高校生の時に、アメリカのコロラド州に10ヶ月間ホームステイの短期留学をしました。それにより、海外に行くことへの恐怖心は減り、良い経験でしたが、海外でしっかり勉強するというよりかは異文化を体験するぐらいのもので終わってしまいました。

その後、高校卒業が近づくと共に、将来の進路を考える時期になり、初めは日本の大学で、国際的・グローバルな考え方を強く持っている大学を探していました。ですが、そういった大学は、文系が主であったり、説明会では“生徒は1年間の留学時に一番成長します。”という話を聞いたりするうちに、ならば直接海外の大学に進学した方が良いのではと思い始めたんです。

そんな時に、知ったのがNICでした。日本の大学と根本的に違って、学生に変わってもらいたい、勉強してもらいたいという熱量がすごくて。。。そういうNICの姿勢に”いいなー”と共感し、入学を決めました。また、NICは1年という期間が決まっているので、勉強しながら本当にやりたいことを探せる時間があるという事もとても魅力的でした。

環境工学で全米第4位、世界第13位の超名門大学*

今私が勉強している環境工学は、簡単に説明すると、例えばみなさんの生活に不可欠な水とか空気とか、そういった環境を取り巻くものを改善していく学問です。環境学とは異なり、環境についての知識を通して実際の解決策まで考えるのが特徴です。環境工学ですが、実は化学の勉強がとても大切なんです。というのも水とか空気などは小さな化学物質からできているので、改善するためにはまず、どの化学物質が実際に有害になっているのか断定しなくてはなりません。その他、物理や数学など履修しているクラスの種類は多岐に渡ります。

講義の他に、毎週ラボという研究のクラスが大体3時間程あったりもします。教授からの指示書に沿って2人〜4人くらいのグループの仲間たちと一緒に研究を進めていくといった感じです。研究をしている仲間たちとの思い出は多く、地味ですが、実験で液体をちょっとずつ入れて、液体を入れすぎて色が変化してしまったのでやり直ししなきゃー!とか(笑)。。みんなでコツコツ研究を進めていくことで、絆が深まります。

私がジョージア工科大学で環境工学を勉強してよかったなと思うことは、やはり学生の学ぶことに対するモチベーションがとても高いことです。研究にとても力を入れている大学なので、アメリカの地元の企業がきて説明会が開かれることや、他の大学との研究イベント、工学の研究分野で活躍している方の講演なども多いです。そういう勉強に活気のある大学で、世界中から集まる学生と学べ、本当に充実しています。現在は、シンガポール国立大学に今年5月まで交換留学中で、去年は、7月から11月までオーストラリアにあるニューサウスウェールズ大学に交換留学していました。こういった交換留学の機会があるのも、私の大学の魅力かなと思います。交換留学終了後は、ジョージア工科大学に戻って2018年の春に卒業予定です。

去年の夏には、アフリカ、ガーナでのリーダーシッププログラムに参加しました。Engineers for a Sustainable Word (ESW)という大学のプログラムを通して知った、SAHA Globalという団体と共に、ジュククという小さな村で水質を改善するシステム、そしてそれを持続可能にする為のビジネスを、現地の人と共に起業してきました。泥水で出来た大きな水たまりのようなものが唯一の水源というその村で、そのビジネスにより、泥水を安全な飲料水へと変え、きれいな水が村の人々に行き届くようになりました。その様子に、みな、”ありがとう。ありがとう。”と喜んでくれました。発展途上国の環境を実際に目の当たりにし、現地の人たちと一緒に、必死に村の為に働くとても良い経験となりました。ですが、そういった現地の人々の姿を見て、私は逆に自分の中でしっくりこないというか、本当に私は彼らを幸せにしているのかなと悩んでしまいました。彼らは、ガーナの小さな村で生まれ育ち、あたり前に育ってきた環境を私たちが勝手に変えているのでは、と思いました。衛生面がなっていなく、汚染水のみで過ごす環境に慣れているから改善しなくていいということではなく、私たちの勝手な改善は彼らに本当の幸せを与えているのかなと不安になったんです。改善したところで、彼らはその環境から動かないし、動きたくないわけで。結局、私達が自分の達成感の為に動いているだけで、本当に村の人に望まれた役目を果たせていないのではないかと思ったりもしました。

College Ranking 2017 US News & World Reports および World University Ranking 2017 Times Higher Educationより

世界5大陸を渡って学ぶ。

国連に関連した仕事に就くことが夢で、発展途上国の環境改善に興味がありました。ですが、その経験から、今は他の環境の方が自分にあっているのではと考えています。現在は、授業で学んでいること、今まで行ってきた研究内容、また世界で問題になっていることなどに目を向け、自分は世の中の為に何が出来るか、将来、自分は何をしたいのかということをもっと具体的にしていきたいと思っています。国連やそれに関連した国際機関で働きたいという気持ちは変わらなく、そのためにも、将来的にはまず大学院に進みたいです。

アメリカにチェコ、ガーナ、オーストラリア、シンガポールと環境や価値観が全く違う場所に身を置くことで、様々な人と出会い、文化にふれ、今まで、色々な経験をさせてもらいました。辛いことも多いけど、こうして自分が今やれていること、囲まれている環境、本当に素晴らしい機会を与えてもらっています。これを当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを忘れずに、今は、何事にも一生懸命に取り組むことで少しでも周りに恩返しが出来ればいいな、、、なんて。卒業までもう少しですが、こうして夢だったことを現実にさせてくれている親や友達のサポートに感謝しながら、その場その場を大切に、自分がやれることをコツコツとやっていきたいと思っています。悩む前に行動することで、今までも道が必ず開けてきたので。

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