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#8大谷 佳菜子さん

カリフォルニア州立大学チコ校

コミュニケーション学部(副専攻: ジャーナリズム)(2018年5月卒業予定)

California State University, Chico
Bachelor of Arts in Communication (Communication and Public Affairs) & Minor in Journalism (Public Relations Pattern)
近畿大学附属東広島高校 ( 現: 近畿大学附属広島高校東広島校) 出身
NIC大阪校 第2期生

OtaniKanako

Kanakoさんの原動力は?

周りの人たちのサポート。

素敵な人たちに囲まれているからこそ、
私はどんな逆境にも負けずに頑張れるのだと思います。

「変人くんが当たり前」のNIC

現在カリフォルニア州立大学チコ校(CSUC)で、コミュニケーション学を学んでいます。コミュニケーション学は学べる分野が幅広く、スピーチやディベートから異文化コミュニケーション・組織内コミュニケーション・対人コミュニケーション、そしてマスメディアについてまで学ぶことができます。授業に加えて、私は大学のスピーチ&ディベートのチームに入学当初から所属していて、普段は主にサンフランシスコベイエリア周辺の大会に参加しています。
スピーチだけでもいろいろな種目があり、今年度私は主にPersuasive Speech、Informative Speech、 Impromptu Speechをしています。そして今年度からディベートにも挑戦しています。特にImpromptu Speechでは、題目を渡されてから2分で5分間のスピーチを即興で考えてから話すのですが、昨年度はノービスセクションで2位に入ることができました。最近では、1年以上の大会経験を持つ出場者が対象のオープンセクションで3部門で入賞することもできました。昨年度初めてナショナルトーナメントに大学代表として出場させていただき、今年も同じナショナルトーナメントに出場する予定です。

私はもともと海外の大学に興味は無く、「NICに入ること」が私の夢でした。きっかけは、説明会の後に頂いた廣田先生がNICについて書かれた本を読んだことです。その中にNICでは「変人くんが当たり前」という言葉が出てくるのですが、幼いころからずっと変人扱いしかされてこなかった私にとってその言葉は救いになりました。NICに入る前は人間関係が思うようにいかないことが多々あり、また昔から考えや行動が周りと明らかに違い周りからどうしても浮いてしまう自分にいらだつことも多く、自分は何か知的な障害があるのではないかと悩んだ時期もありました。しかし、その本を読んだ瞬間に「海外進学とかどうでもいい!NICに行ったら私の人生が変わるんだ!」と思い、NICに入学しました。
しかし、NICで勉強しているうちに、海外の大学でBA(文学士号)をまずは取得しないと就職もままならないことに気づき、海外進学することを決意して一生懸命勉強しました。NICに入ったことは、私を大きく変えることになった一番のきっかけです。NICの独特の雰囲気やきつい宿題に揉まれているうちに、気がついたらここまで辿り着いていました。アメリカで生活していて気付いたのですが、あの「変人くんが当たり前」という言葉は本当でした。アメリカの人たちは自分の個性やアイデンティティーを大切にして、特に先日チームメイトが“We are not WEIRD. We are UNIQUE.” (「僕たちは『変わっている』んじゃなくて、『個性的』なんだ。」)と言っていたことがとても印象に残っています。

「NICに入ること」が夢だった。

NIC在学中、2学期と3学期にAcademic(一般教養課程)のクラスを履修することができました。特に苦戦したのは、3学期に履修したAnthropology(人類学)のクラスです。もともと本を読むことが苦手な私にとって、Anthropologyのクラスはリーディングの課題が多く苦戦しました。また、自分の意見を発言しても先生が求めていたことと違うことも多く、先生の厳しさに少し戸惑いました。しかし、期末のプレゼンテーションで日本の「忌み言葉」について発表した時、あれほど厳しかった先生に初めて褒められ、クラスメイトにもプレゼンの内容を褒められたことがとても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。

私の原動力は私の周りの人たちです。特に、スピーチ&ディベートチームの仲間にはとても感謝しています。月に1、2回は、週末にチームメイトと大会に出場して時間を過ごし、今までアメリカの色々なところで一緒に戦ってきました。時間を共に過ごす中で、私というチーム唯一の留学生の状況を理解してくれて、いつも「外国から来たお客様」ではなく「1人のチームメイト」として接してくれます。チームのコーチの先生方は、毎週必ず私のスピーチ内容を確認したり、英語の発音の練習に付き合ってくれます。このような素敵な人たちに囲まれているからこそ、私はどんな逆境でもめげずに頑張れるのだと思います。

スピーチ・ディベート・演劇など、今まで私が打ち込んできたことはどうしても言葉を使うことが避けられませんでした。正直、言語や文化の壁に何度も直面し「この道であっているのかな?」と悩むこともあり、たまにアメリカ人学生とスピーチやディベートで同等に競争できないことにいらだちを感じたこともあります。しかし何度も悩んでいるうちに、私はこのような壁は避けられないということに気づき、それならばアメリカ人が使う主流の道を行くのではなく、自分のやり方で勝負するしかないと思いました。例えば、日本人とアメリカ人の文化や価値観は異なるので、私が今まで日本で経験したことや日本人から見たアメリカについて話すだけで、アメリカ人が思いつかないような意見を言うことができます。今では自分ができないことを自分ができることで補うことが日常茶飯事です。

思えば小学生の頃から大勢の人前に立って話すことやパフォーマンスをすることが大好きでした。しかしその反面、高学年になるにつれ人と関わることが苦手になり、気づけば1人でいることが多くなりました。当初は自分が苦手なコミュニケーション能力を磨くためにコミュニケーション学を専攻することに決めましたが、気づけば自分が大好きだったこと:大勢の人前に立って話すことに没頭している自分がいました。コミュニケーション学の授業や大会を通して、私たちが普段何気なく使用している言葉には大きな力があることに気づきました。言葉は人を感動させたり、笑わせたり、共感を示したり、また時には傷つけたりすることもできます。私はあと1年で大学を卒業しますが、残り少ない大学生活で少しでも多くの人たちに私のスピーチを楽しんでもらうことが私の目標です。どのような職業に就くかはまだ決めていませんが、私は将来、今までチームなどで学んだことを活かし言葉で気持ちを伝える手伝いができるような仕事に就きたいと思います。

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